SCP案　ただのクローン製造工場

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - (ただのクローン製造工場)
著者: ©pumpkin1234
作成年: 2022

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SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の敷地内に存在します。SCP-XXX-JP-1を用いた実験を実施する場合は担当博士の許可が必要です。

SCP-XXX-JPの起源についての調査は継続されます。

説明: SCP-XXX-JPはサイト-81██の敷地内に存在する工場に似た建造物です。サイト内に設置されているにも係わらず、SCP-XXX-JPの起源や建設時期についての詳細な情報は現状存在しません。少なくとも19██年には財団に存在が認知されていることが分かっています。

SCP-XXX-JP内部には通常の工場と同様の設備が存在していますが、その大半が既に劣化していて使用することができません。しかしながら、SCP-XXX-JP中心部に存在するSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2、SCP-XXX-JP-3については劣化がみられません。

SCP-XXX-JP-1は産業用タンクに似た、直径2m、高さ2.5mの金属製の機械です。SCP-XXX-JP内部には全部で████基のSCP-XXX-JP-1が存在します。SCP-XXX-JP-1の上部は開閉できるようになっており、内部は空洞です。またSCP-XXX-JP-1の前面には各SCP-XXX-JP-1毎に異なる数字が印字されています。

SCP-XXX-JP-2は通常の工場における”ライン”を形成していると思われる機械群であり、ベルトコンベヤーや産業用ロボットアームに似たSCP-XXX-JP-2が存在します。後述するSCP-XXX-JP-3を操作した時のみ動作し、また全てのSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2の”ライン”の上に並べられています。

SCP-XXX-JP-3はSCP-XXX-JP-2群のコントロールパネルです¹。隣接している3m四方の金属板に任意の人間(以下、"対象者"と呼称)を乗せた状態でSCP-XXX-JP-3を起動すると、中央部の画面に以下の文章が出現します。

Select the number.
>

画面の指示通り特定の数字を入力するとSCP-XXX-JP-2が起動し、入力した数字が印字されているSCP-XXX-JP-1に対して何らかの”処理”を施します²。その後、SCP-XXX-JP-2は”処理”が完了したSCP-XXX-JP-1をSCP-XXX-JP-3の付近まで運搬して再び停止します。SCP-XXX-JP-1、-2が有する異常に高い耐久性のために、この”処理”についての詳細な把握は現時点では達成されていません。この行程が完了した大半のケースにおいて、運搬されたSCP-XXX-JP-1内部には対象者に外見等の特徴や遺伝情報が酷似した人型実体(以下、SCP-XXX-JP-α)が生成されています。

SCP-XXX-JP-3の操作を行った大抵の場合でSCP-XXX-JP-αは生成され、前述の通り対象者と外見等が酷似しています。しかしながら対象者とSCP-XXX-JP-αの間で健康状態に著しい差異があったケースや、そもそもSCP-XXX-JP-αが生成されなかったケース等、変則的な事象も高い頻度で発生しています。詳細は下記の実験記録XXX-JPを参照してください。

[実験記録XXX-JP]