sanks269-光

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響いている。

まだ響いている。

ちょっと響き過ぎじゃないか?流石に幻に思えない音を探して、改めて窓の外を見る。

そこでは真っ赤な夕日に染まって、赤色灯を掲げたパトカーが猛スピードで通り過ぎていった。なんだ、ウチに来るんじゃないのか?

東から西へ。ベランダに出てみて街をぐるり眺め回す。そこに居たのは人、人、人。老若男女みんな揃って血相を変えて西から東へ走り抜けている。まるでマラソンだ。なぜ?

"ドカン!"爆発が聞こえてそちらを向けば、西の地平に街を抉る巨大な岩が1つ、炎の中に鎮座している。なんだあれ。隕石なのか?

そこで初めて空を見れば、明々とした赤の中、光り輝くほとんど白の球体が急速に面積を広げているところだった。まるで街1つ呑み込まんばかりに。

ふと妻のLINEをブロック解除すれば、来るわ来るわ通知の嵐。「空を見て!」「市1つ分の隕石が」「早く出て!」分かった分かったもう無理逃げれる距離じゃないって。「逃げて!」分かるってありがとね。

因果応報とはいうが、デカすぎる。お釣りが来て余るお灸に罪も後悔も帳消しだ。幸運にも"普通に"逝けた息子を見て、初めて笑顔が零れた。

まあ、終わりがこれなら全てヨシ!だ。


by sanks269sanks269。ちょうど500文字。

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  1. portal:3671347 ( 31 May 2018 22:47 )
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