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特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPによるミーム汚染の拡大を防ぐため、SCP-XXX-JP-1は会話を必要最低限に抑えることを条件に自由に行動することが許可されています。財団の倫理委員会とSCP-XXX-JP-1の会話は全面的に禁止されており、特定の端末による文章のみでの通信が許可されてます。SCP-XXX-JP-Aは現在最高機密レベルの保管庫に保管されています。SCP-XXX-JP-Aの使用は現在許可されていません。
説明: SCP-XXX-JPは自身が秘密結社「フリーメイソン」または「イルミナティ」の構成員であり自身が世界を牛耳っていると認識させるミーム災害です。SCP-XXX-JP-1(SCP-XXX-JPに暴露した人物)はSCP-XXX-JP-1同士で集団行動を行うことが多く、またSCP-XXX-JP-1同士が約50人以上で集団行動をとった場合SCP-XXX-JP-1倫理的思考が低下する傾向にあり、殺人行為や誘拐行為などに対し「自分たちが世界を裏から見守る存在である以上仕方がないことである」という思考に至ります。
SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPのミーム災害を発生させる図面です。SCP-XXX-JP-A-1、-2は一般に「プロビデンスの目」とされる図面であり、SCP-XXX-JP-A-3は一般にフリーメイソンのシンボルとされる図面です。SCP-XXX-JP-Aを複製した図面には認識災害は発生しません。
SCP-XXX-JP-A-1の発見経緯は1787年9月頃にジョージ・ワシントンがジョン・アダムズに対し、自身がフリーメイソンの一員であり、アメリカはフリーメイソンの所有物であると語ったため、同年10月頃に不審に思ったジョン・アダムズが大統領室に侵入した際に発見しました。
補遺1: ジョン・アダムズがジョージ・ワシントンの側近に行ったインタビュー記録
インタビューの書き起こし
日時: 1781年9月29日
[ログ開始]
ジョン・アダムズ: やあ███████、おはよう。
側近: あぁ、これはアダムズさん。おはようございます。
ジョン・アダムズ: 少し聞きたいことがあるのだが、最近ワシントンを見ていてどう思う。最近あいつは少しおかしくなってしまったようだが。
側近: そうですね、この前お会いしましたけどフリーメイソンがなんだかとか。
ジョン・アダムズ: ███████はフリーメイソンについて何か知っていたり聞いていたりしていないか?
側近: 特に詳しいことは何も知りませんね、ワシントンさん最近頑張りすぎたから壊れちゃったんじゃないですかね。でも、最近よくイングランドにお金や物資を送ってるそうですが。
ジョン・アダムズ: イングランド?なぜイングランドに送っているのだ?
側近: 私にはわかりかねます。
ジョン・アダムズ: そうか、ありがとう。
[ログ終了]
終了報告書: イングランド内を調査したところ、15世紀ごろまでフリーメイソンと呼ばれる石工団体が存在し、いくつかの異常性を持つ建造物を建設していたことが判明しました。また、フリーメイソンの関連施設内部にてSCP-XXX-JP-A-2、-3が発見されました。
補遺2: 要注意団体情報(1891年)
"フリーメイソン-1790"
危険度: 下・中・上
関係: 敵対
活動拠点: イングランドロッジ(本部)、フランス支部、ロシア支部
略史: SCP-XXX-JP-Aに暴露したジョージ・ワシントンを筆頭に18名が旧フリーメイソンのイングランドロッジにて設立。当初は小規模な団体で目立った活動はなかったが、1897年にアルフォンス・ド・ロチルドの支援により規模が拡大し、現在に至ります。
概要: フリーメイソン-1790の最終目標は新世界秩序を作り、世界統一国家を樹立し、監視の下で皆平等な世界を作ることです。フリーメイソン-1790は最終目標の達成に際して異常性を持つオブジェクトの使用が確認されています。また、その中には我々が襲撃された際のオブジェクトも含まれます。
イルミナティ-1790は現在イギリス、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、ロシアの紙幣発行権を所有しており、上記の国の政治家の多くがフリーメイソン-1790の構成委員です。そのため、欧米での財団の活動が大幅に制限されており、打開策が講じられています。
イルミナティ-1790と旧フリーメイソンの関係性は現在判明していません。
補遺3: 13人評議会会議議事録(発言者は便宜上O5とする)。
会議の書き起こし
日時: 1902年3月21日
[ログ開始]
O5-03: 最近のフリーメイソン-1790の行動は目に余るものがある。奴らはさっさとぶっ殺してしまった方がいいだろう
O5-01: ロックフェラー、落ち着きたまえ。荒っぽい考えは失敗を生むぞ。
O5-07: だがアダムズ、実際に彼らによって何十人もの同胞が殺されたんだ。我々も報復行動に出るべきだ。
O5-01: しかし、彼らは異常存在を躊躇なく使い殺戮を行う。ただ突っ込んだとしても余計に死者を増やすだけだ。
O5-13: 彼らとは共存すべきだ。下手に刺激するよりも彼らの活動を許容する代わりにSCiPをこちらに引き渡させるなどの交渉を行うなどを行うべきだと思うが。
O5-02: 下手に消耗するよりは幾分マシだろう。わたしは賛成する。
05-09: 待て、交渉を行うにしても彼らにメリットがないじゃないか。それじゃ交渉に応じるわけがないだろう。
05-05: 苦肉の策だが彼らの活動範囲を広げさせることを許容せざるを得ないのでは。
O5-04: 一時的に協力してるように見せかけてもし彼らが裏切ったらどうする?こちらが損してしまうだろう。
O5-10: よく考えろ。SCiPはこちらに引き渡されるのだよ。そうなれば彼らは無力なのだ。
O5-08: まず彼らと我々の力関係を見たときにこちらが有利だ。最悪被害など無視して攻め込むことも可能だ。
O5-01: まぁまぁ、そんなに白熱するな。この件に関しては後で投票で決めよう。
[ログ終了]
補遺4: 外部交渉に関する13人評議会投票。
1902/03/21
13人評議会投票
概要: フリーメイソン-1790の活動範囲をヨーロッパ全体に拡大することを許可する代わりに、SCiPの引き渡しを要求する。
評議会投票概要:
是 |
否 |
棄権 |
O5-01 |
O5-03 |
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O5-02 |
O5-07 |
|
O5-04 |
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O5-05 |
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O5-06 |
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O5-08 |
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O5-09 |
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O5-10 |
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O5-11 |
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O5-12 |
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O5-13 |
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補遺5: 外部交渉記録。
外部交渉記録-XXXX
評議会側の要求: フリーメイソン-1790の活動範囲をヨーロッパ全土にすることを許可する。その代わりにSCiPの全てを引き渡す。
フリーメイソン-1790側の要求: 全てのSCiPを引き渡すかわりに活動範囲を全世界に広げさせる。
[ログ開始(1902/04/09)]
フリーメイソン-1790交渉員(以下、FM1790交渉員): こちら側として活動の要となる異常存在の引き渡しにはヨーロッパ全土だけでは応じれないな。我々としては全世界での活動を許可していただきたい。
評議会交渉員: しかしながら、私たちは異常存在から世界を守っているのです。我々の活動範囲が縮小されることは世界に対する損害です。
FM1790交渉員: それもわかっています。だけれども先ほどももうした通り我々の活動は異常存在がなければ我々の活動は不可能に近くなります。その対価としては妥当だと思われるのですが。
評議会交渉員: 要するにあなた達の活動が存続できるようにすれば良いのでしょうか。でしたら我々はあなた達をサポートすることは可能です。
FM1790交渉員: [数秒間の沈黙] …ですがサポートするだけでは流石に引き渡すことはできません。
評議会交渉員: でしたらヨーロッパとアジア全土での活動を許可する上で我々があなた達をサポートしましょう。
FM1790交渉員: それならば、まぁ、はい。そうしましょう。
[ログ終了]
結果:ヨーロッパ・アジアをフリーメイソン-1790の活動範囲として許可するかわりにSCiPを評議会側に引き渡しました。フリーメイソン-1790に対する支援は1902年6月から行われます。
補遺6: 外部交渉-XXXXに関する13人評議会投票
1902/05/04
13人評議会投票
概要: 外部交渉-XXXXの交渉の内容を承認する。
評議会投票概要:
是 |
否 |
棄権 |
O5-01 |
O5-03 |
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O5-02 |
O5-07 |
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O5-04 |
O5-10 |
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O5-05 |
O5-11 |
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O5-06 |
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O5-08 |
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O5-09 |
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O5-12 |
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O5-13 |
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補遺7: 機密提携議定書のアーカイブ
機密提携議定書
調印日: 1902年6月1日
序文: 本議定書は、昨今の異常存在の活性化の増加及びその悪影響が両組織の共通の関心事であることを確認し、異常存在を私的な思惑の下で利用する個人並びに団体が急速に増加していること、その増加が世界の正常性を危ういものにしている現状並びにこのことが、自然の生態系及び人類に悪影響を及ぼすおそれがあることを憂慮し、現在及び将来の世代と世界の正常性のために世界を保護することを決意して、次の通りに協定した。
第一条: フリーメイソン-1790の政治的行動の範囲をヨーロッパ及びアジア全体とする。
第二条: イルミナティの最高機関である13人評議会決定にのみ限りフリーメイソン-1790の政治的活動範囲内でのイルミナティの活動を許可する。
第三条: フリーメイソン-1790は13人評議会の決定した予算の範囲内でイルミナティの支援を受けることが可能である。
第四条: フリーメイソン-1790はいかなる状況下においても異常存在を発見した場合は速やかにイルミナティに譲渡すること。
第五条: フリーメイソン-1790とイルミナティを総称する際において本議定書の名前である「機密提携議定書(Secret Cooperation Protocol)」の頭文字からとり「SCP財団」とする。
1902年6月1日にニューヨークで作成され、即時に効力は生じる。
大雑把な展開
ジョン・アダムズ→「同年10月頃に不審に思ったジョン・アダムズが大統領室に侵入した際に発見しました。」の節がありますが、ミームなのでジョン・アダムズもSCP-XXX-JPに暴露しています。ですが、ワシントンと違いアダムズは自身が「イルミナティ」の一員だと思っています。
補遺3〜補遺6→財団ではなくイルミナティだというヒント的なものです(十三人評議会という単語やロックフェラーなど)。
補遺7→落ちで、財団の元のなっている組織(十三人評議会)はSCPの影響を受けている。
聞きたい点
落ち被りがあるか・オチが面白いか 財団の設立に関する記事はたくさんありますし、それらの多くはSCP-001でとても面白いものが多いです。ですので、この記事は世に出しても良いのか、また、改善すべき点があれば教えて欲しいです。
オブジェクトクラスが適切か オブジェクトクラスがSafeとなっていますが、それは適切でしょうか。