3/XXX-JP LEVEL 3/XXX-JP
CLASSIFIED
特別収容プロトコル
現状、SCP-XXX-JPの収容方法は確立できていません。収容活動は、SCP-XXX-JP実例との遭遇を主張する報告の隠蔽に重点を置いて行われています。テレビやラジオ、インターネット上での遭遇報告を検出するため、独自のキーフレーズ情報を組み込まれた財団運営Bot I/O-SAKAIが運用されます。必要に応じ、収容活動のために機動部隊θ-14 (“彼岸の先”) が派遣されます。
また、収容活動と並行して遭遇報告者への情報聞き取りが行われます。遭遇報告者からはSCP-XXX-JP実例との遭遇状況、与えられた指示の詳細を可能な限り聞き取ったうえで、記憶処理を施すものとします。
SCP-XXX-JPの全貌解明、そして収容方法の開発は現在進行中です。
説明
SCP-XXX-JPは多様なメディア上に出現する準認識災害的な文字列の総称です。SCP-XXX-JP実例の発生が報告されているメディアには以下が挙げられますが、その限りではありません。
- 総合情報誌、オカルト誌、ファッション誌等の様々なカテゴリに渡る複数の雑誌
- ジャンル・作者を問わない小説
- 複数の放送中の民放ニュース番組
- (2例のみの確認ながら) チラシや看板
- インターネット上の複数のサイト
SCP-XXX-JP実例は、対象となったメディア中の文章を置き換えるかたちで現れるか、もしくは空白部分を埋めるかたちで出現します。特筆すべき点として、SCP-XXX-JP実例は実際にメディア上に出現しているわけではありません──“ターゲット”に選ばれた人物のみが文字列を正しく認識可能です。ターゲットの選出基準は判明しておらず、予兆的な事象は観測されていません。ターゲット以外の人物にはSCP-XXX-JP実例は認識できず、置換前の文字列か、あるいはただの空白として認識されます。
SCP-XXX-JP実例は決まって「O/Oを知ってるか」というフレーズか、あるいはそのバリエーションのかたちを取ります。このフレーズの意味は現状判明していませんが、おそらくは何らかの場所を示していることが想定されます。
ターゲットがSCP-XXX-JP実例を認識すると、文字列が次第に変化し始めることが報告されています。文字列はO/Oに到達するための指示を順々に表示していきます──前の指示を実行するごとに文字列が変化し、次の指示を与えます。指示の完遂によって“O/Oに到達する”ことができると考えられていますが、現状財団側の調査では到達に成功した事例は確認できていません。本当にO/Oへ到達できるのか、および現実世界への帰還は可能なのかは判明していません。
2016/09/15追記: 補遺3に示す出来事を受け、説明の改訂が検討中です。
補遺1. 初期報告
SCP-XXX-JPは当初財団に認知されておらず、国内怪異調査局からの連絡を通じて収容対象に認定されました。SCP-XXX-JPに関連する報告は以前から民間に少数存在していたようですが、2012年にパラウォッチ日本語版に投稿された以下のコメント以降、類似体験のかたちで民間報告が大きく増加しています。
FUNKY_DOG 12/06/13 (水) 10:48:11 #1968423
O/Oを知ってるか──そんなフレーズを見かけたなら、それは“O/O”が君を呼んでいるということだ。そのまま目を離して、文字が消えるまで待つのも構わない。だが、もし君がチャンスを望むなら──そのままフレーズを眺め続けろ。そしてO/Oとは何かを考えるんだ。
次第にフレーズは変貌する。「後ろを振り向け」なんていう簡素なものから、「辞書の111ページを開け」という妙に具体的なものまで色々だ。全ての指示に従い終われば、君はO/Oが何かを知ることになる。
そのとき、君はこの世界から立ち消えて、彼岸の先を見ることになるだろう。
報告に際して、国内怪異調査局からは以下の考察メモが提供されました。
調査官 浦国のメモ
パラウォッチの報告については疑念がある──語り部は何故指示にしたがった人物が消えると知っている? これは良くある「失敗したオチの怪談」であるように見える。しかし、類似の報告が散見されることを見るに (大半は一瞬だけ文字列が見えたか、怖くなって指示に従うことを中断したとしか言っていないが)、この異常現象はおそらく実在している。
考えられる仮説をいくつか以下に示す。
A. この現象は人工的なものであり、パラウォッチに上記報告を上げたユーザー “FUNKY_DOG”は製作者である。したがって、彼は結末を知っている。
B. “FUNKY_DOG”は知人、ないしは他のパラウォッチユーザーが消える瞬間を目撃した。
C. 異常現象は実在しているが、“FUNKY_DOG”の話はそれをもとにした創作に過ぎない。
D. あるいは、このような可能性もある。“FUNKY_DOG”は向こう側から戻ってきたか、あるいはそこから現世に投稿を行っている。この場合、現世と向こう側の往来が可能であるかもしれない。
現状ではこれ以上の報告はできない。貴財団にはより詳細な追加調査と収容活動を依頼する。
補遺2. GoI関係者へのインタビュー
追加調査の一環として、財団は協力関係にあるGoI関係者へのインタビュー時にSCP-XXX-JPについても質問を実施することにしました。この際、“ホロウェイ”氏から有用な可能性がある情報が提供されました。
インタビューログ抜粋
前略。エージェント・菱川はホロウェイから日本生類創研の動向についていくつかの情報を聞き出した後、以下の質問を行った。
Agt.菱川: 回答ありがとう。情報は持ち帰って今後の対応の参考にさせていただく。
ホロウェイ: ああ。それじゃあ今日はこれで──
ホロウェイが席から立ち上がろうとするが、Agt.菱川が彼の前に手を伸ばしてそれをせき止める。
Agt.菱川: O/Oを知ってるか?
2秒ほど両者は無言で見つめ合う。ホロウェイは戸惑った表情である。
ホロウェイ: オーオー? そりゃ一体……ああ、あそこのことを言っているのか。
Agt.菱川: 心当たりがあるのか?
ホロウェイ: 知っているさ。まるで小学生のガキが3×3の答えは9だと知っているようにな。
Agt.菱川はやや前のめりになり質問を続ける。ホロウェイは状況を訝しげに感じているように見える。
Agt.菱川: 教えてくれ、ホロウェイ。O/Oとは何だ? それは場所か? それとも店か? サイトか? あるいは──
ホロウェイ: 何だよ、エージェント。お前らが知らないわけないだろ。何かの冗談か?
Agt.菱川: 残念ながら、ノーだ。私と同僚たちはO/Oが何を意味するのか知らない。どうか君の回答をくれないか、ホロウェイ。君と私の仲だ。
ホロウェイが露骨に顔をしかめる。
ホロウェイ: 腐れ縁の間違いだろ。そいつは契約外だぜ、エージェント。俺の教えることじゃない。テメェらのクソッタレギアスにもそんなことは書かれちゃいなかった。
Agt.菱川: いいか、何も吐かないならギアスは更に強化される。正直俺もこれ以上お前の脳を弄りたくないんだ。
薄い緊張が場を覆う。しばらくこめかみを押さえた後、ホロウェイは喋り始める。
ホロウェイ: あれは普通、片道切符だ。だが定期を買うこともできる。俺から言えるのはそれだけだ。“帰り道”も希望しろ。
Agt.菱川: それだけか? O/Oとは結局何なんだ?
ホロウェイ: ああ、それ以上はナシだ。だが今の情報は高くつくことを保証する。
ホロウェイ: ま、テメエらが辿り着くのは時間の問題だろうし、5分遅れた時計の針を2分先へ進めたところで構わないだろうさ。せいぜい頑張りな、エージェント。
後略。インタビュー終了後、Agt.菱川は退出し、ホロウェイも続いて退出した。以後も同様の試みが3名のインフォーマントに行われたが、ホロウェイ以上に有用な可能性がある情報は得られなかった。
補遺3. インシデント・クスフネ
2016/09/14、エージェント・菱川が別件での任務中にSCP-XXX-JP実例に遭遇し、サイト司令部に緊急連絡を行いました。司令部はAgt.菱川にSCP-XXX-JP実例の指示に従うよう勧告し、O/Oへの到達が可能かどうかの調査を開始しました。
交信ログ抜粋
前略。Agt.菱川はSCP-XXX-JP実例 (財団標準の携帯端末のブラウザ上に出現) の指示に従い、大阪府 大阪市北区 梅田の町中を進んでいる。
Agt.菱川: まさか奴さんの側から近づいてきてくれるとは、有り難いことだな。クソ。
エージェントは悪態をつき、立ち止まる。
Agt.菱川: 司令部へ、こちら菱川。SCP-XXX-JP実例の指示が変化した。「路地裏を誰にも見つからず進め」だそうだ。誰にも、か。
Agt.菱川の前方にある路地裏には一匹の黒猫がいる。猫はじっとエージェントを見つめている。
Agt.菱川: 司令部、猫も駄目と見るべきか? こいつが人の枠に入るようには思えないが。
サイト司令部: “誰にも”の範囲が不明な以上、その可能性にも留意はすべきです。小石を投げる等して追い払ってから進めませんか?
Agt.菱川が足元の小石を拾おうとすると、猫は一鳴きして路地裏を抜けていく。
Agt.菱川: あー、司令部、どうもその必要は無さそうだ。猫なら勝手にどこかに行ったよ。先へ進ませてもらう。
エージェントが無人の路地裏へ侵入する。黒猫は既にここにはおらず、遠くから聞こえるカラスの声と微かな雑踏の音のみが記録されている。
路地裏をそろそろ抜けようかという頃、Agt.菱川がふと立ち止まり、端末の画面を見つめ直す。
Agt.菱川: 司令部、少し試したいことがある。ホロウェイが「帰りを希望しろ」と言っていたのは覚えているか?
サイト司令部: 確認します…… (数秒の間) 確認できました。確かに先のインタビューではそのような証言がありますね。
Agt.菱川: それができるか見てみようと思う。おい──待て、なんて呼べばいいんだ? あー、SCP-XXX-JP実例、俺は一方通行ではなく帰り道も希望する。できるか?
Agt.菱川は半信半疑の顔で画面を見つめる。しばらくして、軽く笑みをこぼしてサイト司令部に結果を報告する。
Agt.菱川: 「承知した」だそうだ。案外律儀な奴だな。
サイト司令部: 交流に成功するとは驚きました。それ以上の会話はできそうですか? 可能であれば起源や行先の安全性についても聞き出してください。
Agt.菱川はしばらくの間端末に質問を繰り返す。6分ほど経った頃、Agt.菱川は司令部に再度連絡する。
Agt.菱川: どの答えも曖昧だ。「お前は私が何者であるか知っていると同時に知らない」だとか「安全性はお前の言動に強く依存する」とかな。まともな返事は聞けそうにない。司令部、ひとまず指示に従って先へ進むことにする。
Agt.菱川が裏路地を抜ける。エージェントはSCP-XXX-JP実例が更に変化し、200 m先を行ったホテルへ向かうように指示していると報告する。
Agt.菱川がホテルに到達する。SCP-XXX-JP実例は地下一階の男性用トイレへ向かうよう指示している。
Agt.菱川: サイト司令部、指示された地点に到着した。さて、トイレで何をしろと言うんだろうな。生憎今は尿意が無いからそういうのが来たらお終いかもしれん。
Agt.菱川: 実例が変化した。入口から向かって3番目の個室に入れとのことだ。侵入を試みる。
サイト司令部: 危険な目に遭ったなら、即座に報告してください。近隣サイトから応援を派遣します。
Agt.菱川: 定型句ご苦労さん。えー、さて、指示の通り個室に入ったが、現状違和感は無い。一般的な洋式便所だ。ただ……
サイト司令部: ただ?
エージェントが室内を見渡したのち、返答する。
Agt.菱川: ただトイレットペーパーは盗まれてるな。まあ、それだけだ。
Agt.菱川: さて、新たな指示だ。これは──
Agt.菱川が端末を確認し、束の間押し黙る。その後、彼は無言で背後の扉の鍵を閉める。
サイト司令部: どうしましたか、エージェント?
Agt.菱川: (小声で) ……つまりは祝詞か?
サイト司令部: エージェント?
Agt.菱川: あー、(咳払い)。かけまくも畏かしこき 大日霊子貴尊おおひるこむちのみこと、新堺にいさかいの大神等おおがみたち──
サイト司令部: 菱川さん? 大丈夫ですか?
Agt.菱川: 諸々の禍事・罪・穢 有らむんば、迎へ給ひ 奉り給へと白もうすことを 聞こし食めせと、畏み畏み白す。
Agt.菱川はトイレに歩み寄り、レバーを引いて「大」で水を流す。激しい水音が流れる中、エージェントは司令部との通信を再開する。
Agt.菱川: 今のが最後の指令らしい、司令部。O/Oは目の前だ。
直後、通信が途絶する。サイト司令部による通信再確立の試みは失敗した。
近隣施設から派遣された財団エージェントが確認したところ、問題のトイレは鍵がかかったまま無人になっていたことが判明した。建造物の監視カメラの映像は、Agt.菱川の通信途絶後、トイレから誰も出てきていないことを示した。
Agt.菱川との通信が回復することを期待して、1週間の通信待機措置が実施された。消失から8時間後、エージェントとの通信が回復した。
Agt.菱川: サイト司令部、聞こえるか? 俺だ、エージェント・菱川だ。ただいま帰還した。
アラームから数秒をおいて、司令部職員がマイクを取る。
サイト司令部: ご帰還をお待ちしておりました、エージェント。
後略。この後エージェント・菱川は同一性確認、病傷・ミーム汚染検査、報告書提出等の一連の処置を経て解放された。
このすぐ後に、財団の対ポータル初期収容・調査班が派遣され、問題のトイレを収容しました。ビル内のテナントは買収のうえで立退きを命じられ、現在は財団が地下一階・二階を占有、暫定前哨拠点として運用しています。
未登録異常報告
指定番号: URA-8149
場所: 日本国 大阪府 大阪市北区 梅田町 “ホテルシャトレーゼ” ビル 地下一階
状態: 初期収容済 / 調査中
収容時刻: 2016年9月15日 14:00 PM (JST)
脅威レベル判定: 推定イエロー ●
概要: URA-8149は“ホテルシャトレーゼ” ビル 地下一階の男性用トイレ、入口から向かって3番目の個室です。同個室内で所定の手順に則り儀式を行うことで、異空間へのアクセスが可能となります。侵入プロトコルは以下の通りです:
1. トイレの個室に一人で侵入し、背後で鍵を閉める。
2. トイレの穴に向き合って、以下の祝詞を唱える。
かけまくも畏き 大日霊子貴尊
新堺の大神等
諸々の禍事・罪・穢 有らむんば
迎へ給ひ 奉り給へと白すことを
聞こし食せと 畏み畏み白す
3. レバーを押し、「大」で水を流す。
このプロトコルを遵守した場合、対象は詳細不明の異空間 “アウターオーサカ” (推定アルファベット: Outer Osaka) の人気の無い通路で目を覚まします。アウターオーサカ内で再度“ホテルシャトレーゼ”の対応物を発見し、そのトイレで同様のプロトコルを実施することで基底世界への帰還が可能である模様です。
URA-8149は、Agt.菱川の要求に応じて、SCP-XXX-JP実例 (あるいはその背後にある存在) が作り出した、往来能力のある半永久的な超空間渡航機構だと考えられます。同様のアノマリーが他に存在する可能性が高く、調査が検討中です。
Agt.菱川の初期報告:
あれは──何というべきなんだろうな。本当に奇妙な、それでいて夢を見ているような体験だった。言っておくが異常なミーム汚染は受けていない。それは帰還時に確認済みだ。
トイレで俺が消えた瞬間、俺は虚空にいた。そこは暗く広大な虚無だったが、次第に光が見えてきた。“光あれ”って台詞を思い出したよ。それで俺は光に向かって歩き出した。だが段々近づくごとに、最初は白い一つの光点だと思っていたそれが、色とりどりの無数の光の塊であることに気づいた。
それはネオンの輝きだった。提灯の灯りだった。あるいはちっぽけな懐中電灯のLEDでもあった。多分その全部だ──喧騒が耳に入ってくる。何を言っているかは分からないが、人々の声や車の稼働音が何重にも俺の鼓膜を叩いた。そしてついに俺は、それが全て虚空に浮かぶ一つの巨大な都市であることに気づいた。上下逆さに生え並ぶ無数の建造物が、けばけばしい色合いの中で刻々と下方へ伸び続けていた。
──それがO/Oの全貌だった。
「アウター・オーサカにようこそ」と幼い声が脳裏に谺こだますと同時、気づけば俺はどこかの通路にいた。路地裏だったのかもしれない。表の方からこぼれてきたガス管の光が、金属質な床や壁を淡く照らしていた。“路地裏”にはいくつかのゴミが転がっていた。空き缶は見慣れないブランド名をしていたが、そのロゴマークにはどこか見覚えもあったかもしれない。
俺は通路を抜けて表に出た。あの光景は──本当に奇妙だった。ブレードランナー、繁華街、九龍城砦。それらが乱雑に入り混じったような光景がどこまでも続いていた。人工的な構造物が終わりなく上下に広がっていて、空は存在せず、地面もまた俺には見つけられなかった。“表通り”は縦横無尽に入り組んだ連絡通路の一つだった。サイボーグや猫耳がついた野郎が当然のように往来を闊歩していて、中には財団の要注意人物指定で見かけたやつにそっくりなやつも歩いていた。もしかしたら本人だったかもしれねえ。でも、あの時の俺にはそんなのは些細なことだった。
連絡通路を歩き、俺は探査を開始した──いや、正直に言おう。冒険だ。情景全てが現実離れしていた。映画のスクリーンに落っこちちまったみたいな感覚だった。露店には怪しげなパラテックが並べられ、道行く人々も人間とは限らない。電線やケーブル、あるいは臓物めいたものが隙間を縫って通っていて、俺の頭上をデロリアンめいた鉄塊が滑空していった。
まるで、街まるごと別の世界からやって来たかのようだった。
そのうち、俺は黒猫を見つけた。覚えてるか? ここに来るときに路地裏にいたやつだ。あいつにそっくりな猫が、またもや建造物の隙間の人気のない場所に佇んでいた。俺がふと携帯を見返すと、新たな指示が現れていた。帰り道の指示だ──“黒猫を追え”ってな。マトリックスのパロディさ。後はそいつに付いていって、同じようなホテルの同じようなトイレを見つけた。そして同様の手順で現世へ舞い戻ってきたわけだ。
──O/Oを知ってるか? 否、俺たちはそれを知らない。起源も、規模も、関わっている人間や組織も、何もかも。この日本には、まだ財団の知らない世界が存在している。それがアウターオーサカだ。
“アウターオーサカ”に関する調査計画が構想中です。計画の第一歩として、URA-8149については近日中にSCP項目への正式分類が予定されています。発見者・第一探索者であるエージェント・菱川は調査人員に抜擢されており、今後構想が理事会オフィスの承認を得たならば、アウターオーサカへの調査任務が任せられます。
計画の進行に合わせ、本報告書は随時更新を予定されています。
エージェント・菱川の装着していた映像機器 (帰還時にエージェントがトイレの天井から出現したため、落下時の衝撃で損壊) から回復された記録のワンシーン。
1998年 × Baseline: アウターオーサカ
“アウターオーサカ”に関するシリーズのプロローグ的作品です。アウターオーサカの起源や勢力図といった詳細については、次作で掘り下げることを予定しています。
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世界観用語-Other登場
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利用ガイド
「んば」のように撥音便と係助詞「は」の濁音化が起こるのは、漢文訓読において、形容詞などの語尾「く」か打消しの助動詞「ず」の後に係助詞「は」が来るときに限られます。「むんば」の例はコーパス等では確認できないので、「有らむをば」にしたほうがいいでしょう。ラ行変格活用動詞「有り」未然形+仮定の助動詞「む」連体形+間投助詞「を」+係助詞「は」濁音化で、訳が「あるとしたら」です。
羊飼いP @hitsujikaip