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アイテム番号: SCP-3309-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-3309-JPの発生を防ぐことは現状、非常に困難です。SCP-3309-JPの発生が確認された場合、状況に応じて適当なカバーストーリーを流布する・SCP-3309-JP発生対象の頭部のダミーを製造する等の対応を実施してください。
説明: SCP-3309-JPは、日本国内に存在する遺体の頭部が消失する現象です。確認されているSCP-3309-JPの98%は、死亡時に学生であった人物の遺体に対して発生しています。
SCP-3309-JPが発生する遺体の損傷・保存状況やその死因等に規則性は確認されていません。以下はそれを示す、SCP-3309-JPが発生したケースの抜粋です。全記録の閲覧を希望する場合は、但馬崎博士へ申請してください。
発生日時 | 対象の遺体 | 発生状況 |
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2022/05/18 | 舞田 元 | ██県立病院にて、心疾患により死亡した舞田氏の遺体が霊安室に安置されていた際、SCP-3309-JPが発生した。 |
2022/08/05 | 中山 陽太 | 同月1日に██川で釣りをしていた際に行方不明となった中山氏の遺体は、5日に██川下流で発見された。発見時には外見による判別が不可能な程に死体の腐敗が進行していたが、他事例と同様にSCP-3309-JPが発生した。 |
2022/12/21 | 柊 葵 | 同月18日に投身自殺を行なった柊氏の葬儀が21日に実施されていた。しかし火葬後の骨上げの際、氏の頭蓋骨に当たる部位が一切発見されなかった。火葬中にSCP-3309-JPが発生したものと推測される。 |
追記: 2022年度、各学校にて配布される卒業アルバムに掲載された集合写真の右上部に、SCP-3309-JPによって消失した、遺体の頭部と思われる実体(以下、SCP-3309-JP-1)が写り込むという事例が発生しました。当事例は、SCP-3309-JPの発生対象が生前に通学していた学校・生前に属していた学年の写真に対応して発生が確認されました。これを受けて財団は、当該集団に対して配布される卒業アルバム等を事前に回収し、SCP-3309-JP-1が写った写真を差し替えるという工程を、特別収容プロトコルに追加することを決定しました。
各写真に写るSCP-3309-JP-1はその外見から、SCP-3309-JP発生時から劣化が進行していないと推定されています。また、その表情の判別が可能な程度に原形を保持しているSCP-3309-JP-1は全て、一般に「笑顔」と分類される表情を浮かべていることが判明しています。しかし、写真に写るSCP-3309-JP-1を視認した大半の人物が、それらが原形を保持しているかどうかに関わらず、「不自然な笑顔に見える」「無理矢理に笑顔を作らされているように見える」といった感想をSCP-3309-JP-1に対して抱いた点は特筆すべき事項です。
付与予定タグ: scp jp euclid 死体 写真 未収容 ショート2023
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シリーズ-JP所属
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JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3981783 (04 Jun 2018 13:25)
ご批評ありがとうございます!
ありがとうございます!
なるほど……。今回、表を挿入した主な目的は、腐ってぶよぶよになった水死体の頭部や、焼け焦げた頭蓋骨が卒業写真に写りこむ不気味な絵面を読者に想像してもらうことでした。(柊氏に関しては、「もし氏の自殺の一因にクラス・学年内のいじめが関わっていたりしたら、死後無理やり笑顔にさせられて自分が恨んでいる人間たちと同じ写真に撮られてることになるな~」という想像を勝手に読者がやってくれないかな~という期待もありましたが)
私が想定しているストーリーラインからある程度異なる考察をしていただくことは、それはそれで狙い通り(勝手に色々深読みして、勝手に色々怖がって欲しい)なのですが、必要以上にノイズになってしまっているような気もするので表周りに関してはもう少し考えてみます。表を無くすというよりは、それ以外の所を分かりやすくする感じで。
非常に参考になりました!他の方からも意見を伺いつつ、今後の改稿に繋げていこうと思います!
UVします。おそらく、遺体の表情を歪めて笑顔を作らせて写真に載せてあげている、善意と悪意のどちらに基づくかは明確でないものの倫理的にアレなことをしている存在がいる、というのがミソなのかなと感じました。特別分かりにくいことは無かったように思います。
個人的には、
この内容はそのまま特別収容プロトコルに追記してしまっていいのではないかと思います。伏線としての機能を持ちますし、これが特別収容プロトコルにあるからといってオチがすぐに見えてしまうことも無いように思います(一応、結末の示唆を弱める形でいじってから載せた方が良いかも知れませんが)。現状の最終段落を序盤に移し、「不自然な笑顔に見える」「無理矢理に笑顔を作らされているように見える」の旨を最終盤に持ってくる方が、インパクトが殺されることなく記事を完走できる気がします。
メタタイトルは現状のものか「ほら、笑って~!」を推しておきます。「欠席枠」は簡素で、趣味の悪さの伝達が他2案よりも難しい印象を受けます。
ご批評ありがとうございます!
ありがとうございます!
「プロトコルに持ってくるとやっぱり早めに真の異常性に気付かれちゃいそうだな」「大幅に情報をぼかすにしても、プロトコルでそれをやるのは相応しくないな」等、色々考えた結果、当該の記述を少し上のパラグラフに持っていくことにしました。伏線として機能させることはできませんでしたが、最終パラグラフのインパクトを殺すことは無くなったのではないか……と思います。
これまで散々迷ってきましたが、初期案に疑問符を付けた、「最後はみんな一緒がいいよね?」で行くことにしました。ご意見を下さったりTwitterの投票に参加してくださった皆さんに、この場を借りてお礼申し上げます。