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概論
さすがにち█ち█の画像を載せるわけにはいかない。
ち█ち█の握りとは、エリンギをネタとして握った寿司である。しかしこのち█ち█はただのエリンギではない。このち█ち█には、見た者は誰であろうとち█ち█としか話したり書いたりできなくなるという異常な特性が備わっている。また同時に、このち█ち█は「ち█ち█」としか呼称することができない。実は女性には多少効果が薄くなってしまうのだが、圧倒的に男性スシち█ち█ブレーダー1が多いこの世界では十分効果に期待できるだろう。
これはもともとSCP財団の保有物であったが、財政破綻に伴い、売りに出されていたものを私が購入した。一点ものだったため、同じち█ち█はおそらく存在しないだろう。
スシブレード運用
ネタとしては比較的大きめのち█ち█部類であり、重量があるため攻撃力と防御力は高めであるが、その分機動力と持久力、そして操作性は低い。スシブレードとしての性能はよくある重量級のネタ、といったところだが、このち█ち█の真の強さはやはり前述した精神汚染能力であろう。相手に直接見せつけてやればたちまちに相手はち█ち█としか話せなくなり、もはや勝負どころの話ではなくなる。光のスシブレーダーお得意の「寿司と心を通わせる」なんてことは不可能、滅多に寿司と心を通わせることのない闇のスシブレーダーも戦意喪失は必至だろう。スシブレードのステータスは大幅ダウン、操作はおぼつかなくなり、ブレーダーの注意力も散漫になる。あとは弱体化したブレーダーにダイレクトち█ち█アタックを仕掛けてやれば勝利は容易い。
さらに言えば、男性に対してはこの精神ち█ち█汚染効果は永続し、たとえ記憶を消したとしてもその効果から逃れることはできない。女性では効果は30分程度しか持たないが、ち█ち█のことを思い出すだけで再び効果に襲われる。相手が男性であればそのスシブレーダー生命を終わらせ、女性であれば半永続的な効果によって苦しめる。まさに敵を根元からち█ち█切り倒す最凶のスシブレードと言えるであろう。
他の活用法
そもそもこのち█ち█は回さなくても効果はある。ち█ち█は相手を弱体化させるために使い、実際にはもっと一撃が重い寿司を回してダイレクトアタックを重視、ということも可能である。
エピソード
実を言うと、私はもうこのち█ち█を使っていない。ここからは、私がち█ち█を封印するきっかけとなった出来事について書いていく。
あの頃の私は、闇寿司四包丁やスシの暗黒ち█ち█卿の座を目指し、何人ものスシブレーダーたちを狩っていた。ある時、次の獲物を探して街を歩いていた私は、路地裏から2人の男の声がすることに気が付いた。聞き耳を立ててみたところ、どうやらスシち█ち█ブレード対決をしているようだった。今すぐ飛び込んで漁夫の利ち█ち█を得るか、それとも対決が決着してから勝者と戦うか……迷った私は決着してから疲弊した両方ともと戦うことに決めた。と、そうこうしているうちに決着がついたようだった。私は2人の前に姿を現し、倒れ伏す敗者にダイレクトアタックして完全にとどめをさしてから勝者の前に立ちふさがった。
男: ……誰だ。
私: 貴様に名乗るち█ち█名などない。構えろ。
男: は?……ふん、まあいい。
両者: 3、2、1、へいらっしゃい!
奴が射出したのは弱みの握り。どんな私の弱みが握られているかは知らないが、そんなことは構わない。なぜなら私のち█ち█の握りは……
奴: ち█ち█!?ち█ち、ち█ち█ち█!?
……相手を一瞬で戦闘不能にすることが可能だからだ。
私: ふふ、どうやら私のち█ち█の効果が表れたようだな。
奴: ち█ち█ち█ち█、ちち█ち█ちち█、ち█!
私: ち█ち█何を言ってるかわからんな……終わりだ!ち█ち█食らえ!
もともと概念系のスシブレードは操作性が悪いのに加えて、この精神ち█ち█汚染だ。まともな操作など不可能だろう。私は、弱体化した奴の弱みの握りにち█ち█の握りをぶつけ、持ち前の攻撃力で吹き飛ばしてやった。
私: 私の勝ち█ち█だな。
奴: ち、ち█……
私: とどめだ。
奴: ち█ち……!
これでまた、私の戦績に白星が追加された。ち█ち█の握りを使い始めてもうすぐ1年が経つ。この1年、未だに負けたことがない。やはり私のち█ち█に対抗できる寿司など存在しないのだ。負け続きだったあの頃はもう昔、敗北に泣いていた弱い私はもういない。そう思った。
私: さて、奴の弱みの握りを回収しないとな。
壁にめりこんだ奴の弱みの握りを回収し、握られた私の弱みを確認する。2壁にめり込むほどの攻撃力から、おそらく黒歴史型だと考えられるが……
私: こ、これは……
握られていたのは、黒ち█ち█歴史ではなく私の今までの戦いの光景だった。すべて私の輝かしい勝利の証……いや待て、改めて客観的に見返して思ったが、
私: 私ってこんなにち█ち█を連呼してたのか……?
戦っている最中は気付かなかったが、だいたい5単語にいち█回ぐらいの割合でち█ち█と発声していた。私はあまり口数が多いほうではないが、それでもかなりの回数ち█ち█と言っているように見える。そう考えると、これは、流石に……
私: は、恥ずかしいな……
私は勝利を手にするためには何でもやってきたつもりだった。ち█ち█だって、確実に勝利するために回すことを決めたのだ。恥なんてとうに捨てたと思っていた。しかし実際こうして黒歴史としてち█ち█握られているということは、深層心理では「恥ずかしい」と思っていたということだ。そして今こうして恥ずかしいのも、それが表層まで浮上してきただけ。私には、ち█ち█を握る心構えなんてできていなかったんだ。
ということで、私はち█ち█の握りを封印することにした。やっぱり、ち█ち█なんて恥ずかしいし、そもそもダイレクトち█ち█アタックするにはもっと攻撃力が高くあってほしかった。あと見た目も気持ち悪いし私のプレイスタイルにも合っていない。SCP財団に返そうとしたが、ち█ち█は受け入れ拒否されてしまったから結局焼却した。
それで、どうして恥ずかしいと言いながらこれを書いてるかというと、こうして私の弱みを一つ暴露することでそれを克服しようと考えたからだ。それに、私は一生ち█ち█の効果から逃れることができないし、こうやって文章にち█ち█起こすことによって自分を見つめなおそうとも考えたのだ。その結果、私が勝ち続きだったのは私が強かったからではなく、ち█ち█の握りが強かったからだと気づいた。つまり私の実力で勝てていたわけではないのだ……まあ、そのことも知ることができたし、これから私自身が強くなれるよう努力するつもりだ。
最後に言いたいことは一つ。勝ちにこだわるのはいいが、回す寿司は選んだほうがいい。
関連資料
闇寿司ファイルNo.900 "ハッカクキリンの握り"
まさにダイレクトアタック向きの絶大なち█攻撃力をほこる寿司。取り扱いには要注意。
闇寿司ファイルNo.800-D "ち█この握り"
読む価値はない。Deletedカテゴリに送られて当然だ。
ヒポミケス属- Wikipedia
この属の一種であるタケリタケというキノコはもうアレち█ち█にしか見えない。
文責: 魚尻栖呑
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3981126 (30 Apr 2020 05:45)
読後感としてはこれヤバいやつじゃないの……?ってなりました。この闇寿司ファイルの精神汚染、多分見た人全部汚染されるタイプのやつだと思いました。オチで闇が語彙力溶けているということはそういうことで、トップが終われば闇寿司も多分終わるか何かしらの混乱が起きるんじゃないかな〜とはなりました。もし、追加で入れるとしたらそういう闇寿司の混乱なんかを入れることになりそうですがこのままでもオチが付いてますし大丈夫だと思います。
また、回してるブレーダーが(恐らく)女性で、回さない理由のうちの一つに恥ずかしいが入ってるのもいい要素になるんじゃないかなとはなりました。あと、もし女性だった場合エピソードの絵面が更に酷いことになりますしね。
とにかく現状でもUVです!投稿楽しみにしてますね!
ありがとうございます。狙っていたことができているようでよかったです。
現状UVです。気になったこともとくにはないです。
「奴」に名前を訊いて、「 ……ち█ち█」とか言わせて、奴の名前を「ち█ち█」とかにさせると、また面白くなりそうだなと思いました。
投稿楽しみにしてますね
ち█ち█というワードで押し切る根本的なスタイルが元となった作品から変わっていないところが致命的だと思います。オチも予想されていたので笑えませんでした。
特に気になったのは関連資料で、小ネタを盛れるだけ盛れるところで変に真面目になっているのが悪い方に働いていると思います。
僕はdvになるかと思います。勢いで押し切るスタイルならもう少し新規性のある畳みかけをして欲しかったです。
watazakanaさん
ありがとうございます。そのような一場面を追加することを検討してみます。
meshiochislashさん
ありがとうございます。とりあえず、関連資料はもっと小ネタを挟んでいくことにします。新規性のある畳み掛けについては考えます。
拝見しました。改稿お疲れさまです。
ストーリー展開的には強力な武器を手に入れたものの弱みの握りで精神的ダメージを受け、実質痛み分けというところで、相手方の弱みの握りの特質とSCP-ち█ち█-JP-Jの特性を活かせたものになっているようにお見受けします。
ただ読んでいて気になったのは、全体的に改稿前よりち█ち█の入れ込みが甘くなっている点です。一文一文について、入れ込むと面白くなる部分を検討するのをおすすめします。たとえば固有名詞に挿入する、あとは読んでいるときのリズム感を有効に利用しましょう。
例えば「スシの暗黒ち█ち█卿」「黒ち█ち█歴史」のようにすると否応なく読者は反応するでしょう。また記事中にすでに書かれている「漁夫のち█ち█利」より「漁夫の利ち█ち█」のほうが繋がりがよく、またそのあとの「得る」に直接「ち█ち█」がかかることで言いようのないくだらなさを醸し出せます。あまりしつこくならず、ドン引きまではさせないくらいのバランスで、例のワードを追加するのがよいかと思います。
ありがとうございます。"ち█ち█の入れ込みが甘くなっている"……考えたこともありませんでした。もっと考えてち█ち█を入れ込んでいきます