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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-████に範囲を最大まで縮小した状態で保管し、記録係としてDクラス職員を一人設置してください。また、サンプルとしてSCP-XXX-JPを緩め、1ヶ月ごとに3滴のSCP-XXX-JP-1を支給される専用の容器に入れてください。
説明: SCP-XXX-JPは人間の頭蓋骨1とそれの後頭部に取り付けられた錆びた蛇口です。SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPの範囲内で人間が自殺に成功すると現れます。SCP-XXX-JPの蛇口をしめると異常性が届く範囲が縮小し、緩めると拡大します。その範囲は最低で約10km、最大で約200kmです。SCP-XXX-JPの範囲内で人間が自殺に成功すると、SCP-XXX-JPの蛇口部分から一滴の水滴(以下SCP-XXX-JP-1)が流れ落ちます。SCP-XXX-JP-1を人間が摂取すると、(以下被験者)SCP-XXX-JP-1が発生する原因となった自殺者(以下自殺者)の自殺するに至った経緯と自殺者の人生を理解します。この時、被験者は自殺者の境遇を悲観し、涙を流します。被験者はその後、SCP-XXX-JP-1を摂取した翌日のSCP-XXX-JP-1を摂取した時間までに、必ず自殺者が自殺した同時刻に同様の方法で自殺します。この行為を阻止する試みは全て失敗に終わっています。
SCP-XXX-JPは自殺の名所巡りが趣味のエージェント・慈薩が休暇中に青木ヶ原樹海を訪れた際に発見、その後異常性が確認され、収容されました。
下部の記録は馬場 活男の友人だった佐志 勇(60)にインタビューを行った際の記録です。
対象: 佐志 勇
インタビュアー: 貞國博士
付記: 情報を効率よく聞き出す為に、佐志氏には馬場氏が死亡しておらず、行方不明になっていると伝えてあります。
<録音開始>
貞國博士: 佐志さん。インタビューに応じてくれて感謝します。それでは早速馬場さんについて話してください。
佐志氏: その前に、私が協力すれば、本当に活男は見つかるんですよね?貞國博士: えぇ、きっと見つかりますよ。その為に、彼が消える前日の話を詳しく話してください。
佐志氏: そう、そうですよね。(深呼吸)元々彼とは高校からの仲でしてね、とても頑固な人でした。
貞國博士: 馬場氏はよく自殺の名所に行っていたらしいですが、なぜ彼は行っていたんですか?
佐志氏: 彼、自殺に対して侮蔑した感情を持っていてですね、ひどいもんですよ。いつも「自殺など馬鹿のするものだ」とか言って見せしめのつもりかよく遺骨やら遺品らしきものを写真に撮って帰って来たりしてました。たまに遺骨とか遺品らしきものを持って帰ってくる日もありましたね。
貞國博士: 次に彼が行方不明になる直後、何かおかしなことをしていませんでしたか?
佐志氏: おかしなこと…あぁそうだ、行方不明になる前日に変なものを持って帰ってきましたね。
貞國博士: 変なもの?
佐志氏: それがなんとね、頭蓋骨だったんですよ、それも後頭部に蛇口がつけられていたんですからそれはもうびっくりしたもんです。その後からですね、彼が変なことし始めたのは。
貞國博士: 例えばどのようなことを?
佐志氏: その頭蓋骨をいつも肌身離さず身につけながら、意味のわからないことを言っていました。
貞國博士: 彼はなんと言っていたのですか?
佐志氏: ええと…ほぼ聞き取れなかったのですが。あぁでも、何かに謝っているのは聞き取れましたね。
貞國博士: それは本当ですか?
佐志氏: はい。ごめんなさいと、何回も呟いていたので、はっきりと覚えてます。
貞國博士: その後彼は何かしましたか?
佐志氏: 大体23時位、ですかね。急に立ち上がって車で何処かに行ってしまいました。それ以降は連絡もつかず…これで以上です。あまり役に立たないかもしれませんが。
貞國博士: そうですか、ではこれでインタビューは終了です。お疲れ様でした。
<録音終了>
終了報告書: 佐志氏にはインタビュー終了後、Cクラス記憶処理を行い、解放しました。しかし何故馬場氏の頭蓋骨に蛇口が取り付けられているのか、馬場氏が所持していた頭蓋骨はどうなったのかは未だに不明となっています。
補遺1: 馬場氏の頭蓋骨はインシデント20160315-XXX以来異常性は消滅したと考えられますが、Anomalousアイテムとして現在サイト-████に保管されています。
補遺2: SCP-XXX-JP-1の成分を検査した結果、人の涙の成分と一致していることが判明しました。
補遺3: ██県の███町にSCP-XXX-JPと類似した、又はモデルとなった昔話が存在することが判明しました。以下の文章はその内容です。ページコンソール
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3639280 (16 Jul 2019 13:22)
拝読しました。
頭蓋骨に蛇口がついている絵面はインパクトがあるのですが、現状ではそこからの発展性が薄くAnomalous相当という印象を受けます。蛇口と言えばハンドルが付いている(水の流れを制御できる)と思うので、その点を活かせたら何か面白い方向性が見えるかもしれません。
以下、個別の点です。
後述しますが1日でもそこそこの水滴が出てくると思うので、全てを保管する必要性は薄いと思います。異常性を考えると一滴ずつの保存になりそうですし、そうすると更に手間がかかりそうです。
警察庁のデータによれば平成30年の国内自殺者は20,840人、1日平均で57人以上の人間が自殺していることになります。そのぐらいの量が1日に流れてくる、という事を加味した上で涙の摂取実験から異常性特定までのフローを考えてみると良いかも知れません。特定の自殺者の涙に限定するのも1つの手だと思います。
「人の涙の味と似てる」という判断はちょっと不自然な気もします。報告されたから報告書に記載されているわけですし、もう少しフォーマルな表現で塩分濃度を示す程度でもいいかもしれません。
コメントありがとうございます。
色々と手直しを施しました。
>SCP-XXX-JPはサイト-████に最大までしめた状態で保管し
主観的な記載のようにおもわれます
>最低でも記録係としてD-クラス職員
「-」はいらないようにおもえます
>SCP-XXX-JPから一滴の雫
しずくではなく水滴としたほうがいいかもしれません
コメントありがとうございます。
参考になりました。
同一パラグラフ内での必要でない改行はしないでください。(参考:記事標準テンプレート)
説明での第1パラグラフがそれに当たります。
記事を読み、頭蓋骨に設置された不思議な蛇口以上の印象を受けませんでした。
淡々と異常性についての説明のみであり面白みに欠けると思います。
頭蓋骨に蛇口が生えた理由や自殺者の涙を飲むことで被験者にどのような影響が出てきたかなど
物語を膨らませることのできるフックはあるかと思います。
細かい指摘
>Dクラス職員を一人設置してください。
「設置」よりも「配置」の方が適切ではないでしょうか。
>自殺した理由が判明します。
涙を飲む事により、自殺の理由が頭の中にふっと湧き上がる現象だと理解しました。
どの程度の強度で自殺の理由を理解できたか分かりませんが、
「自殺に至った理由を得る/感じ取る/理解する」が適切ではないでしょうか。
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色々足しました。
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サンドボックス3オペレーターです。
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