過ち

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「異常ありません。記憶処理の必要もないですね」

 後輩の報告に、ホッと胸を撫で下ろした相川夫妻の姿を見て、私もようやく緊張の糸を緩める。彼ら担当になって3年目になるが、何度調査を行おうとこの瞬間の緊張感には慣れない。
 財団エージェントの仕事は、要注意団体への潜入調査や未解明領域の探査などといった危険なものも多い。
 それらに比べれば今回のこの仕事は、ほとんどそういった心配の無い安全なものだ。することだってが計器による計測が大半を占める。報告書の作成は少しばかり面倒だが、それだって二時間もあれば終わる。過酷な仕事が多いエージェントにとって、最も楽な部類の仕事であることは明白だ。
 だが、調査対象にとってはそうもいかない。少しでも問題点が見つかれば彼らの望みは叶わなくなる。最低でも年4回、その調査の度にどれだけの不安が彼らを苛んでいるかなんて、私には想像することも出来ない。
 だからこそ不服だ。どうにも気にくわない。別に、私たちじゃなくたっていいだろう。
 私たちに向いてない仕事という訳では無い。担当する3件に関していえば、女性の方が適しているだろうから、その点でいえば私も彼女も適任だ。
 だが、それでも最適とは言い難い。2名とも女性である必要はないし、C調査の担当が彼女というのはあまりに悪趣味だ。そもそも私と彼女で組まされていることからして、人事配置担当者の悪辣さは明白だ。
 
 

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