オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは施錠された不透明のケースに保管され低脅威物ロッカーに収容して下さい。SCP-xxx-JPへの実験は必ず馬島博士の許可を取った上で行ってください。研究以外の目的でSCP-XXX-JPを閲読する事はいかなる場合も禁じられています。

説明: SCP-XXX-JPは241ページで構成された一冊の文庫本です。表紙には灰色の背景とゴシック文字で日本語で「英雄になった人達」と書かれています。
本文内容については、全四章となっており、複数のDクラス職員へのインタビューによって明らかとなりました。以下は本文の大まかな内容です。

SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPを読了する事により発現します。SCP-XXX-JPを読了した人間は、あらゆる英雄的行動に強い執着を見せ、英雄に憧れを持つようになります。以下、この状態となった人間をSCP-XXX-JP-1と呼びます。
SCP-XXX-JP-1は読了した後も通常の日常を送りますが、1週間以内に他人¹が生命の危機的状況に陥る所を目撃します。SCP-XXX-JPはそうした場面に直面すると必ず英雄的行動を起こし、他人を救出することを試みますが、その試みは例外なく状況を悪化させる事になり、その後SCP-XXX-JP-1は大小問わず外傷を負いますが、死亡はしません。

SCP-XXX-JP-1が死亡した後、遺体の側に一冊の本が出現します。(SCP-XXX-JP-2)
赤色の背景とSCP-XXX-JP-1の字体で「こんなはずでは」

SCP-XXX-JP-1を知る人間からは強い憎悪を向けられる事になり、新聞やテレビ等で報道される際も「余計な事をして状況を悪化させた悪人」として報道されます。

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