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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

SCP-XXXX-JP実体
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、出現の正確な予想が困難であるため未収容です。ただし出現傾向の性質上、目撃者は少数であることが多いため事後処理を行うことで一般社会への情報流出は十分に防ぐことが可能です。新たなSCP-XXXX-JPの出現が確認された場合、機動部隊及び回収班を現場に派遣してSCP-XXXX-JPの回収と周辺地域の復旧、目撃者の記憶処理を行なってください。回収したSCP-XXXX-JPは、サイト-81██に併設された低危険度車両収容ガレージに個体ごとに識別番号を振られた状態で収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは、250×150×150cmほどのプラスチック製の寸詰まりにデフォルメされた自動車玩具1に酷似した実体です。大まかに車体とエンジン部の2パーツで構成されており、車体の材質はFRP製で、未知の企業ロゴが確認されることと大きさ以外に異常な点は見られず現代化学で十分に再現可能なものです。エンジン部はタイヤ直結型のプルバック式ゼンマイに構造が酷似していますが未確認の素材が使用されており異常な出力での動作が可能です。エンジン毎に個体差がありますがSCP-XXXX-JPは約200~300km/hでの走行が可能です、ただしエンジン部のゼンマイを捲く際にも出力に比例した力を必要とするため動作の再現は困難です。
SCP-XXXX-JPは、日本国内の範囲に不定期な間隔で深夜帯の高速道路などの交通量の少なく直線距離の長い道路に出現します。また出現の数分前からその地点では通常より交通量が減少することから、なんらかの異常効果が働いていると考えられています。その性質から出現の予測は困難ですが事後処理を迅速に行うことで情報流出を防ぐことが可能です。出現したSCP-XXXX-JPはほとんどの場合、猛スピードで暴走し障害物や側壁に衝突して行動不能になります。
初期出現記録: 最初の出現は1978年9月9日の午前2時ごろ、東京都葛飾区の国道6号線付近に出現したSCP-XXXX-JP-1は約200km/hでおよそ300mを走行した後、道沿いの電柱に衝突して停止しました。その後警察関係者から財団へ情報提供があり事態を把握、周辺地域を閉鎖し事故処理の後に目撃者██名に事情聴取と記憶処理を行ない事態を収束しました。
補遺: SCP-XXXX-JPの発生が初めて確認された事例です。この時SCP-XXXX-JP-1は異常なゼンマイを持つ巨大なチョロQとしてAnomalousアイテムに登録されていました。以降も出現が確認され続けたことでオブジェクトクラスが再分類され、SCP-XXXX-JP研究チームが発足されました。
Anomalousアイテム分類時のSCP-XXXX-JP-1
説明: 巨大なチョロQ、ゼンマイを捲くことで約200km/hで走行可能
回収日: 1978/09/09
回収場所: 東京都葛飾区の国道6号線付近
現状: 車体は完全に破損、低危険度収容倉庫にて収容
追記: これ、ゼンマイ捲くのに重機が必要なんですけど -富山研究員
SCP-XXXX-JP-2以降の出現記録: 最初の出現の1978年から1986年までは2ヶ月に1件程度の間隔での出現が確認され、いずれも交通量の少ない場所や時間帯でのみ出現が確認されました。SCP-XXXX-JP-50前後の出現あたりから出現頻度が増加し始め、1987年あたりから出現頻度が大幅に増加したためオブジェクトクラスの再分類が検討されましたが出現の条件は変わらなかったため評価は保留されました。その後1990年をピークに出現頻度は減少し1990年代後半以降には年に1度前後にまで減少しました。

2004年までのSCP-XXXX=JP出現頻度の推移(以降横ばい)
SCP-XXXX-JPには個体差があり車体タイプや塗装に差異が確認され、その内いくつかは改造が施されている個体が存在します。またその出現時期により改造の傾向が変化しています。以下は改造内容の抜粋です。
1978年-1983年の改造内容抜粋改造内容 | |
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電飾の配線 | ヘッドライトの点灯が可能。電球のスイッチを切り替えるのに80kg以上の力が必要。 |
円盤の装着 | 直径150cmの銅製の円盤を後部に装着し、円盤を錘にして前輪を持ち上げウィリー状態で走行した。 |
車体への記述 | 油性塗料を用いた記述、「たかし」と読むことができる。 |
車体への塗装 | ████に酷似した、未知のキャラクターのアクリル塗装。 |
初期収容からしばらくの間は未改造のものが多く、確認されたSCP-XXXX-JPのほとんどは未改造のものでした。改造されているものは約2割程度であり、それも速く走ることに直接関係しない軽微な改造が大半でした。
1984年-1987年の改造内容抜粋改造内容 | |
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エンジンの置換 | 300km/hを超える速度で走行する個体が増える、エンジン部にはウルトラダッシュゼンマイやプラズマダッシュゼンマイなどの記載があった。 |
車体の切除 | 車体の窓にあたる部分などが切除されるようになる、軽量化のための肉抜き行為と思われる。 |
タイヤの置換 | ゴム以外の素材タイヤが使用された個体があった。スポンジ製のタイヤに置換されたものもあったが、出現直後にタイヤが千切れ行動不能になったと思われる。 |
出現頻度が増えたと同時に速度を求めたと思われる改造が多く見られ始め、改造が施されたSCP-XXXX-JPの割合も7割以上に増加しました。また一度に複数のSCP-XXXX-JPが同時に出現し、競い合うように並走する事例も確認されています。以上のことから事故の規模と頻度が増加し収容難度が上昇する結果になりました。
1988年-1993年の改造内容抜粋改造内容 | |
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エンジンの置換・車体の切除 | 1984年-1987年の改造内容と同様だが、より過剰な改造が施される個体が増えた。 |
ハンドルと前輪の連動した可動・運転手の搭乗 | ハンドルで前輪の操作が可能になり、それを操作する人間が座席に接着されるようになる。ある程度の操作が可能になったため行動不能になるまでの走行距離が大幅に延びたが、ブレーキもなく猛スピードで走行するうえ通常の車に比べ操作性が悪いためか事故以外での停止は確認されていない。 |
ほぼ全てのSCP-XXXX-JPになんらかの改造が施されており、運転手として人間を使用するようになりました。また搭乗しているこの運転手たちは全て過去に行方不明になっていた人物であることが判明しています。ただしSCP-XXXX-JPの車体がプラスチック製であるため耐久性が低く、事故時に生存はほぼ不可能であるため事情聴取の試みは失敗しています。
特記事例: 3件の特記事例があります。
改造内容 | |
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なし | 1994年以降、改造頻度・出現頻度共に減少。 |
以前までの改造は段々と減少を続け1998年以降にはほとんどのSCP-XXXX-JPが無改造のものになりました。出現頻度も年間0~2件程度までに減少し、以降現在まで変化は見られません。
追記: 20██年ごろから日本国内にて高速回転する2つの巨大な構造物が突如出現し衝突を繰り返す事例が発生しています。構造物の形は様々であり独楽、逆さまのピラミッド、寿司、昆虫の模型、国際展示場などが確認されています。これらにはSCP-XXXX-JPと同じ企業ロゴが確認できるため、現在関連を調査中です。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3697115 (05 Feb 2020 08:32)
まだ少し記事の要素が足りないように思いました。現状では、何らかの上位存在が人間をおもちゃにして遊んでいる。という以外の情報がなく、あまり面白さを感じませんでした。
上記の「上位存在が人間をおもちゃにしている」というアイデアから考えると、すでに多くの先行作品が存在しており、記事の内容にも既視感を覚えます。少なくとも、「実は……」と明かすオチにしてはかなり弱い方に当たると思います。特にアングラな分野で多く、財団内外でも人間をおもちゃのようにもてあそぶネタは見かけます。サイトに参加する層ともかぶってそうですし、ネタ被りとしてはかなりきつい方だと思います。
上位存在は便利ではありますが、素性がしっかりとわからないために単に便利な舞台装置として扱われて終わりがちです。コンテスト終了も近いことですし、ここから大きな改稿は難しいと思うので、評価を上げるために何か要素を付け加えることをお勧めします。
例えば、現状舞台装置になっているだけの上位存在に何か意図や、個性を付け加えてみるのはどうでしょうか。現状では「上位存在がチョロQで遊んでいる」だけなので、そこから発展させて、何か新しいことができると思います。現状ではその部分がチョロQの改造と、特にあまり面白さに寄与しない部分になっているので、ここで上位存在らしい悪趣味らしさであったりとか、意外性を出すことができれば差別化できるかもしれません。
ご批評ありがとうございます。
ほんのりエグ味がでないかなと思い書いてみましたが、今のままでは弱く何か足りていない感じですかね。
制限時間までに特記事例あたりでなにか個性か意外性が出せるか考えてみようと思います。
追記: 少し要素を追加してみました、引き続きなにかないか考えてみます。
[ポスト場所間違えました]