SCP-xxx-JP - 口裂け女

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アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはサイト-81-101でレベル2ヒト型実体収容マニュアルに基づき収容されています。精神的な健康状態の悪化を防ぐため、SCP-xxx-JPには定期的なカウンセリングを行い、またSCP-xxx-JPからの申請に応じて不織布製マスクを提供します。

説明: SCP-xxx-JPは40代程度のモンゴロイド系女性の容姿を持つヒト型実体です。SCP-xxx-JPは裡咲真由美 (ウラザキマユミ) を自称していますが、日本国の名字に「裡咲」は存在しておらず、少なくとも姓は虚偽であると考えられています。

SCP-xxx-JPの身体的特徴として、両方の口角から耳にかけて重度の裂傷が存在しており、非異常の綿製の糸を用いて乱雑に縫合されています。この縫合はSCP-xxx-JPが自主的に行ったものと自供しています。裂傷が収容以来回復の兆候を見せていない一方で、SCP-xxx-JPが負うその他の物理的外傷はすぐさま治癒します1。これらの異常性を除けば、SCP-xxx-JPの生物学的・生理学的特徴に異常は見られません。

現在までに得られている情報から、SCP-xxx-JPは日本国内で一般的に「口裂け女」として知られる都市伝説上の怪異と同一の存在であると考えられています。

補遺xxx-JP.1: 発見

SCP-xxx-JPは2021年12月29日に日本国北海道札幌市で発見され、サイト-81-101に収容されました。当時SCP-xxx-JPは歩道上で倒れているところを一般人により発見され、市内の病院へ緊急搬送されていました。搬送先の病院の医師らはSCP-xxx-JPが低体温症と貧血による意識溷濁状態と診断し治療を行い、一方でSCP-xxx-JPの頬の裂傷から何かしらの事件が関与していると判断し、警察へと通報を行いました。

通報を受けた警察署内に潜伏していた財団エージェントはサイト-81-101を通じ81管区民俗文化部門へ連絡し、民俗文化部門の司令の下SCP-xxx-JPの調査を開始しました2。調査の結果、SCP-xxx-JPに関して身体的特徴や身分不明であることなど不審な点が多いことから仮収容の実施が決定しました。2022年1月2日に体調回復に合わせSCP-xxx-JPのサイト-81-101への移送が行われました。SCP-xxx-JPに関与した人物らへは記憶処理を行い、カルテ等の周辺情報はすべて回収されました。

収容後、SCP-xxx-JPは自身が「口裂け女」である旨を述べ、財団が把握していない複数の証拠や自身以外の異常存在の情報を提示しました。2022年1月25日、取得した情報の正確性やSCP-xxx-JPの身体的異常性、および「口裂け女」の都市伝説が財団によってSCP-471-JPの収容に際しカバーストーリーとして創作されていた事実を考慮し、SCP-xxx-JPの正式な異常存在としての収容が決定しました。

補遺xxx-JP.2: インタビューログ

インタビューログxxx-JP.2.1


前記: 以下のインタビューはSCP-xxx-JPが正式に異常存在として収容されてから最初に行われたものです。インタビュアーはエージェント・鰆が担当しました。


[記録開始]

SCP-xxx-JP: 何から話したらいいのかしら?

Agt.鰆: では、貴女の素性などについて。

SCP-xxx-JP: 裡咲真由美、多分40代、見ての通り口裂け女。

(SCP-xxx-JPがマスクを外す)

SCP-xxx-JP: ね、綺麗でしょう?

Agt.鰆: 個人的には綺麗だと思います。

SCP-xxx-JP: いやぁ、照れますね。

Agt.鰆: えー、それで確認ですが……本当に都市伝説の口裂け女なんですか?

SCP-xxx-JP: まあ、信じられないのも仕方ないわ。昔は本当によく知られてたけど、今じゃあたしのこと信じてる人間なんて全然いないでしょうし。いわゆるオワコンってやつなのよ。

Agt.鰆: いや、まあ、えー……まだ確定的な証拠こそありませんが、私たちは貴女が口裂け女じゃないかとは考えてますよ。

SCP-xxx-JP: ありがとう。あの頃は誰もがあたしを怖がったけど、時代は移ろうものね……

Agt.鰆: 100キロババア3についてですが、情報提供をしていただけて大変助かりました。しかしどうして、貴女が彼女のことを知っていたのでしょうか?

SCP-xxx-JP: 話すと長くなるんだけど、端折って言うと、あのお婆さんにはとても助けられたのよ。貴方たちは何かメンインブラック的な存在なんでしょう? 少なくとも私たちに危害を加えようとはしてないよね。

Agt.鰆: まあ、そうですね。私たちは貴女方のような存在を保護する団体です。

SCP-xxx-JP: あたしが北海道に来る前から貴方たちの存在は薄々聴いてたのよね。それでお婆さんを匿ってもらおうかと思って。お年寄りだし、コロナに掛かりでもしたら死んじゃうかもしれないじゃない。

Agt.鰆: それで彼女にマスクを渡してたんですね。

SCP-xxx-JP: 北海道でどこに行けば私が過ごせるような場所があるかとか、色々教えてもらえたのよ。そのお礼でもあったのよ。

Agt.鰆: 貴女自身はどうして北海道に?

SCP-xxx-JP: まー……単に前いた場所じゃあもう私のこと知ってる人もいないだろうし、心を入れ替えて新天地で活動しようかと思って、どうにかヒッチハイクとかで乗り継いで2018年の春に来たのよ。でも最大の理由は、肌荒れが酷くて。(笑い声) 特に裂けてるとこの周りが。

(沈黙)

Agt.鰆: なるほど。

SCP-xxx-JP: 歳食ったからか、年中マスクしてたら荒れちゃって、痒くて……それで湿気の少ない北海道に来たというわけ。あたし、刺し傷とかはすぐ治るのに吹き出物とか胃潰瘍とか、全然治らないから。

Agt.鰆: 貴女がここに来たのも、病気が原因でしたね。

SCP-xxx-JP: 体の中の病気みたいなのは、普通に人間と同じ感じというか。コロナが流行り始めてからは、ただでさえ今の時代顔を晒せばすぐ通報動画拡散で大変なことなるのに、尚更外せなくなっちゃって。あたしのアイデンティティが失われて苦しかったのよ。

Agt.鰆: 例えば、定期的に都市伝説で良く語られているような行為をしなければいけないとか、そういったことがあるんですか?

SCP-xxx-JP: そうなの。ある種の呪縛みたいなもので、顔を晒してあたしが綺麗かを誰かに問わないと、気が狂いそうになる。多分だけど、あたしが顔を出すより顔を出さないままのほうが、もっと周りに危害を加えちゃうんじゃないかとか思ってた。

Agt.鰆: そうなんですね。

SCP-xxx-JP: それに、2009年にインフルが流行った時もそうだったんだけど、流行病に罹ると大変なの。人間じゃないから病院になんか行けないし、薬だってない。あの時は大変だったわ。何度熱が出たのかも測れなかったけど、多分すごかったと思う。

Agt.鰆: 道で倒れたのは、そういった顔を晒せないストレスによるものだったのでしょうか?

SCP-xxx-JP: 馬鹿みたいな話なんだけどね……そういう経験があるからこそ、私だってコロナには掛かりたくないし、コロナを周りにばらまきたくもなかった。だからコロナが始まってからは死にそうだったのよ。流行が始まったばかりのときはマスクがどこにもなくなったし。「私キレイ?」もできるわけないから、公衆トイレの鏡に向かって訊いてたわ。それでこの欲求が満たされりゃよかったのに、この様。あたしを見つけてくれた人には本当に感謝したい。一世を風靡した口裂け女が道端で死んでるなんて、嫌でしょ。

Agt.鰆: 確かに。まあ、ロマンも何もないなとは思いますが……

SCP-xxx-JP: 疲れてしまったの。マスクを付けていないといけない。でも定期的に外さないといけない。でも外せない。でも外さないと肌荒れも酷いしストレスも地獄。だからって外せばコロナに罹るかもだし動画でも撮られたら終わり。本当正直相当心の底から本当にマジで限界だったのよ。だから、貴方たちに見つけられて本当に良かった。メンインブラックな貴方たちとは都市伝説同士仲良くしたい。煮るなり焼くなり……は嫌だけど、色々な身体検査とかするなら甘んじて受け入れるわ。

Agt.鰆: 助かります。

SCP-xxx-JP: いずれまた、私も貴方たちも気持ちよくマスクを外せる日が来るといいわね。

Agt.鰆: そうですね。

SCP-xxx-JP: ああそうだ、コロナと言えば。匿ってもらってる身で厚かましい気もするけど、一つだけお願いしてもいいかしら?

Agt.鰆: 何でしょう。

SCP-xxx-JP: ほら、あたし人間じゃないから……まだワクチン打ててないの。できるなら摂取させてもらえないかしら。

Agt.鰆: なるほど。検討してみます。

SCP-xxx-JP: やった!

[記録終了]


後記: 申請に基づき、SCP-xxx-JPには財団医療部門製のCOVID-19ワクチンの接種が実施されました。SCP-xxx-JPは2回目のワクチン摂取後に副反応と見られる最高53.7℃の発熱を示しましたが、その後の健康調査では異常は見られませんでした。体内に由来する高熱に対しSCP-xxx-JPが耐えられた事実は既に考えられている異常性と矛盾しているため、SCP-xxx-JPの耐熱性や免疫機構についての調査およびSCP-xxx-JPの説明セクションの見直しが行われています。

収容に対し協力的であること、また財団が把握していない都市伝説上の怪異に関する情報を有していることから、SCP-xxx-JPを収容スペシャリストとして特別雇用することが提案されています。この提案は異常と認識されるSCP-xxx-JPの性質の特定が完了し、精神的な問題が解消可能であると判断された場合にのみ可決される予定です。



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