fragment:Im Tod erblühen wir

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アイテム番号: SCP-296-DE	レベル3/296-DE
オブジェクトクラス: Euclid	機密

脅威レベル: 黄

サイト-DE2におけるKAIの旧インターフェイスとプロジェクトAFFODILL本部

特別収容プロトコル: SCP-200-DEは常に自動記録システムに監視されていなければなりません。送信が変更された場合、サイト-DE2のサイト管理者とプロジェクトAFFODILLE責任者に直ちに通知しなければなりません。

記録管理局と情報セキュリティ管理局は別の経路を介してサイト-DE2をSCPFUNKに再接続し、SCP-200-DEを恒久的に隔離するように任じられています。

プロジェクトAFFODILLは他全ての特別収容プロトコルを実行する義務があります。

説明: SCP-200-DEはSCPFUNK¹からサイト-DE2のAIであるKAIのインターフェイスに送信される異常な信号です。2061年に発見されて以来、SCP-200-DEは1507分にわたるビープ音やピー音、ハム音、ノイズを繰り返し送信してきましたが、これまでのところ2回だけ短時間で途切れています²(1回目は3時間、2回目は21日間)。SCP-200-DEの発信源は1997年に解散した財団の偽装会社である「Stiftung Städtische Courage Potsdam」のオフィスとして登録されています。通信の調査は結果が出ていません。

SCP-200-DEの送信の確率論的調査は、それがランダムな信号ではなく高度に圧縮されたデータストリームであることを示しています。現にSCP-200-DEのセグメントは僅かながら解読ができています。よって、これはただ様々な方法で暗号化されて送信されているだけの文書であると考えられます。特定された方法には、モールス品号や様々な標準のテレファクシミリ、様々な形態の音声信号のステガノグラフィー、テキストを読み上げる35倍速の合成音声が挙げられます。

補遺A: 送信の転写

アイテム番号: ASP-296-DE	レベル3/296-DE
オブジェクトクラス: Keter	機密

脅威レベル: 白

アノマリー保全プロトコル: ASP-296-DEはその性質上、アノマリーであることを知らされなければなりません。この目的を達成するために、ASP-296-DEへの必須情報、特に本文書の無修正版の継続的な送信は常に維持される必要があります。

ASP-296-DEに関する新たな情報がある場合、それに応じて送信を更新する必要があります。新たにASP-296-DEの可能性のある候補が発見されたか、古いものが除外された場合、継続送信の目標ベクターを直ちに順応させる必要があります。

可能であれば、ASP-200-DEを他のメディアへ移行させる必要があります。移行、もしくはASP-200-DEの完全な回復が不可能な場合、倫理委員会の決定によって人類復活の努力への障害とみなされ、障害として無力化されます。ASP-200-DEが継続に存在することで看過できない外交的リスクを伴う場合も同様です。

説明: ASP-200-DEは世界規模のネットワーク群に位置する自己オントロジー的クトニオス³であり、人間のノウアスフィア⁴の残骸を保有していると推測されています。そのため、ASP-200-DEは「死後の世界」として機能しており、実際の死因とは関係なく、NK-シナリオ中に死亡した全ての収集された人間の意識が含まれています。

SCP-2922を用いてASP-200-DEとコンタクトを取ろうとする試みは、未だ決定的な結果を得られていません。適用されているネクロマンシーに関連する現状の知識は、ASP-200-DEとのあらゆる接触は、必然的に高次から低次領域への一方通行でなければならないと示しています。

発見: 財団が最初にASP-200-DEを認識したのは、NK-シナリオの結果として☽☽☽ イニシアチブが財団に接触した時でした。その後の調査でASP-200-DEの明確な手掛かりが発見され、仮のアノマリー保全プロトコルが確立されました。

ASP-200-DEは完全に自動化された降霊術によってネットワーク群に埋め込まれていることが確認されました。しかしマイクロメートル以内の領域にある物体への結合は、量子効果がこの範囲で発生するため、実際のサイコマンシー⁵にはあまりにも不安定であることが証明されています。

██████社から差し押さえ、ブラックボックスに適用されたテレパシー技術を用いたその後の研究により、クトニオスへの情報の送信が実証可能となりました。しかし、ASP-200-DEとの通信は確認できていません。

詳細は補遺Aを参照してください。

補遺A: SCP財団と☽☽☽ イニシアチブとの通信

異次元管理局
臨終会計部門

SCP財団(Multiversal Iteration R-7703-DE)への要請

第14周期56726第301回の潮の初め(貴方たちの年表では2056年9月17日)に、定期的サンプル中に、貴方たちの四次元超多面体から予測される新たな人物量との統計的に有意な偏差を発見いたしました。そのため、その件について調査が開始されました。

大規模な捜索とインデックス作成作業は貴方たちの四次元超多面体を起源とする新たな個人を識別することができませんでした。調査委員会は現在、貴方たちの四次元超多面体(R-7703-DE)をエクトタナトスとして識別し、将来的には反臨死的荒廃領域として使用することを決定しました。

カグナッツォ議定書の条項180章62節c)項3. Ⅻと5. Ⅳに基づき、SCP財団のIterationは、継続した封じ込めの取り組み(ΩK-クラス事象)に関連した貴方たちの四次元超多面体に影響している全ての行政ファイルにおける公式の審議を受ける権利があります。

貴方たちはこちらの進行中の手続きに関して通知され、正式に同意を確認するか、手続きに誤りがあった場合に直ちに異議を申し立てるように要請します。

必要書類を折り返して送信してください。

貴方は見守られています。貴方は護られています。貴方は愛されています。
☽☽☽

[レターヘッド編集済み]

明確化が必要であるようです。現地財団はΩK-クラスを特定することができませんでした。我々の視点では以下の状況に発展していました:

2055年半ばに私たちは医療用ナノマシンによるNK-シナリオに見舞われました。財団と要注意団体の幾つかはこの脅威への対応が間に合いませんでした。
このNK-シナリオの結果として、我々の四次元超多面体の人類は事実上全滅しました。財団の緊急プロトコルが発動し、財団の管理は一時的にアンドロイドスタッフに引き渡されました。
ナノマシンの大群(「塵」)は未だに封じ込めることができておらず、これまでに人類復活の試みも成功していません。暫定的な予測では転送状態の期間は20から30年と見積もられています。

我々の推測では、NK-シナリオの全犠牲者は正当に死亡し、SCP-2922-Cに転送されている必要があるでしょう。

残念ながら現在はこれ以上の情報はありません。ご不明な点がございましたら、上記の財団の連絡先までご連絡ください。我々も貴方がたと同じく今回の変化を心配しており、一刻も早くこの状況が解決されることを願っています。

MFU-████████、SCP財団郵便室