僕らのために死んでくれ

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 僕らのために死んでくれ
著者: eagle-yuki
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXXX-JPの収容方法は確立されていません。財団は、SCP-XXXX-JPによる死傷者の発生を防ぐため、カバーストーリー『安全対策』を流布し全国の駅でのホーム柵の設置の推進を行うなどの対応を実施しています。SCP-XXXX-JPによる事故が発生した場合、カバーストーリー「飛び込み自殺」を流布してください。

説明: SCP-XXXX-JPは各地の駅のホームにて発生が確認されている、人間が不可視の存在に突き飛ばされる異常現象です。この時、突き飛ばされる人間（以下、対象）はランダムであり、必ず線路側に向かって突き飛ばされていることが判明しています。また、SCP-XXXX-JPは比較的利用者が多い路線の駅で発生する傾向が確認されています。

対象が突き飛ばされる際に受ける力は、全ての事例で一定ではありません。対象の立ち位置や体格等の条件によってはSCP-XXXX-JPの発生が認知されず、「気のせい」「通行者と身体がぶつかった」と認識されることがあります。しかし、これまでに確認されている事例の中には、最長でホーム端から約3m離れた位置に立っていた対象がSCP-XXXX-JPによって線路に侵入させられたものが存在しており、実際にSCP-XXXX-JPが原因とみられる人身事故は現在までに██件確認されています。

特筆すべき点として、SCP-XXXX-JPにより発生した人身事故やそれに起因する列車の遅延に対し、SCP-XXXX-JPが関わらないものと比較すると、多くの人間は嫌悪感・不快感を抱いていないことが判明しています。一部には事故の発生を好意的に捉える人間も存在しており、SCP-XXXX-JPの異常性に不特定多数の人間に対する精神影響が存在している可能性も含め、調査が行われています。

補遺1: SCP-XXXX-JPの対象となった人物へのインタビューから、「SCP-XXXX-JPの発生時、多くの対象は耳元で誰かに何かを囁かれていると感じていた」という旨の情報が得られました。これを受け財団は、耳元にマイクを装備させたDクラス職員をSCP-XXXX-JPの発生が最も多く確認されている川崎駅に待機させ、当該音声を録音するという試みを行いました。

この試みによって得られた音声を解析したところ、対象の死を望む内容の発言¹をする不特定多数の人間の声が確認されました。SCP-XXXX-JPのその他の異常性との関連性は現在調査中です。

補遺2: SCP-XXXX-JPによって対象が突き飛ばされる際、対象の受ける力が特に大きかった事例が頻繁に確認される条件がある程度判明しました。以下はその一覧です。

• 発生が月曜日の朝である。
• 発生が連休明けである。
• 発生が年始である。
• 発生が雨天の日である。
• 発生がサラリーマン・学生が多く利用する駅である。

付与予定タグ: scp jp keter 集団意識 鉄道 非実体 未収容

+ スポイラー＆Q要素

これは「会社・学校に遅刻しそ～！電車が遅延してくれればそれを言い訳にできるんだけどな～！」という人間の集団意識が起源となっているオブジェクトです。

・Q要素
電車はQuick早くてでQuakeガタガタ揺れるな乗り物なので……。

+ 気になっている点。

・そもそも面白いか。
・スポイラーの内容を読み取れるか。
・もっと盛り込めるネタは無いか。
・被っているネタは無いか。（異常性は276-JP、ネタの方向性は2788-JPに近い気がする）

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1. portal:3981783 (04 Jun 2018 13:25)

Footnotes

1. 「死んでくれ」「轢かれてください」など。