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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、通常生物収容房の木製の飼育ケージ内で基本的には通常のウサギと同様の飼育手順に従って収容してください。ただし通常の給餌の代わりに毎月2kgの岩石を与えてください。未収容のSCP-XXXX-JPについては性質上発見が困難であることから関連情報の隠蔽をもって収容状態であるとします。
説明: SCP-XXXX-JPは、異常な性質を持つアナウサギ (Oryctolagus cuniculus) です。SCP-XXXX-JPの主な異常性として岩石や鉱物などを前足で叩くことで不明な原理で軟化させることができ、その後SCP-XXXX-JPはこれを丸めて団子状の物質を作成します(以下SCP-XXXX-JP-1と呼称)。SCP-XXXX-JP-1はどのような岩石や鉱物を材料にしても餅のような質感に変化しますが、それ以外に物質的な性質に変化は確認できません。SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-1を摂食し自身の栄養素に変換させることが可能です。SCP-XXXX-JPがどのようにSCP-XXXX-JP-1を自身の活動に必要なエネルギーに変換しているかは不明ですが、SCP-XXXX-JPは通常ウサギが必要とする栄養は必要とせず、呼吸をする様子はありますが酸素の消費はしていないことから、ほぼ全てのエネルギーをSCP-XXXX-JP-1で補っていると考えられています。
SCP-XXXX-JPの身体的構造に通常のウサギとの差異は確認できませんが、体組織のほとんどが無機物であるとの分析結果が出ています。その性質ためかSCP-XXXX-JPは-200〜800℃までの温度変化に耐性を持つことが分かっています。
SCP-XXXX-JPは通常のアナウサギと同じように穴を掘る習性を持ちますが、土ではなくより硬い地質を好んで巣作りを行います。巣作りの際は岩盤などでSCP-XXXX-JP-1作成して運搬し蟻の巣のような構造を形成します、運搬されたSCP-XXXX-JP-1はそのまま食料として保存します。上記の食性と体質により地上に出るメリットが少ないため、SCP-XXXX-JPはより深くに巣を作る習性があり、野生では滅多に地上に出ることはないと考えられています。
発見経緯: SCP-XXXX-JPは、1999年11月25日にモスクワの海(Mare Moscoviense)周辺にて月面調査を行なっていた財団の調査隊により偶然発見されました。SCP-XXXX-JPは月の中心部付近にコロニーを形成していると考えられているため全実体の収容は困難です。しかし生息地が月の裏側であり、その習性からSCP-XXXX-JPが地上に出てくることは稀であることから一般人による発見の可能性は低いと思われます。
- portal:3697115 ( 05 Feb 2020 08:32 )

拝読しました。
最後でなるほど!となる構成の仕方で個人的には大変好みです。-あと、ウサギがかわいい。
現状のまま、投稿されてもUVすると思います。
文章表現等でいくつか気になる点があったので、置いておきます。
適宜、取捨選択していただければ幸いです。
個人的にはここは「団子」と断定しないほうがいいと思います。あくまで、我々からみれば、ウサギが作っているのは団子のようなものなので…。改正案ですが、「団子のような物質」「団子状の物質」とかはいかがでしょうか。
いささか、主観的すぎるような気がします。単に「餅のような質感」として問題ないと思います。
Wikipediaには「栄養素とは、 栄養のために摂取する物質を要素として指す言葉」とあります。なので、おそらくここでは「栄養素」という表現は不適切かと思われます。「自身の活動に必要なエネルギー」とするのはいかがでしょうか。
ほとんどの場合で温度表記は摂氏なので明記しなくても問題ないと思います。
本投稿楽しみに待ってます。
ご批評ありがとうございます。
気に入って頂けてとても嬉しいです!
文章表現について、言われてみれば確かに少し気になりますね
特に「もちもち」は響きの可愛さにつられて使用しましたが報告書向きではなかったですね…
各箇所、修正させていただきます。