実験記録XXXX-JP-1 - 日付20██/██/██
実験方法: いくつかの球体(木、鉄、石、アクリル製)を用意し、Dクラス職員にSCP-XXXX-JPを殺害させ転移が発生するか実験を行う。
実験結果: 転移した。ほぼ全ての実験で目線の先にある球に転移していた。
分析: 木製でも鉄製でも材質は関係なく、視界内にある球体を優先して選んでいるようです。以降の実験も基本はこの方法をとることとします。
実験記録XXXX-JP-2 - 日付20██/██/██
実験方法: SCP-XXXX-JPの視界を遮った状態で実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 転移した。周囲の球体へランダムに転移していたが、より球体に近く、近距離に配置された球体への転移が多くみられた。
分析: SCP-XXXX-JPには視覚以外に近くの球体を判別する能力があると思われます。
実験記録XXXX-JP-3 - 日付20██/██/██
実験方法: SCP-XXXX-JPが卵の状態で破壊された場合の実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 転移した。視界を遮った状態での実験と同じ結果になった。
分析: 卵の状態では胚盤が損傷することで転移が発生するようです。
実験記録XXXX-JP-4 - 日付20██/██/██
実験方法: 内部が空洞の球体を用意して実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 空洞の球体には転移しなかった。代わりに実験を担当していたD-11893の頭蓋内へと転移した。転移したSCP-XXXX-JPは後日、問題なく孵化した。
分析: 栄養となる内容物が無ければ転移はできないようです。以降は事故防止用の球体を用意し実験を行うものとします。
実験記録XXXX-JP-5 - 日付20██/██/██
実験方法: 球体の種類を替えて実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 水の入った容器:転移した。
硫酸の入った容器:転移した。孵化したSCP-XXXX-JPは酸への耐性を獲得していた。
氷の球体:転移した。氷が溶けて成長ができなくなった時点で再転移が発生した。
赤熱した鉄:転移した。孵化したSCP-XXXX-JPは熱への耐性を獲得していた。
補遺: それぞれ獲得していた耐性は次に転移した際には消滅していた。
分析: 中身が詰まっていればなんでも構わないようです。周囲の温度で孵化ができなくなるのに転移する物質が高温でも問題が無いのは何故なのでしょうか?
実験記録XXXX-JP-6 - 日付20██/██/██
実験方法: 段階的に球体を小さくして実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 最小直径3.2cmの球体まで転移を確認。それよりも小さい球体には転移しなかった。
補遺: 球体の直径に比例して孵化したSCP-XXXX-JPの全長も小さいものになった。
分析: 最低限ある程度の体積が無ければ転移はできないようです。
実験記録XXXX-JP-7 - 日付20██/██/██
実験方法: 段階的に球体を大きくして実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 直径4mの球体まで転移を確認。
補遺: 球体の直径に比例して孵化したSCP-XXXX-JPの全長も大きいものになった。大きさによる孵化までにかかる時間はほとんど変化しなかった。
分析: 実験では4mまでの転移を確認しましたが、SCP-XXXX-JPが転移できる大きさには上限が存在しない可能性があります。
実験記録XXXX-JP-7 -2 - 日日付20██/██/██
実験方法: 全長4.2mまで成長したSCP-XXXX-JPに直径5cmの球体を視認させ実験を行い、転移が発生するか観察する。SCP-XXXX-JPの殺害には対戦車ライフルを使用する。
実験結果: 転移した。
分析: 球体とさえ認識させれば元の大きさはあまり関係ないようです。
実験記録XXXX-JP-8 - 日付20██/██/██
実験方法: 直径4mの球体の上にSCP-XXXX-JPを配置し実験を行い、転移が発生するか観察する。
実験結果: 転移しなかった。SCP-XXXX-JPは用意してあった別の球体へ転移した。
分析: やはりSCP-XXXX-JPが球体だと認識しなければ転移は起こらないようです。安心しました。
太字部誤字だと思います。下線部は学名につき斜体にしてください。
再誕プロセスという造語が何を指しているか明示されていないので、「再誕プロセスとは~~」や「これを再誕プロセスと呼称します」のような定義づけが文中に必要だと思われます。
だ・である調とですます調が混在しているので統一が必要です。
記事としての形はできていると思います。ただし、あまり面白くありませんでした。オチが「地球が大変」オチですが、かなり似たようなオチがSCP-439-JPでやられてしまっているので、既視感がありました。流れが完成しているだけに大変ですが、オチから見直す必要があるかもしれません。
批評ありがとうございます。
修正しました。
呼称について追記しました。
修正しました。ちなみに、[分析:]については口語にしても問題ないでしょうか?
オチについてはもう一度考えてみます。確かに書いていて脳内にSCP-439-JPがチラついてしまってたので、まずは既視感を払拭するため差別化の方向から考えてみようと思います。
記事の内容を改稿してみました。
主にメール内容を変更し、着地地点を少しずらしてみました。
多少は既視感の払拭ができたでしょうか?
改めてよろしくお願いいたします。
拝読しました。
アイテム番号: などのコロン(:)の後には半角スペースを入れましょう。
雛という表現ですが、「幼鳥」のほうがよりクリニカルだと思います。
実験記録のだ・である調とですます調ですが、まだ一部が混在しています。「~だろうか?」などが混ざっているのが原因です。ちなみに、分析は口語調の記事も多いです。
「転移後の胚は球体内の物質を栄養源として成長」するとありますが、鉄球の中に転移したひよこが、鉄だけを栄養素として普通のひよこに成長するのはどう考えても異常です。例えば「球体内の固体または液体を不明な原理で自身の栄養素に変換させて成長し~」などと書くのが良いと思います。
オチのメールですが、どうしても記述が主観的になってしまうのが惜しいです。一長一短ありますが、例えばこれを地の文で書き、「追記20XX/XX/XX」といったタイトルで折り畳んでおくとより報告書らしさが増すと思います。また、「地球がターゲットになる」ということはもう少しぼかしても良いかもしれません。参考作品としてあげられていたSCP-439-JPでも明言は避けられています。
ストーリーがSCP-439-JPと似ているのもそうでしたが、僕は次のような矛盾が気になりました。
という文章が説明にあります。仮にオブジェクトが月の内部に転移した場合、外部環境は宇宙空間です。宇宙空間はもちろん通常の生物が生存できる環境ではないため、この理論ならオブジェクトは永遠に休眠状態になり、地球へのリスクはほぼないと考えられます。そうするとそもそものストーリーが成り立たなくなってしまうので、何らかの方法でこの矛盾は解決する必要があると思います
批評ありがとうございます。
直しました。
確かにそっちのがいいですね、変更しました。
直しました。
盲点でした、ちゃんと異常だとわかった方がいいですね、直しました。
なるほど…下記のとも含めて表現を考えてみます。
休眠状態についてはおっしゃる通り、休眠状態から脱することは半永久的にありません。
が、何百年後かに人の手で月の環境が変わったり、月そのものが破壊されるようなことがあれば月から地球に渡り、今度はちゃんと孵化する。とういう想定でした。
メール部分、改稿してみました。
報告に変えて少しだけ固くして、でっかいひよこ!を前面に出してみました。(元々の案がそれだったので
月と地球は一蓮托生のままですが、よくよく考えたら潜在的脅威あるな?くらいに留めてみました。
最後になにか付け足すかどうかは少し悩んでます。(クラス再分類の提案とか)