SCP下書き ただのスパナ

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在、サイト-8132に保管されています。完全な収容方法は現在発見されていません。全てのSCP-XXXX-JPにはGPS装置が設置されます。SCP-XXXX-JPの移動を確認した場合、現在位置を特定した後に速やかに回収を行ってください。また、SCP-XXXX-JPの回収の為に機動部隊す-6(“ウサギの足”)が設置されます。

説明: SCP-XXXX-JPは自我を持つレンチです。形状の異なるものが複数本存在することが確認されており、現在21本を収容しています。

SCP-XXXX-JPは未知の方法によって瞬間的に移動します。この際SCP-XXXX-JPに接触していた物体は同時に移動します。SCP-XXXX-JPがこれまでに移動した場所は車輛、船舶、航空機などの移動手段として使われる物体の内部に限定されており、過去内部に出現した物体はいずれも事故によって大破しています。

SCP-XXXX-JPは移動後に物体の破損個所に自律して移動を行い、修復を行います。この際SCP-XXXX-JPが行う動作はナットを締める行為のみであり、多くは破損を防ぐことに貢献しません。

SCP-XXXX-JPは1945年4月1日に沈没した緑十字船「阿波丸」の残骸からIJAMEAによって初めて回収されました。その後、各地で同様の性質を持つSCP-XXXX-JPが回収され、現在に至ります。

主な回収記録に関しては回収記録-XXXX-JPを参照してください。

補遺: 2019年3月10日、エチオピアのボレ国際空港で墜落したボーイング737 MAX8の機内からSCP-XXXX-JP-22が発見されました。
それまでに回収されたSCP-XXXX-JPと異なり、SCP-XXXX-JP-22は会話を行う事が判明しました。以下は日本支部への収容が行われた際に同時に行われたインタビュー記録です。

インタビュー記録XXXX-JP-22-1

対象: SCP-XXXX-JP-22

インタビュアー: 枝研究員

枝研究員: では、インタビューの方をさせて頂きます。

SCP-XXXX-JP-22: ああ。

枝研究員: まず、何故あなたは他の個体と異なり会話が出来るのですか?また、何故他の個体は会話が出来ないのですか?

SCP-XXXX-JP-22: 他の個体、と言われるのは少し筋違いだ。あれは全て私の分身に過ぎない。

枝研究員: 分身?

SCP-XXXX-JP-22: 私が”オリジナル”なのだよ。こうして瞬間移動して事故を防ごうにも一本だけでは数が足りない。だからこうして自分と同じ行動をする分身を他のスパナに刷り込んで対応している訳だ。ただそれも完璧では無いからな、目と耳はあるが口は無い。

枝研究員: …ありがとうございます。次に、あなたが行っている事についてですが。

SCP-XXXX-JP-22: 事故を未然に防いでいるだけだが。

枝研究員: こちらでも承知しています。ただ…。

SCP-XXXX-JP-22: 君が言わんとしている事は私が一番よく分かっている。救うことが出来た例が無いにも拘らずなぜ続けるのか、と言う事だろう。しかし私はただのレンチに過ぎない。自分を複製しても出来る事はただナットを回す事ぐらいだ。

枝研究員: では、何故。

SCP-XXXX-JP-22: (数秒の沈黙)私には力が与えられた。あの方は悔いを持って死んだ私に同じ思いを誰にも味わわせない為にこの力を授けて下さった。与えられた責任が私にはあるのだ。それがナットを回す事にしか繋がらないとしても、私はいつかそれが誰かを救うことを信じて行かなければいけないのだ。

枝研究員: あの方、というのは誰の事ですか?

SCP-XXXX-JP-22: (沈黙)

枝研究員: 分かりました。今回のインタビューはここで―――

SCP-XXXX-JP-22: なあ、君は私を愚かだと思うかね。

枝研究員: はい?

SCP-XXXX-JP-22: 君の目に私はどう映っているのだ、どのように見える。

枝研究員: …レンチです。ただ一本のレンチに見えます。

SCP-XXXX-JP-22: そうか。

その後、SCP-XXXX-JP-22は収容を要請しました。現在までSCP-XXXX-JP-22は自己収容状態にあります。



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