【投稿済み】『海を見せたくて』

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - 海を見せたくて
著者: ©︎izumi_sngw
作成年: 2020

SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181内の低脅威度物品ロッカーに収容してください。インターネットを24時間監視し、SCP-XXX-JPに関連する記述が発見され次第、送信場所を特定の上SCP-XXX-JPの回収を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは、プラスチック製のシュノーケリングゴーグルです。SCP-XXX-JPは、後述する異常性を除き、一般的なゴーグルと異なる点はありません。

SCP-XXX-JPは、ゴーグルを着用した人物(以下、着用者)が水中に全身を潜らせた際に異常性を発現させます。着用者は水中に全身を潜らせて10秒後に、所在地不明の海(以下、SCP-XXX-JP-A)に瞬間移動します。この時、SCP-XXX-JP-Aのポータルとなりうるのは、1317サイズのユニットバス¹よりも小さな浴槽に限られています。海の中で着用者は自由に行動することが可能です。また、SCP-XXX-JP-A内では水圧が比較的低くなっていることから、海中で耳抜きを行わずとも泳ぐことが可能です。

海中から元の場所へ戻る方法は、海面に体の一部を出すことのみであることが判明しています。着用者がSCP-XXX-JP-A内でSCP-XXX-JPを外したとしても元のポータルに戻ることはできませんが、SCP-XXX-JPを外した状態であっても先述の方法で戻ることが可能です。SCP-XXX-JP-A内に滞在できる時間に限度はないとみられています。ただし、SCP-XXX-JP-A内で経過した時間にかかわらず、SCP-XXX-JPを着用してポータルに潜ってから、元の場所へ出てくるまでに経過する時間は常に10分です。

SCP-XXX-JP-A内は生物が存在していません。財団の調査の結果、SCP-XXX-JP-Aは水面、底面を除く四方が透明な障壁で囲まれており、その領域は100m×100mであることが判明しています。また、障壁の向こう側はSCP-XXX-JP-Aと同様、海が続いているように見えるため、この障壁を目視で区別することはできません。

SCP-XXX-JP-A内での視界

SCP-XXX-JP-A内は比較的暗く、視程は約30cmとなっています。また、SCP-XXX-JP-A内は先述の通り地面が見えず周囲にランドマークとなるものが存在しません。このため、着用者は空間識失調²を発生させ、上下左右の判別がつかない状態に陥ります。加えて、着用者はSCP-XXX-JP-A内に移動した際、水面からの深さ約100mの地点に、頭を水底、足を水面に向けた状態で出現します。以上のことから、着用者は事前の説明および適切な装備がなければ水面まで自力で上がることができず、水死する結果となります。水死をした着用者は一旦水底に沈みますが、死後体内で発生する腐敗ガスの影響で浮上します。結果として、着用者は水面まで浮上し元のポータルへと戻ります。

発見経緯: SCP-XXX-JPは山形県中山町のY氏宅の浴室で初めて発見されました。発見当日、Y氏から「息子の様子を見に行ったら腐敗死体があった」と通報を受け、財団職員が現場に急行しました。到着時浴槽には、SCP-XXX-JPを着用した遺体が背中を水面に向けた状態で浮かんでいました。遺体は腐敗ガスの影響で容貌が大きく変わっており、身元の特定が非常に困難でしたが、検査の結果Y氏の息子であることが判明しています。

事件当日、Y氏は遺体が発見される約15分前までY氏の息子と浴室に入っており、Y氏の息子は水に潜る練習をするために浴室に残っていたと証言しています。当該事案は事故として処理され、Y氏は記憶処理の上、通常の生活に復帰させています。

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補遺: SCP-XXX-JPの制作者が██氏であることが判明しました。██氏はAnomalousアイテム³を制作し頒布している人物として、SCP-XXX-JP発見の8ヶ月前に財団によって確保、拘束されていました。以下は、██氏に行われたインタビュー内容です。

対象: ██氏

インタビュアー: エージェント・千堂

<録音開始>

エージェント・千堂: 今回はこちらについていくつかお伺いさせていただきます。

██氏: あーこれね。凄いでしょ、これ。

エージェント・千堂: それはどのような意味で仰ってますか？

██氏: 言葉通りだよ。凄いものを作ったでしょ、俺。

エージェント・千堂: 少なくともこれを堂々と自慢するあなたの意図が、私には分かりかねます。

██氏: なんだよ、自分たちの思う正しさから外れてるものは、何が何でも駄目というのかい、財団さんはよ。

エージェント・千堂: これでお子さんが何人も亡くなっているのですよ。その中で…

██氏: ちょっと待てどういうことだ。これは安全を考慮して作ったはずだ。そんなことはありえない。

エージェント・千堂: あなたと私との間で認識の齟齬がありそうですね。どのような意図でこちらを作成されたのか教えてください。

██氏: 分かった。あんたは子供の頃海を見たことあるか。

エージェント・千堂: ええ。

██氏: そうか、俺はなかったんだ。うちは金も無かったし両親は常に忙しくて俺を海に連れていく余裕など無かった。別にその事で親を恨む気は毛頭ない。ただ、友人たちが海の話をしているところに一度も交ざれなかったし、夏の間ずっと家に居なければならなかったのはつらかった。今のご時世、俺みたいな子供は少なくなっただろうが、まだまだ沢山いると俺は思っている。だから俺は誰でも手軽に海に行ける便利グッズとしてこれを作った。

[数秒目をつぶる]

██氏: 危険な生物のいないところを見つけて海水浴場を作った。イメージは南の島の無人島。出入り口は海水浴場の上空に設置した。上空から宇宙遊泳のようにゆっくり海水浴場に到達することができるように重力を調整してな。そんで、帰りは強くジャンプすれば宙に浮いて出口までゆっくりと上がっていける。海も空も泳げる場所というわけだ。なんか、そういうの楽しそうで良いだろ？

エージェント・千堂: あくまで善意で作ったと言うことですか。

██氏: ああ。実際、これを使った子たちから感謝されることも多かった。なあ子供たちは何が原因で死んだんだ……

[担当に確認を取る。SCP-XXX-JP-A内の状況を伝える許可が出る]

エージェント・千堂: 現在、ゴーグルを使用すると水深100mほどの位置に出現します。あなたの仰る出入り口は水面になっています。水面まで100mもあるため大抵の方は……

██氏: ありえない……そもそもあそこには俺が捕まっても大丈夫なように、俺とは別の奴がいる。毎日とまでは行かないが点検もしてもらっている。あいつは信頼できる奴だ、そんなことが起きるはずが。

[██氏が頭を抱える]

██氏: なあ、あの海に行かせてくれないか。自分の手で何とかしたい。変なアイテムを作ってたのも何か便利なものを作りたかっただけだし、このゴーグルも何か特別なことをしたかったわけではなかったんだ。俺はただみんなに海を、海を見せたかっただけなんだよ……

<記録終了>

追記: ██氏の申し出は棄却されています。また、██氏のインタビューの後、██氏の証言と販売リストを元にSCP-XXX-JP全██点の回収が完了しています。

インタビュー後に調査を行ったところ、SCP-XXX-JP-A水深300mの地点に海水浴場が発見されました。海水浴場には建造物が存在していますが、1室を除き海水が完全に浸水した状態となっています。建造物の地下1階部分には██氏の証言通り重力調整装置が存在していました。重力調整装置は現在も誤作動を起こしており、██氏の設定よりも大幅に弱くなっていることが判明しています。これに伴いSCP-XXX-JP-A内の海水面が大幅に上昇し、現在の状態になったものとみられています。

地下2階には空気圧によって扉の開かない部屋が1室確認されています。レーダーによる簡易調査の結果、室内に成人男性の遺体が存在していることが確認されています。遺体には両手握りこぶしからの出血の他、多数の傷が確認されていますが、死因は酸素不足による窒息死あるいはショック死であることがわかっています。

SCP-XXX-JP-A内の重力を正常に戻す試みは、SCP-XXX-JP-A内の重力を戻すことで発生するリスクが予測できないこと、単に重力を戻す必要性が低いと判断されたことから今後も行われる予定はありません。また、遺体の回収も必要性が低いとの理由で行われないことが決定しています。

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【画像出典】

ゴーグル

ソース: https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF-%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%8D-1562705/45430/
ライセンス: CC0

タイトル: 不明
著作権者: Didgeman
公開年: 2016年
補足: 独自ライセンス『Pixabay License』移行(2019年1月)前にアップロードされていた画像の為、CC0が適用されています。

視界

ソース: https://pxhere.com/ja/photo/104189
ライセンス: PD

タイトル: 不明
著作権者: 不明
公開年: 2016年
補足:

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タグ: scp scp-jp 道具 移動 瞬間移動 ポータル

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+ 一応作ったゴーグルのチラシ

SCP-XXX-JPは現在までに24体発見されています。発見場所には、商品紹介用のチラシと思われる以下の文書が発見されることがあります。

どこでもマリンゴーグル

夏休み…海で泳ぎたいけどパパやママがいそがしくて連れて行ってもらえない…
そんなきみたちのために作ったのが、このどこでもマリンゴーグル！！

使い方はこのゴーグルをかけてお風呂にもぐるだけ。するときみたちは南の島の上空に移動できるよ！
上空から島に向かって空を泳いでいこう！！
もどりたくなったら強くジャンプだ！！気が付いたら元の場所に戻れるよ！！
プールや川みたいな広い所で使ってもふつうのゴーグルだから注意してね！！

どこでもマリンゴーグルを着けてみんなも南の島で遊ぼう！！

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保護者の皆様へ
この度は、弊商品「どこでもマリンゴーグル」をお求め頂き誠にありがとうございます。
この商品は、海を見たくても見に行けないお子様、お仕事で忙しくお子様へ海を見せてあげられない保護者の皆様のために制作いたしました。

上記の通り、こちらを着用し浴槽に全身を浸けることで広大な海を体験することができます。
特別な機器は必要なく、別料金もかかりません。

どこでもマリンゴーグルによって、保護者の皆様の経済的・精神的な負担が取り払われることを制作者一同祈っております。

※本製品は、現在までに着用者から直接のクレームを一切頂いていない製品です。ご安心してお使いください。

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発見経緯(ボツ予定)

今回はこちらについていくつかお伺いさせていただきます。

あーこれね。凄いでしょ、これ。

それはどのような意味で仰ってますか？

言葉通りだよ。凄いものを作ったでしょ、俺。

少なくともこれを堂々と自慢するあなたの意図が、私には分かりかねています。

なんだよ、自分たちの思う正しさから外れてるものは、何が何でも駄目というのかい、財団さんは。

これで人が何人も亡くなっているのですよ。その中で…

……どういうことだ。誰も溺れないように安全を考慮して作ったはずだ。そんなことはありえない。

あなたと私とで認識の齟齬がありそうですね。どのような意図でこちらを作成されたか教えてください。

…あんたは子供の頃海を見たことあるか。

あります。

俺はなかった。うちは金もなかったし両親は常に忙しくて俺を海に連れていく余裕など無かった。そんな子たちは今でも沢山いるはずだ。だから俺はこれを、誰でも手軽に海に行ける便利グッズとしてこれを作った。

[数秒目をつぶる]

場所は言えないが、重力が弱く、危険な生物のいないところを見つけて、海水浴場を作った。重力が弱い場所を選んだのは空中遊泳ができると楽しそうだからだ。出入り口を海水浴場の上空に設置し、上空からゆっくり海水浴場に到達ことができる。そんで、帰りは強くジャンプすれば宙に浮いて出口までゆっくりと上がっていける。海も空も泳げる。なんか、そういうのがあると楽しいかなと思って。

あくまで善意で作ったと言うことですか。

ああ。なあ子どもたちは何が原因で死んだんだ……できることなら

残念ながらまだあなたにお教えすることはできません。

そんな……俺はただみんなに海を、海を見せたかっただけなんだよ……

<記録終了>

追記調査の結果、SCP-XXX-JP-A地下に設置された重力調整装置が誤作動を起こし、一時的に強い重力が発生していることが判明しました。これに伴い大規模な地盤沈下が発生し、SCP-XXX-JP-A内の海水面が大幅に上昇したものとみられています。

発見経緯: SCP-XXX-JPは山形県のY氏邸にて初めて発見されました。

Y氏邸ではSCP-XXX-JPを着用した遺体(SCP-XXX-JP-1)が発見されました。SCP-XXX-JP-1は全身に傷や打撲痕が多数見られたことから、当初Y氏による殺人の線で調査が行われていました。

しかし、Y氏がSCP-XXX-JP-1と全く面識がないこと、Y氏がSCP-XXX-JP-1が発見される約15分前の21:25ごろまでY氏の息子(SCP-XXX-JP-2)と浴室に入っていたと証言していること、SCP-XXX-JP-2の所在が明らかになっていないことから、何らかの異常現象に巻き込まれた可能性も考慮した上で調査がなされました。

SCP-XXX-JP-1は腐敗ガスの影響で容貌が大きく変わっており、身元の特定が非常に困難でしたが、DNA検査等の結果、茨城県に在住するF氏の息子であることが判明しました。

財団職員によって、F氏宅での捜索が開始され、浴室からSCP-XXX-JPを着用したSCP-XXX-JP-2の遺体が発見されました。捜索時F氏は不在でしたが、捜索から17時間後に自宅へ帰宅した所を確保し、即時インタビューが行われました。

対象: F氏

インタビュアー: エージェント・千堂

<録音開始>

[重要度が低いため割愛]

F氏: おい、急に俺をとっ捕まえてどうする気だ！

エージェント・千堂: > 単刀直入に言います、あなたのご自宅から児童の水死体が発見されました。なので、この件について詳しく聞かせていただいています。

F氏: なんだい、俺の息子は消えたと思ったら、おっ死んじまったってたんか！おいおい、それなら早く会わせろや！

エージェント・千堂: できません、それにあなたの家から見つかったのは息子さんではなく別の方です。

F氏: 意味わかんねえこと言うな？

エージェント・千堂: この方に見覚えは？

[SCP-XXX-JP-2の写真を見せる]

F氏: なんだこのガキ、見たこともねえよ？

[計器を確認。F氏は嘘をついていないことが分かる。]

エージェント・千堂: 昨日あなたが何をしていたか教えてください。

F氏: なんだいなんだい、当てが外れた見てえな顔しやがって、ははは。あー分かった分かった、ちゃんと話すから睨むなや。昨日はなー、息子が泳げないからプールで練習をしたいって言ってきたからそいつに付き合ってたよ。息子はあの歳で泳げねえし、そのくせしてプールにつれてけだなんて贅沢なことほざくから頭にきてな。風呂場に連れてって泳ぎの練習をさせてたさ。よくやるだろ、頭掴んで水にブチ込んで水に馴れさせるアレ、アレをやってやってたさ。弱音吐くようなら指導をしながらな。お前が泳げるようになりたいって言ったんだろってな。

エージェント・千堂: あなたの息子さんはアザだらけでしたが、その指導とは関係がありますか？

F氏: あるある、俺んちは昔っから鉄拳制裁だったからねえ、俺の爺さんの時からこれがうちのやり方よ、文句でもあんのか！ってかなんだよ、息子いるなら会わせろや。無事ならばまずさー、ちゃーんと親に会わせるのが礼儀ってもんじゃねえの？

エージェント・千堂: それはインタビューの後になります。昨日の話を続けてください。

F氏: おーおっかねえ姉ちゃんだ。ま、大体2時間位したら気が済んだから、あいつの好きなようにさせてやったさ。その時、「次までに泳げるようにしないと承知しねえぞ」って言ったから、その後もあいつは練習してた見てえだけどな。

エージェント・千堂: あなたは息子さんが消えたと言ってましたが、消えたのはその時ですか？

F氏: ちげえな、俺はあの後あいつに買い物に行かせてるからな。

エージェント・千堂: では、息子さんが消えたときのことを教えてください。

F氏: 飯食った後だったかなー、あいつがなんか謝ってきたんだよ。

エージェント・千堂: 続けてください、

F氏: なんか海に潜るための眼鏡みたいなやつ持ってきて、「泳げなくてごめんなさい、これ貰ったから、これで泳げるように練習する。頑張る。」みたいなこと言ってたかな。まあ、タダだったみたいだし、俺もそん時は機嫌良かったから、適当に頑張れとか言って追い払ったけどな。

エージェント・千堂: そのゴーグルはこのようなゴーグルでしたか？

[SCP-XXX-JPの写真を見せる。]

F氏: あーこんなんだったわ、端が青かったのは覚えてるわ。んで、そのままあいつは風呂場に入っていったから練習でもしてたんじゃねえか。ただ、数分したら音がしなくなったから様子を見に行ったら、風呂場に誰も居なくてよ。居ねえってことは部屋に戻ったってことだろ？自分で言ったくせにだらしねえなと思って、ムカついてきてな。外に酒飲みに行って、適当に一晩過ごして、夕方頃に帰ってきたらあんたらに捕まったってわけさ。

エージェント・千堂: 音がしなくなった時間はいつ頃でしたか？

F氏: 野球中継が終わった時間だから21:30位じゃねえか。

エージェント・千堂: 分かりました、本日はここまでにします。何か伺いたいことは。

F氏: なあ、うちで死んでたのはそのよく分からんガキで、うちの息子でないことは間違いないんだよな？

エージェント・千堂: はい、そうですが。

F氏: なんだよ、いっそ死んでくれた俺は方が精神的にも経済的にも助かったんだけどな[笑い声]。

<録音終了>

T氏、F氏双方の証言から、SCP-XXX-JPは着用した状態で水中に潜ると何らかの異常性が発現させること、SCP-XXX-JP-1、2がSCP-XXX-JP-A内へ同時に入った結果、お互いが入れ替わって再出現したことが示唆されました。各種実験の結果、おおよその異常性が判明することとなりました。

Y氏、F氏は共に記憶処理を施した上で、通常の生活に復帰させています。当該事案は事を大きくさせないために不慮の事故として処理し、SCP-XXX-JP-1への虐待に関する調査も行わないことが決定しています。

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  批評コメント批評コメント

  
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  izumi_sngw 16 Apr 2020 00:27

  いつもお世話になっております。
  下書きが完成しましたので、ご意見をいただきたく思っております。

  ・異常性勝負なので、異常性に強みはあるか
  ・ストーリー展開に無理はないか
  ・オチは異常性を活かしたものになっているか
  ・誤字脱字などはないか

  などが気になっております。

  感想などでも構いません。見ていただけると幸いです。

  最後の編集 19 Apr 2020 00:33 by izumi_sngw さらに表示

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利用ガイド

1. portal:4052664 (18 Jun 2018 18:44)

Footnotes

1. 奥行き×幅: 130cm×170cm

2. 通称バーティゴ。平衡感覚が無くなる状態。主に航空機パイロットに発生するが、透明度の高い深海等でも発生しうる。

3. 芯の無くならないシャープペンシル、何度も使用できるクラッカー等、全て危険性の低いアイテムです。