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メモ:書きたいものを見失うな。可愛さを引き出す方向で行け

第二段階のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 担当職員は各地の気象機関と連携して異常な積乱雲の早期発見と対処にあたります。SCP-XXX-JPの発生が確認された場合、影響範囲内に気象警報を発令し災害対策を行います。また、乱気流を理由としてSCP-XXX-JPの周囲20km圏内の航空機の飛行を阻止してください。SCP-XXX-JP-1が通常の高度から更に下降する兆候を見せた場合、遠隔操作無人機によって誘導を行います。
事後処理は広域隠蔽手順Bに従って行われます。
説明: SCP-XXX-JPは1891年から発生が確認されている異常な積乱雲です。大きさは出現場所や季節によって変化しますが、典型的には直径が約10km、高さは10~15kmです。SCP-XXX-JPは大気の状態が不安定な環境下の日中に発生します。SCP-XXX-JPが通常の積乱雲が変化したものであるかは現状不明です。
SCP-XXX-JP-1は空中を自在に移動する能力を持つ白いイエイヌ(Canis lupus familiaris)です。外見の特徴から犬種はポメラニアンと推定されています。SCP-XXX-JP-1は気圧や気温の変化、風雨や落雷による損傷を受けません。出現時のSCP-XXX-JP-1は一般的な小型犬と同等の大きさですが、個体同士で合体を行うことで巨大な個体に変化します。反対に1体のSCP-XXX-JP-1が複数の小さな個体に分裂することも可能です。SCP-XXX-JP-1の興奮度合いが高まるほどこの変化は頻繁に行われ、また地上への被害も増加する傾向にあります。
以下はSCP-XXX-JP発生から消失までの流れです。
第一段階: SCP-XXX-JPが発生し成長し始めます。SCP-XXX-JPの上部にSCP-XXX-JP-1が出現1します。SCP-XXX-JP-1は走り回る・他の個体とコミュニケーションを取る等の行動を行いながら雲頂まで移動します。どうしてこんなにモフモフしててかわいいんだろう また、1時間あたり50mm程度の連続した降水と強風が発生し始めます。風雨はSCP-XXX-JPの消失まで弱まることはなく、洪水や河川の氾濫・突風による被害をもたらします。
第二段階: SCP-XXX-JPは雲頂が対流圏界面に達したかなとこ雲になります。これ以降SCP-XXX-JPは形状が変化しなくなり、発生地点に留まり続けます。 雲頂に到達したSCP-XXX-JP-1は掘るような動作を行ったあと、SCP-XXX-JPに潜り消失します。
第三段階: SCP-XXX-JP-1が雲底から再出現し、下降を行います。地上約200m地点まで到達するとSCP-XXX-JP-1は移動を停止し、SCP-XXX-JPの中心部を見つめます。それっ取ってこい! すると、SCP-XXX-JPから連続して放電が発生し、SCP-XXX-JP-1は雷に対して積極的に接触するような行動を取るようになります。接触に成功したSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPに突入し、数十秒後再出現します。この間放電が一時的に停止します。よしよし、いい子だねえ このサイクルは開始から2時間が経過するまで繰り返されます。地上では落雷による停電等の被害が発生します。

徘徊中のSCP-XXX-JP-1。この事案では直径3cm程度のSCP-XXX-JP-1群が高速で衝突したため、█棟の家屋が被害を受けた。
この段階のSCP-XXX-JP-1は稀に標準的な高度を超えて降下を行う場合があります。この現象は主にSCP-XXX-JP-1が付近を飛行する航空機を追跡した結果発生したものです。SCP-XXX-JP-1は他の生物に対して友好的に振る舞いますが、SCP-XXX-JP-1は帯電状態であり、なおかつ力の加減を行わないため接触は危険を伴います。極端な事例ではヘリコプターがSCP-XXX-JP-1と衝突した結果、テールローターが破損し墜落する事故も発生しています。この行動はSCP-XXX-JP-1付近に落雷が発生し、戻っておいで それに反応したSCP-XXX-JP-1が自発的に元の高度まで戻り終了します。
第四段階: そろそろ帰ろうか SCP-XXX-JPが急速に衰退し、影響範囲内は晴天となります。SCP-XXX-JP-1は一斉に身震いを行い、同時に身体が同質量の雨水に変化して飛散します。
使用予定タグ: scp-jp keter 犬 天候 未収容 ルーキーコンテスト
画像出典
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Big_Cumulonimbus.JPG
ライセンス: CC BY-SA 3.0タイトル: Big Cumulonimbus.JPG
著作権者: Simon Eugster
公開年: 2005年
補足:
以下の画像を合成して使用しています。
ソース: https://pixabay.com/ja/photos/水をドロップ-雨-緑-葉-木-932073/
ライセンス: CC0タイトル: 不明
著作権者: tookapic
公開年: 2015年
補足: Pixabayは2019年1月より独自のPixabay Licenseに移行しましたが、2019年1月以前にアップロードされていた画像には引き続きCC0が適用されています。詳しくはこちらを参照してください。タイトル: Kita
著作権者: Alexandratx
公開年: 2009年
補足:
- portal:3711350 ( 31 May 2018 18:01 )

定例会での批評を元に改稿しました。
主な変更点
・現象を段階に分けて記述
・SCP-XXX-JPがいつから出現しているか、SCP-XXX-JPが発生することによって起こる気象現象、SCP-XXX-JP-1の出現数などの情報を追加。
・SCP-XXX-JP-1が人間と関わろうとする描写を追加。
現象としてはなかなか微笑ましく、楽しく読めました。何か読む上でインパクトのある描写が欲しいですね。流れは出来ているので、あとは面白みをいかに追加していくかだと思います。現状では少し薄味かな。この場合だと、画像で帯電状態の光るエレキドッグ🐕の画像、雲の上で遊んでいる犬の画像なんかがあると一気に記事が締まるのですが、なかなか厳しいですね…。絵面は良いんですが
・帯電状態の犬が引き起こす惨状や被害を具体的に描く。犬が可愛くじゃれついてくるわけだが、帯電により町が大パニックになる様子をインシデントとして追加
・帯電犬と雲のバックストーリーを考える。行動原理、なぜこの雲は発生するのか?などを調査した記録などを追加する
など、いろいろと工夫の余地があると思います。現状見た限りでは、dvする材料もないのですが、とはいえuvに至る強い材料もないかなという感じでnvです。
話の方向性は良いと思いますが現状だと物足りなさを感じました。かなとこ雲・ドッグパーク・ポメラニアンとしてのそれぞれの性質が絡んでいくように話を作れると良いと思います。
例えばですが、ポメラニアンは雨の性質を持っていますね。雨粒と同じように最初は小さなポメラニアンが徐々に合体して巨大化して行く、ポメラニアンの大きさやテンション等でかなとこ雲も巨大化して巨大化したポメラニアンが落ちたり竜巻などの被害が出る、財団はポメラニアンとしての性質を利用して遊んだり別の物に興味を持たせたり誘導して被害を抑え込むみたいな流れを組み込んでみるとかですね。
もっとポメラニアンが雲の形の変化や内部の動きを遊具として扱っている要素を加えてみるのもいいかもしれません。
絵面が重要な記事だと思うので、エレキドッグの加工は難しくても雷で帯電してもこもこになったポメラニアンの写真などが用意出来ればよいかもしれません。
二人とも批評ありがとうございます。
バックストーリーは雷神が愛犬を遊ばせているというものなのですが、現状では飼い主の存在について伝わりませんね。さりげなく描写できる方法を思いついたら追加しようと思います。
合体するポメラニアンのアイデアありがとうございます。SCP-XXX-JP-1の行動の変化に合わせて出現のタイミングの変更とインシデント記録の追加を行いました。(インシデント記録はもっと詳細を書きたいですね)
財団の対処が後手に回っているのが自分でも気になっていましたので、特別収容プロトコルにSCP-XXX-JP-1を誘導する旨追加しました。
最後に画像についてですが、良さそうな画像があったら2枚目の画像を差し替えたいです。エレキドッグは流石に厳しそうなので、現状雪を小さなポメラニアンに変えた画像を考えています。