ショートコン2023下書き【報告】今回の騒動について。

このページの批評は終了しました。

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 【報告】今回の騒動について。
著者: tsuwabuki_denkou
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの周囲に防音シートを設置し一般人から隔離してください。SCP-XXXX-JP内部に銃器等で武装した警備員を複数名配置しSCP-XXXX-JP-2群を随時終了してください。SCP-XXXX-JP内部は常に20°Cを保つよう、独立した電源が備えられた冷房装置の運転を続けてください。室温を保てない場合は警備員の増員をもってSCP-XXXX-JP-2群の収容違反を阻止してください。

説明: SCP-XXXX-JPは東京都██区に存在する、異常な物理的耐性を持つ地上3階建ての雑居ビルです。1階はエントランス、2階と3階は全て空室で各階の行き来はオブジェクト内に設置された階段が唯一の手段です。各部屋にはリモコンやスイッチが存在せず操作不能となったエアコンが設置されてあり、常時20°Cに保たれています。

SCP-XXXX-JPには2022年11月以降に行方不明となった███名の一般人(以降SCP-XXXX-JP-1と呼称)が収容されています。SCP-XXXX-JP-1は異常な物理的耐性を持ち、直立不動のまま食事と睡眠を必要としません。外部からの刺激には目を合わせる、倒れた際に起き上がるなど最低限の反応のみ示します。なお、SCP-XXXX-JP-1の額には刺青で"GPU"と刻まれています。

SCP-XXXX-JPは1階"ジェンダーレヌトイレ¹"から不定期で複数の女性実体(以降SCP-XXXX-JP-2と呼称)が出現します。SCP-XXXX-JP-2は実在する女優、アイドル、インフルエンサー、モデル等に酷似した外見を有しますが、全てに手指の変形と衣服、装飾品が皮膚と癒着しているように見受けられます。ヒトと同程度の物理的耐性を持ち、致命傷を受けることで直ちに消滅します。SCP-XXXX-JP-2群はSCP-XXXX-JPから出発後、人目に付く場所を目指して移動を開始します。到着した場合、所持していたスマートフォンで映像配信アプリを起動し一般的に迷惑行為とされる行動をとり、それを撮影します。以下は現在までに確認された行動の抜粋です。

日時	行動
2022/12/25	東京都██区██駅前で大音量の音楽をかけ踊る。
2023/01/03	栃木県██市のカラオケ店で火災報知器を作動させる。
2023/02/30	岐阜県██市の飲食店で卓上調味料を口に入れ、指摘した店主を怒鳴りながら厨房へ侵入する。
2023/03/15	埼玉県██市の公園で菜の花を踏みつけながら撮影する。

インシデント1 2023/04/29: SCP-XXXX-JPの壁面にSCP-XXXX-JP-2の首が縦横に整列された状態で出現しました。首は壁面に巨大な安全ピンのようなもので留められてあり、表情は全て笑顔でした。また、"ジェンダーレヌトイレ"から警備員の処理能力を超えるSCP-XXXX-JP-2群が出現し25体が収容違反しました。24体のオブジェクト終了後、目撃者に記憶処理を施しました。1体は東京メトロ██駅内に逃走しましたが不明な原因により監視カメラの追跡に失敗しました。

当該インシデントの直前に非異常性の経年劣化によって室外機が故障しエアコンが停止した為、SCP-XXXX-JP内部の気温が35°Cまで上昇していたことが後の調査により発覚しました。この時SCP-XXXX-JP内部に設置された監視カメラでSCP-XXXX-JP-1群が各部屋でひとつの輪状に並び、唸り声をあげながら走り周回する行動が確認されたことは留意すべきです。異常性により室外機の修理や交換が不可能な為、新規に冷房装置を設置し特別収容プロトコルを改定しました。

インシデント2 2023/04/30: インシデント1にて逃走していたSCP-XXXX-JP-2の終了に成功しました。SCP-XXXX-JP-2は当時幕張メッセで開催していた｢ニコニコ超会議2023｣にてアニメやゲームに登場するキャラクターを模した衣装を着用した状態で3体出現し、入場者の写真撮影に応じていました。会場内に潜入していた財団エージェントの目に留まり、監視カメラの映像からSCP-XXXX-JP-2と同定し終了しました。監視カメラにはSCP-XXXX-JP-2がチケットを生成し入場列に並ぶ姿や更衣室内で分裂する様子が捉えられていました。

付与予定タグ: scp jp Keter ショート2023 建造物

+ スポイラー

｢人間を部品に見立てたPCだが、実物より性能が悪い｣という自著のリメイクです。AIイラストのような-2群を量産するが熱暴走してしまう。
要素のわちゃわちゃ感はかなり減らしていますが更にまとまりが出るようにしたいと思っています。

---

• • _
  批評コメント批評コメント

  
  コメント投稿フォームへ

  注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。

  Okaka_Onigiri 29 Apr 2023 01:12

  拝読しました。
  現状だとDVすると思います。
  大きく気になったのは2点です。

  1点目は序盤のSCP-XXXX-JP-1です。説明に書かれた後は出てこないので、読み終わった後に何だったんだろうと思いました。GPUと刺繍されていることも、グラボ(で良いんですかね？)がどう関係しているか分からないままでした。-2の手指に変形がある点を含めてAIが生成しているみたいな話かとも思いましたが、迷惑行為とは関係無い事なのでしっくりきませんでした。

  2点目はインシデントについてです。未知の異常性で収容違反が起こり、調査を進行中、という事態は起こり得るものではあると思いますが、現状の形ではオチとしてあまり機能していないと感じました。
  報告書で提示される異常性とは、著者と読者の間に共通してあるルールみたいなもので、読者はそのルールに基づいて作品を読んでいくことになります。未知の異常性が発現するというのはルールから外れた事象であり、基本的には読者は困惑すると思います。ですが、既に提示された異常性の意外な点を突いていたり、後から追加で説明があれば、読者は納得したりして面白く感じると思います。
  ですが今回の作品では調査を進行中で切ってしまっているため、このインシデントなんだったんだろう…という感想になりました。インシデントの内容である磔についても、タイトルなどを踏まえると迷惑行為を行った人への罰的なものなのかなと考えましたが、-2が笑顔だったりして噛み合っていないように感じました。

  全体を通して要素要素は奇妙で良いと思いましたが、それらが繋がっていないように感じました。読み取れていないだけかもしれないので、スポイラーなどがあると有難いと思います。

  + 以下細かな気になった点です。

  オブジェクトクラス: Euclid Keter

  インシデントは突発的なので収容違反が起こっても仕方ないと思いますが、-2の耐久性が人と同程度で死体も残らないならそれ以降は武力でなんとでもなりそうで、Euclidのままで良いのではと思いました。インシデント時の出現数を具体的に書くなどすれば、keterでも妥当だと感じるかもしれません。

  異常な物理的耐性を持つ地上3階建ての雑居ビル

  1階はトイレで言及がありましたが、2、3階の記述が特にないのが少しだけ気になりました。行方不明の人がずらっと並んでいるだけな感じでしょうか。

  栃木県██市の██寺で賽銭箱を破壊し金銭を盗む。

  爆竹もたいがいですが、迷惑行為の域を越えているように感じます。

  また、SCP-XXXX-JPの出現地点から

  インシデント内の記載ですが、SCP-XXXX-JPが新しく出現したのかと思いました。SCP-XXXX-JP内の出現地点、などに変更した方が良いと思います。

  カバーストーリー「ファッションショー」

  街中かその辺りの路上などで目撃されると思うので、無理があると思います。カバーストーリーならゲリラ撮影や、単に記憶処理で対応したなどとするのが無難かなと思います。

  tsuwabuki_denkou 29 Apr 2023 12:56

  批評頂きありがとうございます。
  指摘された点について改善しました。

  Kajikimaguro 30 Apr 2023 02:43

  拝読致しました。

  リビジョン17時点での批評です。

  無停電電源装置

  独立電源装置の方が違和感がない様に感じます。または単に非常電源装置が備えられた。とも付け足しても良いかもしれません。

  面白い発想だと思いました。恐らくですがAI絵の形成か何かでしょうか？しかしながら恐らく今のままでは少しパンチが足りない様に感じてしまいました。

  記事作成頑張ってください。

  tsuwabuki_denkou 30 Apr 2023 05:37

  批評頂きありがとうございます。
  指摘された点について改善しました。

  dr_toraya 02 May 2023 12:04

  拝読しました。
  特異性に関してだけ言えば、あまり面白くありませんでした。記事の中で「やりたいこと」が全面に出すぎていて、読者を置き去りにしているように感じます。ネットミームのような表現も多く、SCP記事として楽しいとはあまり思いませんでした。
  記事内でやりたいことの焦点を絞り、どこの部分が山場で、読者にどういう感情を起こさせたいのか、文章全体の起伏や起承転結を意識して構成するとよいと思います。

  「人間を部品としたPC」というモチーフなら、SCP-2934「マジかよ、ンドレッツ・ゲガ最低だな」が私は好きです。
  参考になればと思います。

  批評コメントTopへ

  - hide block

ERROR

The tsuwabuki_denkou's portal does not exist.

エラー:	tsuwabuki_denkouのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。

利用ガイド

1. portal:3685204 (02 Nov 2019 12:14)

Footnotes

1. 原文ママ