【重訳】SCP-004-DE-EX - 忌事(仮題)

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SCP-004-DE-EX - Repulsive
http://scp-int.wikidot.com/scp-004-de-ex

SCP-004-DE-EX - Abstoßend
http://scp-wiki-de.wikidot.com/scp-004-de-ex

だいぶ怪しい箇所は緑色にしてあります。特にインタビュー部分が不安です。メタタイトル案も募集中です。
O4評議会はドイツ支部理事会の通称です。

原著者: Rikjard RegrepsRikjard Regreps / 英訳者: Dr_GromDr_Grom
タグ: scp-de keter explained


評価: 0+x

注記, 20██.06 22.
当時の技術的制約のため、この文書は元々紙面上で作成されました。この文書は、このSCPが既に”解明済Explained”であると見做された後、データベースに追加されたに過ぎません。このため、デジタル文書上では必要のない、いくつかの非標準フォーマットの選択が保持されています。また、この文書でのSCP-004-DEに関する全ての言及はSCP-004-DE-EXにのみ関連するものであり、現在同じ指定を受けているオブジェクトとは関係がないことに注意してください。



アイテム番号: SCP-004-DE-EX

オブジェクトクラス: Keter Explained

特別収容プロトコル: SCP-004-DEの完全な収容は現在不可能であるため、影響を受けた対象1名のみが試験目的で拘留され、標準収容セルに収容されます。SCP-004-DEの影響を受けた全職員は裁量権ある主任研究員の判断により、実験用に隔離されるか殺処分されます。各フィールドエージェントは、可能な限りSCP-004-DEの影響を受けた対象を隔離するように命じられています。

説明: ███-███-██ █████████████████████████、█████████████。███-███-██ ██████████████████████████、████████████。█████████、███████████████████、███████████。██████████、███████████████、████████████████。

注記: SCP-004-DEの主要な説明は、その影響の不穏性のために検閲されています。十分な警告が出された後、文書の後半で開示されます。

現在、SCP-004-DEがどのように拡散するのかはわかっていませんが、梅毒と同様に、性行為により感染すると推測されています。したがって、SCP-004-DEの影響を受けた全対象は、おそらくは幼少期に、既に影響済みの他者による不本意な██行為の被害者となったものと推測すべきです。このことにも関わらず、一般人の保護とSCP-004-DEの収容は最優先事項です。

精神療法、記憶処理、電気療法、必要臓器の除去、完全な人格再構築などの、被影響対象をSCP-004-DEの影響から解放する直近のアプローチは失敗するか、一時的な成功にとどまりました。対象がSCP-004-DEの影響下に置かれた瞬間から、これは対象の身体/脳に”住み着く”ため、恒久的に除去することはできないものと推定されます。また、上記アプローチのうちいくつかの組み合わせも、SCP-004-DEの恒久的無力化を齎しませんでした。

警告: 以下のセクションではSCP-004-DEについて詳細に説明します。したがって、トラウマを負いやすかったり、突発的な吐き気に苦しむ傾向のある職員は文書の残りを読まないことを推奨されます。上記要件に該当し、既にSCP-004-DEの研究に割り当てられている職員である場合、再割り当て要求及びその承認は各自の研究監督官に委ねられます。

説明: SCP-004-DEは現在1ドイツ人口の7%に影響を与えているようである、異常な精神病理学的影響です。SCP-004-DEに影響された対象は同性の人物に対し不自然な興味を示し、しばしば性行為を試みます。現在の研究によると、往々にしてこれら人物の年齢に関係はなく、その意志に反しています。被影響対象の数が多く、この影響も広く知られているため、現時点では完全な収容は不可能です。

しかしながら、人口の保護は最優先事項です。そのため、我々の各国政府との連絡要員は、SCP-004-DE被影響対象への司法判決及び私刑の認可に向けた法案の通過に向けロビー活動を行います2。また、サイト-DE9の研究グループ"ハインリヒ-6"はSCP-004-DE被影響対象にのみ感染し殺害するウィルスの製作に取り組んでいます3

ハスラウアー博士による注記
このSCPの影響を受けた全対象を終了しようとする前に、我々は確実な原因を断定し、可能な治療法を研究すべきです。我々の任務はあらゆる異常を終了することではなく、それらを収容することです。

1966年8月11日更新
これまで、SCP-004-DEの被影響対象には、同性の人物と淫行をするという不自然な性癖にも関わらず、異常は発見されませんでした。この影響の長い歴史から、SCP-004-DEは稀少ではあるものの、人間精神の”自然な”部分であると結論付けられました。このため、あらゆる被影響対象の殺処分は、ハスラウアー博士の命令により一時停止されました。

マーティンズ博士による注記
ハスラウアー博士がこのSCPを根絶する試みを停止させ続けている理由はわからない。SCP-004-DEの被影響対象は一度被害者になったかもしれないが、このSCPの影響下にある者は即座にソドマイトだの児童強姦者だのになるのだ。そんなものは駆逐してやる。

1967年3月22日更新
研究グループ "ハインリヒ-6" メンバーが命令に反してウィルスに取り組み続け、既に実験目的で何名かの対象に感染させていたため、ハスラウアー博士の命令により解散されました。このウィルスの製作に関する全文書は破棄せねばなりません10

尋問 004-DE-79-01
実施日: 1967年3月24日
尋問官: マーティンズ博士
尋問対象: 対象 004-DE-79
対象 004-DE-79: お前か。これはお前のせいなのか?
マーティンズ博士: それで被験者君、感染したと気づいたのがいつか教えてくれるかな?
対象 004-DE-79: 何……君は私がSCP-004-DEに影響を受けていると思っているのか?
マーティンズ博士: 嘘をつくなよ。君が感染していることはわかっている。
対象 004-DE-79: 馬鹿げている、わかりきったことだろう。私は感染していない。私は結婚しているし、子供だっている。
マーティンズ博士: 知ってるよ。だが君が感染していることも知っている。
対象 004-DE-79: どうしてそう思うのかね?
マーティンズ博士: 君のお母さんと話したよ。
対象 004-DE-79: をだ?
マーティンズ博士: ちょっとした説得の後、彼女と話したんだ。悲惨なことだ、若き君に起きたことは気の毒だと思う。だがそうして君は──
対象 004-DE-79: 口を閉じろ。私はSCP-004-DEの影響を受けていない。私は……ああ、私はクソ野郎の被害者だし、影響を受けた可能性はある。だが私は違う。
マーティンズ博士: 我々の全研究結果は影響が強姦により拡散することを示している。
対象 004-DE-79: 君はそこで行ったことを研究と呼んでいるのか?それは結果ではない、マーティンズ。それはただの仮説だ、君の仮説だ。
マーティンズ博士: それは真実だよ、君は私や君自身に望むだけ嘘を付けるけれども、私はそれが真実であると知っている。君には同情するし尊敬もしているんだ。私が知る限りでは君はSCP-004-DEに影響された最初の人物だが、君は決して子供や他者に手を出したことがない。
対象 004-DE-79: ある訳がないだろう、私は004-DEに影響されてなどいない!
マーティンズ博士: いや、君は影響を受けている。だから我々は君の妻と子供達を収容せねばならなかった。
対象 004-DE-79: やめろ……どうかやめてくれマーティンズ。私の家族は何もしていない!彼等をここに連れてくるな!
マーティンズ博士: 君は子供を産む前に既に感染していた。つまり、君の妻と子供も感染しているかもしれない。
対象 004-DE-79: 違う!マーティンズ、お前の仮説は間違っている!私は感染していないんだ!
マーティンズ博士: 嘘はやめろ。何故この効果を根絶するための全試行が停止されねばならないんだね?
対象 004-DE-79: 違う方法が必要だからだ!治療できるかもしれないんだ!そもそも異常ですらないかもしれないんだぞ!そういうことをする奴等がいるだけだ!
マーティンズ博士: 人間に快楽主義的行動をさせる影響がか?SCPみたいに聴こえるな。
対象 004-DE-79: マーティンズ、どうか聞いてくれ。お願いだ。
マーティンズ博士: さようなら、ハスラウアー博士。警備員?今度は手早くな。ヘッドショットで十分だ。
プロトコル終了

1969年9月02日更新
現在、SCP-004-DEの収容を成功させるための、ウィルスや殺処分よりも穏和な手法が存在するかどうかが研究されています。マーティンズ博士は度重なる不服従のためにプロジェクトから除外されました。

1973年4月17日更新
現在の既知知識、及びSCP-004-DEに関する研究の結果が全く出なかったことに基づき、この影響は今では人間精神の自然な一部分であり、十分に解明されたと考えられています。我々の収容している生存中の対象全員が記憶処理され、解放されます。また、O█-█はSCP-004-DEの収容及び異常性に関するあらゆる追加研究は、それが異常影響であるという証拠が現れるまで停止することを決定しました。



コメント, 20██年12月03日
何故この文書がまだ財団データベースに残っているのか、君は疑問に思うかもしれない。説明は簡単だ: この”影響”の研究において、SCP財団はあらゆる形で失敗した。何故当時のこの”研究”が完全に非倫理的で、時間・資源・人命の無駄だったかを説明する必要も無いだろう。
これがこの文書が未だ財団データベースにある理由だ。我々はかつて失敗したのだ。我々はこの世界と人類を暗闇に潜む存在から保護すると誓った。人類を脅かし、傷つけ、侵し、殺す物共から。だがSCP-004-DE-EXの研究中、我々はその一つになってしまった。
だからといって、我々が実際の異常存在に対し”より良く”なるべきであるとか、人類を保護するために極端な手段を使うべきではない、という意味ではない。それはただ、偏見と盲いたる世界観が二度と我々の道に立ち塞がることが無いようにせねばならないことを意味する。君がこの文書で見たものは全て過ちだった。SCP-004-DE-EXの研究中、総計261人の人々が殺処分、切除、及び/又は傷を負った。これはいくらかのSCPが行ったもの以上だ。これが我々がこのような文書を財団データベースに保管している理由なのだ: 我々の過ちを思い出させるために。そこから学ぶために。
- O4-6


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