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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 過去にSCP-XXX-JPが出現した地域、ないし行方不明者数が有意に多い地域はエリア-XXX-JPに指定され、その全域に監視カメラが設置されます。SCP-XXX-JPの出現が確認された場合、現地の財団エージェントによる回収作業を行います。作業を担当する職員は事前調査によってSCP-XXX-JPの異常性に影響を受けないことが確認されている必要があります。一般人が異常性に曝露した場合、クラスB記憶処理を実施します。回収されたSCP-XXX-JPは最寄の財団サイトにて簡易検査を行い、サンプルを採取した後に規定の手順に則って処分されます。
説明: SCP-XXX-JPは不定期に出現する球状の肉塊です。挽肉状に加工された人間の体組織で構成されており、直径およそ10~20センチのものが同一地点に複数個出現します。血液や皮膚組織、内蔵などは除去されており、高度な技術によって解体されたことが示唆されています。出現地点は世界全域の市街地に偏在し、主として路地裏の奥部や廃墟など人目につかない場所です。SCP-XXX-JPに含まれる遺伝子情報はその地域における行方不明者のものと高い割合で一致し、複数人のものが混合されている事例も確認されています。また、SCP-XXX-JPには致死性の有害物質が大量に混入されており1、オブジェクトを摂食した生物は高い確率で死亡します。
SCP-XXX-JPの異常性は、一部の人間にオブジェクトへの異常な摂食欲求を抱かせることにあります。この欲求は非常に強く、制止した人間に対して過剰な攻撃的反応を示す場合もあります。異常性発現のメカニズムは判然としませんが、曝露者が一様に「美味しそうな匂い」に言及することから、その臭気に異常が存在するものと目されます。しかし、人間の嗅覚では臭気を知覚できない広い範囲に異常性の影響が及ぶことなど不可解な点も認められます。加えて、SCP-XXX-JPの異常性が作用するのはごく少数の人間のみであり、それ以外は一切の影響を受けません。潜在的な曝露者は年齢、性別、人種に関わらず遍在しており、曝露の条件は未特定です。この影響はクラスB異常の記憶処理による除去が可能です。
補遺.01: SCP-XXX-JPの出現地点には地域による極端な偏りが見られます。調査の結果、出現地点が集中している地域は周辺と比較して人口に対する行方不明者数が多いことが判明しました。SCP-XXX-JPの構成物にも鑑み、オブジェクトとの関連性が調査されています。
補遺.02: 収容手順に従って設置された監視カメラにより、未知の異常性が確認されました。SCP-XXX-JPを摂食したことで死亡した人間が放置された場合、数分から数時間でその死体が消失します。他者によって死体が動かされた場合には消失は発生しません。加えて、のちに出現したSCP-XXX-JP実例から消失した人間の遺伝子情報が検出される事例が相次いだことから、SCP-XXX-JPと行方不明事例の関連性は確実視されるようになりました。一方で、潜在的な曝露者の少なさと行方不明者数の増加率は明らかに釣り合わないものであるとの指摘も存在します。
補遺.03: 長期観察の結果、SCP-XXX-JP出現地域における行方不明者数は総じて増加傾向に転じていることが確認されました。その契機は該当地域においてSCP-XXX-JPの捜索・回収が開始された時期と概ね一致します。現在、SCP-XXX-JPが各行方不明事例と直接的には関与していない可能性について再検討が行われています。
scp jp keter 食物 嗅覚 毒性 有機体
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- portal:3744611 (05 Jun 2018 10:40)
細かい点から指摘させていただきます。
偏在という単語が多用されていますが、遍在ではないかと思います。
肉塊というとブロック肉をイメージするので挽肉の塊であるならば別の表現にした方がいいと思います。また、不定期に出現とありますが、出現というと最初にイメージするのが、空中にパッと浮かぶような形であったので、路上に置かれる形で表れるのであれば、別の表現の方がいいのではないかなと思いました。
センチではなくセンチメートルあるいはcmといった表記の方がいいと思います。
もくされるではなく、考えられていますなどの表現の方がいいと思います。
匂いというのは、物質の細かい粒子のようなものが、嗅細胞に吸着することで知覚されるので、人間では知覚できない微細な量の粒子しか拡散し得ない範囲だとしても、異常がその物質自体にあるのであれば、異常性の影響範囲については不可解な点とはならないかと思います。
また、直後にSCP-XXX-JPの異常性が作用するのはごく少数の人間とあり、この少数の人間にのみ、これらの異常な物質を検知する嗅細胞が備わっていると考えるのが自然であると思います。
人口に対する行方不明者数ではなく、行方不明者数の割合としてしまった方がよいと思います。
文章の意味が分かりませんでした。修正すべきだと思います。
表記揺れは好ましくないかなと思うので、収容プロトコルか、あるいは単にプロトコルとしてしまった方がよいと思います。
潜在的な曝露者というのがどのようなものを想定しているのか分かりませんでした。また、同じ地域内で比べているのであれば、数とか数、あるいは割合と割合を比べるべきなので、比べる対象が合致していないと思います。
内容について
オチについてですが、スポイラーを読まないでここにたどり着くのは難しく、辿りつかなければ、人を殺し、それを利用して再度人を殺す餌を作るものとしかならないので、あまり面白くないと思いました。
また、こちらの記述は行方不明者=このオブジェクトにより死亡し、消失したものという認識を補強するものであり、実は行方不明者は「人間を捕食するなにか」によって捕食されたというオチと相反する内容となってしまっているのが、現時点での一番の問題点であると思います。
このオチを書きたいのであれば、この部分の修正とヒントの追加は必須です。また、オブジェクトが自然に発生、消失しているものではなく、何者かの意図の元に作られていると言うことを、高度な技術によって解体されたこと以外でも表現していったほう通いかなと思います。
また、特別収容プロトコルには回収されたSCP-XXX-JPについての記載はありますが、死体についての記述がありません。死体については回収を行わないでしょうか?
全体を通して、情報の不足と隙の多さを感じました。どんでん返し系の記事なので、出す情報の正確さはもちろんとして、細かい表現にも気を遣ってオチまで持って行くべきだと思います。匂いに反応するなにかと、反応しない人間。オブジェクトによる行方不明者と、何かに捕食された行方不明者。オブジェクトの出現と、死体の回収。特にこれら三点についてもっと情報を整理した上できれいにまとめられるとよい記事になると思います。
あんまりにも小ミスが多いため、オチに関することにのみ言及させていただきます。
この認識は私の意図していたところで、それを最後の補遺によってひっくり返すのを狙っていたのですが、やはり分かりにくかったですね。語らずに語るを意識するあまり情報が少なくなりすぎてしまいました。とはいえ、行方不明者=このオブジェクトの被害者というひっくり返す前提を用意する必要もあるので、ノイズ除去のためにいっそのこと人間以外の肉にしてしまってもいいかもしれません。
なるべく短くしたくて記述を削った部分もあるので、うまい具合に隙間を埋めるように情報を出す形で改稿を行おうと思います。仔細なご批評、ありがとうございました。