リサコン_影法師のドラマツルギー

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    アイテム番号: SCP-941-JP

    オブジェクトクラス: Safe

    特別収容プロトコル: SCP-941-JPは、常時2名以上の監視下に置き、カバーストーリー、「倒壊の恐れ」を頒布し、危険であるとして一般人の侵入を防いでください。また、SCP-941-JPに曝露した対象は各個別に標準監視房に隔離し、セキュリティクリアランス3以上の職員が許可する場合を除き、互いに遭遇させることを禁止します。

    説明: SCP-941-JPは東京都██区に存在する廃劇場の舞台です。 SCP-941-JPは一般的な演劇用舞台と比較し際立った特徴はありませんが、緞帳部分に赤の塗料で『マクベス』の一節、『Life's but a walking shadow, a poor player that struts and frets his hour upon the stage and then is heard no more. It is a tale told by an idiot, full of sound and fury signifying nothing1』が書かれています。

    SCP-941-JPの異常性は、SCP-941-JPにおいて演劇を演じることで発生します。SCP-941-JP上において演じられる演劇において、どのような作品を用いても必ず以下の役柄が出現します。

    • 殺人者の王
    • 3人の魔女

    これらの役柄は演劇に参加した人間の中からランダムに選出され、本来存在する役柄から変更される形で登場します。この際、役柄に選出された人物、あるいはSCP-941-JP内に存在する人物は一切違和感を持ちません、また、使用する台本等にも改変が発生していることが確認されています。その後、演劇の内容に関わらず一定のタイミングで本来の演劇に挿入される形でイベント-マクベスが発生します。イベント-マクベスは発生後、演劇が終了するまで一切の干渉を受け付けません。イベント-マクベスの詳細は以下の通りです。

    第1イベント: 劇中に3人の魔女役と殺人者の王役が発生。3人の魔女役が予言を告げる。予言の内容が「おまえは演者となる」であった場合、第2段階へ移行し、それ以外の場合はその時点でイベントが終了する。この後、約10分以内に第2イベントが発生。

    第2イベント: 劇中に3人の魔女役と殺人者の王役が発生。殺人者の王役は困惑した演技で3人の魔女役へ予言を求める。しかし、3人の魔女役は消失し、新たに「光を愛せざる者」と名乗る人型実体(以降、SCP-941-JP-1と指定)が出現する。SCP-941-JP-1は、「あなたの役をいただけるならば、私は新たな役を差し上げましょう」と発言し、これに肯定の返答をすると、SCP-941-JP-1は殺人者の王役の顔部分における表皮を刃物で削ぎ、仮面を押し付ける。この際、仮面は顔部分に同化し、損傷は回復する。これを終えると殺人者の王役は観客席へ礼をすると気絶し、同時に3人の魔女役が気絶した状態で再出現、SCP-941-JP-1は消滅。SCP-941-JP-1の消滅と共にイベントは終了する。

    第2イベント後、殺人者の王役を演じた対象は自身を演者と表現し自己同一性障害に似た状態に陥ります。その後、対象は演技性パーソナリティ障害に近い症状を発症し、多くの場合障害に伴う虚言等により他者から孤立する傾向にあります。この症状の多くは最高の自分を演じる事であることが対象から言及されています。

    複数の対象が遭遇した場合、即興の演劇を行おうとします。しかし、多くの場合全員が主役を希望するため、演劇が行われることは非常に稀です。

    事案記録941-JP 20██/██/██

    20██/██/██、第2イベント対象であったD-15956、D-15957、D-15958、D-15959によって即興劇が行われました。これまでと同様、全員が主役を希望しましたが、D-15957以外の希望者が話し合いにより役を変更したことによりこの事案は発生しました。

    この即興劇はイベント-マクベスと同じく終了するまで一切の干渉を受け付けませんでした。劇の内容は以下の通りです。

    第1幕: 主人公であるD-15957が苦悩し、自らの幻影を前に問答を続ける。問答の内容は自分の理想との乖離に終始し、最終的に自身の幻影を倒すことを決意する。他の役者は周囲で何らかの日常行為を演じており、主役の演技との関係性は見られない。

    第2幕: D-15957が恋人の裏切り、父親の殺害など多くの苦難を乗り越え、自身の幻影を打ち破り全員からの喝采を受け終焉。この際、恋人、父親などの役はD-15957以外の役者が交代に台詞を発することで表現している。終焉と同時にSCP-941-JP-1が出現、D-15957以外の役者から顔面の皮膚を剥ぎ取る。この際剥ぎ取られた皮膚は仮面へと変化し、損傷は回復した。その後、SCP-941-JP-1はD-15957にそれらの仮面を張り付け消失する。

    劇終了後、D-15957の自己同一性障害が悪化する一方、他三人は快癒しており、カウンセリングの結果等から安定した精神状態であることが判明しました。

    補遺: 事案終了後、D-15957の顔面部に以下の文章が刻まれていることが判明しました。

    Receipt

    All the world’s a stage, and all the men and women merely players. They have their exits and their entrances and one man in his time plays many parts.2


    光を愛せざる者

記事のタイトル: 影法師のドラマツルギー

付与する予定だったタグ: scp-jp safe 場所 芸

主要な異常性: 自分を世界の主役であると認識し、それを演じるために何でもしようとする。

記事の簡単な要約、オチ: 世界の主役になるために演じるよりも、今の自分を演じる方がいいんじゃないかな。

その他アピールポイントなど: マクベス好きな人におすすめ。



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