翻訳下書きSCP-193-DE「Bildung ist Verbesserung/教育は改善なり」
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原文: http://scp-wiki-de.wikidot.com/scp-193-de
タグ: 芸 共著 scp-de 自律 自我 euclid 異次元 建造物 精神影響 偉大なる緑の神 移動不可 知性 服 数学 ミニチュア 音楽 現実改変 植物 惑星 時空間 スポーツ 言語 テレパシー 時間 鳥 白 知識
アイテム番号: SCP-193-DE
オブジェクトクラス: Euclid
脅威レベル: 白 ●
特別収容プロトコル: エリア-DE3は「授業モード」を維持する役目を果たしています。その敷地内には中央管理室や警備員室、プロジェクトに配属された職員専用の宿泊施設が備え付けられた建物があります。壁は敷地外からの視線を遮っており、外見上は私立のエリート校に偽装しています。
財団職員以外の入学許可の問い合わせは、これ以上の空席がないことを理由に拒否されます。継続した学習を希望する職員は、用紙193-DE/A242/73-1を用いることができます。機嫌を保つために学習活動を通してSCP-193-DE-A1からA6までのオブジェクトを働かせ、それによってオブジェクトの財団への好意を維持することが望ましいです。これによって収容違反の確率が大幅に下がります。O4-12およびO4-8もコスト削減のためにこれを承認しています。本館は授業の終わりに施錠されて夜勤の警備員のみがアクセスでき、2時間ごとに施設を確認する必要があります。「教師」1人に向けて悪ふざけを仕掛け、支援し、注意しようとする「生徒」が存在します。事件を起こした場合には、その人物は「授業」から外され、別のプロジェクトに配属されます。その視認性と民間住宅の地下さから、警備員は民間警備会社の服を着用する必要があります。許可なく敷地内に入った、もしくは入ろうとした者は警備員に確保されなければなりません。該当人物は警察に引き渡され、必要ならば記憶処理を施す必要があります。
SCP-193-DE-A1は12番教室で授業の準備をしています。SCP-193-DE-A1の要求により、このオブジェクトは夜間は鍵のかかった引き出しに保管されています。
SCP-193-DE-A2に関しては、この相互関係に報いるために鳥の餌を運ぶことが計画されています。収容違反が発生した際に位置を特定するため、その左脚にSCP-193-DE-A2は追跡装置を取り付けたアルミ製のリングを装着しています。
プロジェクト管理者の許可を得た職員を除き、SCP-193-DE-A3のそれぞれのオブジェクトに触れることは禁止されています。
SCP-193-DE-A4には、レベル2のスポーツ心理士と救急救命士が授業を監視するために立ち会う必要があります。
SCP-193-DE-A5はエリア-DE3にあるSCP-193-DEの温室に保管されています。この世話は機動部隊DE41-𝔄(41-アキナ「植物学者の箱」)で訓練を受けた植物学者によって行われます。
SCP-193-DE-A6は無生物専用の標準保管室に保管されています。毎週水曜日にSCP-193-DE-A6は13番会議室に持ち込まれて活性化されます。これは職員の利益と見なされており、生産性が落ちた場合には再度廃止することができます。
全実体の「時間割」は3枚のコピーをプロジェクト管理者のオフィスにて確認できます。これから逸脱することは可能ですが、最低でも1日前には該当実体に伝えておくことが推奨されます。腕時計やカレンダーの日付を変更することは禁じられています。これに違反した場合は直ちに伝達され、財団保安規則第15条に基づいた手続きが行われます。
説明: エリア-DE3はフェンスで囲まれた学校教育施設(SCP-193-DE)です。この施設には複数(25)の教室と食堂を含む本館と、男女それぞれの学生が宿泊する2つの別館、スタンド付きの運動場、および小さな温室があります。この敷地全体は[編集済]の█████-██████████にある█████████のはずれに位置しており、SCP財団によって教育機関として利用されています。さらに建物にはあらゆる学習・研究の取り組みを加速させるという実証可能な影響があります。テストでは例として、SCP-193-DEにいる研究グループは別のサイトにいる研究グループよりもかなり速く問題を解くことができたと示されています。
SCP-193-DEは個別の教室を使用する多数の知的実体を収容しています。全ての実体に共通しているのは、自分がSCP-193-DEの教員であるという自覚であり、SCP-███-DEはその唯一の例外です。当初はこれらの実体は超自然的な特性を失うことなくSCP-193-DEを離れることができないと推測されていました。しかし、SCP-███-DE、SCP-███-DE、SCP-███-DE、およびSCP-███-DEは、前述したようにSCP-193-DEがあるエリア-DE3の封じ込めでは止められないと証明されました。そのため、これらのオブジェクトは独自の指定を与えられました。
付記-193-DE/1: SCP-193-DE内部では時間の流れが変化している可能性があります。SCP-193-DE外の時間と比較して、時間の加速と減速の両方が記録されています。この現象と相まって、腕時計やカレンダーなどの全ての時計は、それらが動かされると時間の流れも変化してしまうという異常な影響を有しています。誰がどの程度影響を与えることができるのかまだ十分に研究できていませんが、SCP-███-DEは全ての影響を取り消して元に戻せる唯一の実体です。
発見: 若者たちのグループが当時放棄されていたと思われる施設に無断で侵入し、其の後に警察に様々な「怪物」が出たと通報した際にSCP財団はSCP-193-DEを発見しました。機動部隊DE38-𝔄「ライネッケ構造の深奥」とDE38-ℜ「先見者」が派遣され、SCP-193-DEには空間転移はありませんが、様々な超自然的実体が生息する学校教育施設であることを特定しました。SCP-███-DEが協力的であったため、最寄りサイトの収容スペシャリストが到着する前に基本的な封じ込め対策のみを行いました。
注記: 要約のため、以下にはSCP-193-DEにつながったオブジェクトのみを記載しています。自律しているオブジェクトは独自の193-ファイルに記録・記述されています。とはいえ、該当オブジェクトはSCP-193-DEに属しています。
プロジェクト管理者、ヨハンナ・フランチェス・ドラーケ博士
オブジェクト番号: SCP-193-DE-A1
説明: SCP-193-DE-A1は████████社が1989年から1993年の間に販売していたモデルに似た眼鏡です。誰かが着用した際にSCP-193-DE-A1の特殊な影響が活性化します。その後、着用者は深みがあり「教育的」だと評される声を聞くことができます。この声は今まで着用者しか聞くことができていません。声を録音する方法はこれまで発見されていません。調査ではこの声は1991年から行方不明となっている数学博士の████████・████████████のものだと思われています。SCP-193-DE-A1の着用者に数学の問題が提示されると、SCP-193-DE-A1は着用者に助けが必要かを尋ね始めます。助けを拒否された場合はSCP-193-DE-1は沈黙します。しかし、その提案にまた触れようと再び話しかけることがあります。提案が受け入れられると、SCP-193-DE-A1は着用者の知識レベルに応じて数学の問題を説明し始めるため、その後はその問題と似たような問題を解くことができるようになります。このようにして習得した能力は眼鏡を外した後でも着用者に残ります。
オブジェクト番号: SCP-193-DE-A2
説明: SCP-193-DE-A2は発話可能な鳥綱(Aves)実例です。その主要な異常な影響は、SCP-193-DE-A2が故意に聞き手の母語(主要な言語)でない言語を話す際に発現します。所謂モーフィングと呼称されるものに最も近いであろう過程を経て、SCP-193-DE-A2はその言語自体、あるいはその言語が話されている国に関連した鳥綱の代表種の形を取ります。聞き手はその際に非常に簡単にその言語を習得することができます。他の言語知覚には依存しません。
記録された鳥類リスト(省略):
- カッコウ (Cuculus canorus)、まれにイヌワシ(Aquila chrysaetos); ドイツとオーストリアの方言
- キバシガラス (Pyrrhocorax graculus); アルプス地方のドイツとフランスの方言
- ニワトリ (Gallus gallus domesticus); フランス語とまれに他のフランス語圏
- コンドル (Vultur gryphus); コロンビア地域のスペイン語
- キジ (Phasianus versicolor); 日本語の方言
- ヨーロッパコマドリ (Erithacus rubecula); イギリス英語
- ハクトウワシ (Haliaeetus leucocephalus); アメリカ英語
- アメリカガラス (Corvus brachyrhynchos); アメリカ先住民族の言語
- インドクジャク (Pavo cristatus); インド発祥の全ての言語と方言
- エミュー (Dromaius); オーストラリア大陸の全ての方言と言語
- キーウィ (Apteryx); マオリ語限定
特筆すべき形態:
- 女性の頭を持つワシの一種。未知のロシア語の方言を用い、写真ではその顔は認識できず、職員は鬱状態の期間があると訴えている。
- 未確認の3本脚のカラス。未知の東アジアの言語を用い、大量の熱と低レベルの放射能を放つ。
- 始祖鳥(Archaeopteryx)の生きた実例。未知の言語を用い、[データ削除済]
- 巨大な猛禽類。恐らくヘブライ語の一種を用い、大量の熱と低レベルの放射能を放つ。
オブジェクト番号: SCP-193-DE-A3
説明: SCP-193-DE-A3は21番教室に常設された太陽系の模型です。この模型は13,927,000:1の縮尺です。よって、太陽の直径は1mとなります。これは太陽や地球から幾つかの小惑星にいたるまでの53個のオブジェクトで構成されています。それぞれのオブジェクトには自意識があり、投じられた質問に答えることができます。 注目すべきは、多きめのオブジェクトのみが協力的であることです。小惑星や他の小さめのオブジェクトは時折非常に非協力的となり、他のオブジェクトや財団職員、学生を侮辱します。
また、全てのオブジェクトは実際に存在するものの変種のように振る舞います。例えば太陽ならば僅かな暖かさを感じられます。しかし違いも存在しています。例えば地球には生物は存在せず、恐らくそれ自体に重力がないため、重力の影響を受けるオブジェクトはありません。しかしオブジェクトは絶えず移動しているため、未だそれを確実に判断することはできていません。
さらに21番教室には全ての明かりを消すか、部屋を暗くした場合にのみ出現する別の特性があります。これらの条件が正常に発生すると、発生源不明の星空の映像が壁に投影されます。SCP-193-DE-A3と同じくこれはリアルタイムです。財団の天文学者はパウリーネ・クリンケンベルグ教授の指導下で、これらの映像の精度を確認すると共に宇宙で起こりうる異常を検出するための長期研究を行っています。
オブジェクト番号: SCP-193-DE-A4
説明: SCP-193-DE-A4はエリア-DE3の体育館と運動場に発生する現象です。この現象は運動着を着用した最低1名の人物が前述の領域に留まっている場合にのみ発生します。それに年齢や性別、体調は関係ありません。その後、そこにスポーツ活動を行うシルエットが見えるようになります。この現象は人数が多いほどにはっきりとします。従って、10人以上からSCP-193-DE-A4と接触して話す機会が与えられます。その際に要求があれば、このオブジェクトはその場にいる人物にどんなスポーツでも教授することができます。その外見は20代半ばで、異なる運動着を着用しています。
オブジェクト番号: SCP-193-DE-A5
説明: SCP-193-DE-A5はモウセンゴケ科(Droseraceae)のハエトリグサ(Dionaea muscipula)に非常によく似た、高さ30cmの植物です。この実体はIQ125の人間と同程度の知能を保有していますが、その知能は主に動物相の領域に制限されています。その著しい身体的特徴の1つは、oculus compositusに似た異質な器官が存在していることです。その器官を用いてSCP-193-DE-A5は視認を可能としています。SCP-193-DE-A5はコミュニケーションのためにテレパシーの形を使用します。その際、水平にトゲのある葉を開閉します。この行動は発話に直接影響せず、実際の人間の唇の動きに対応していません。
SCP-193-DE-A5は巨大で永遠の存在と説明する神の信奉者であると認めています。分析の結果、財団スペイン支部で記録されている「偉大なる緑の神のカルト」との基本的な部分の一致が見られました。
SCP-193-DE-A5は温室内のあらゆる種類の植物種に影響を与えます。この影響は成長速度が増加・減退するものから異常増殖までに達する可能性があります。SCP-193-DE-A5は自らの構造を改造することもできますが、不本意であると自ら述べているため、めったにこれを使用しません。SCP-193-DE-A5は特にその根や他の植物を用いて施設内を移動するためにその能力を使用しています。
オブジェクト番号: SCP-193-DE-A6
説明: SCP-193-DE-A6はSCP-193-DE-A6-1、SCP-193-DE-A6-2、およびSCP-193-DE-A6-3で構成されています。SCP-193-DE-A6-1は40 x 50 x 50cm寸法の人形専用のオモチャの家です。これは木製ですが、これまでに破壊不可能であることが証明されています。SCP-193-DE-A6-1には赤い扉があり、外側からは開くことができません。左側の扉の外の建物の壁にレバーが取り付けられています。レバーが作動すると赤い扉が開き、32体の人形が出てきます。この人形はSCP-193-DE-A6-2と呼称されています。SCP-193-DE-A6-2は活性化のたびにその外見が変化します。しかし、実体全ては著名なミュージシャンのように見え、この際に実体は存命中、あるいは既に死亡したミュージシャン両方の姿を取る可能性があります。全ての人形は常にケースを持っており、その中には実際の音楽家が演奏した各楽器が入っています。歌手のケース内にはマイクが入っています。SCP-193-DE-A6-3は18歳の女性です。発見された文書によるとその名前は█████・████████です。この女性はニーナ・マックイーンと名乗ることを好み、自分がミュージシャンであると主張します。SCP-193-DE-A6-1と2に関してはそれを自分のマネージャーとバンドメンバーであると述べています。また、オブジェクトの作成者でもあるようです。具体的にどうやったのかはさらなる研究主題となっています。SCP-193-DE-A6-3は音楽に対する非常に高度な知識を有しているため、SCP-193-DEでは音楽教育を担当しています。SCP-193-DE-A6-2実体がSCP-193-DE-A6-1を離れると、ステージのようなものを探します。そのような物体を発見するとすぐにオブジェクトは自分の立ち位置を決め、様々な曲を演奏し始めます。演奏は1時間行われ、その後にSCP-193-DE-A6-2実体は楽器を再度ケースへと戻してSCP-193-DE-A6-1に戻ります。SCP-193-DE-A6-2のグループの内1つを取り除こうとした場合、他全ての実体は演奏妨害だと大声で文句を言います。
注記: 我々がSCP-193-DEにて遭遇した異常の一部は単純な特別収容プロトコルでは収容できない、あるいはその複雑性と能力のせいで異なる要求事項が必要となったため、独自のSCPファイルが与えられました。
プロジェクト管理者、ヨハンナ・フランチェス・ドラーケ博士
以下のファイルはレベル5/193-DEに分類されています
レベル5/193-DEの権限を持たずにアクセスした人物はすべて記録され、直ちに懲戒処分の対象となります。
我々の研究から、SCP-193-DEはセーフゾーンとして利用される可能性があります。オブジェクトは施設周辺の時間軸から独立しており、SCP-███-DEはSCP-193-DEのタイムラインを切り離し、再接続する能力を提示しました。
現時点では具体的にこれをどのように使用するかはまだ合意が進んでいませんが、それまでの間この利用可能性についての知識はレベル5/193-DEを持つ職員に限定されています。
署名
O4-8、O4-12
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