かぐや姫

記事カテゴリが未定義です。
ページコンソールよりカテゴリを選択してください。


アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの発生地域は特定が困難であるため、SCP-XXX-JP-aの収容が優先して行われます。SCP-XXX-JP-aのものとみられる情報が確認された場合、過去にSCP-XXX-JP-aの容姿を確認しており、受けた影響が軽微だった職員が存在の確認を行った後に収容が行われます。SCP-XXX-JP-aの収容が成功し次第、所有者にSCP-XXX-JPの発生場所を聴取し、その場所の封鎖を行ってください。

SCP-XXX-JP-aはサイト-8138の標準人型実体収容室に収容されます。SCP-XXX-JP-aは収容に協力的であるため常時の監視は必須ではありません。SCP-XXX-JP-aへの食事の提供などの接触は前述のようなSCP-XXX-JP-aから受けた影響が軽微な職員が行います。

説明: SCP-XXX-JPはマダケ(Phyllostachys bambusoides)が発光する現象です。SCP-XXX-JPの対象となるマダケに遺伝子的な異常は見られませんが、内部に小型の人型実体(以降、SCP-XXX-JP-aと表記)が存在します。SCP-XXX-JP-aは人間の乳児のような姿をしており、SCP-XXX-JP-aがマダケの中に元々存在していたのか、後天的に出現したのかについては不明です。SCP-XXX-JPは発光するという性質上夜間に多く観測されます。

SCP-XXX-JPを視認した人物(以降、対象と表記)は「このマダケを伐採しなければならない」という強迫観念に駆られ、その後伐採を行います。伐採には斧や鉈といった刃物が用いられますが、これは対象がSCP-XXX-JPを確認した時点でSCP-XXX-JPが発生しているマダケの付近に出現します。

SCP-XXX-JPの光色は虹色、金色、銀色の三色が確認されており、金色、銀色に発光していた場合、対象はそのマダケをSCP-XXX-JP-aごと切断します1。SCP-XXX-JP-aは死亡するとマダケとともに消失し、後日近辺に自生しているマダケにSCP-XXX-JPが発生します。対象は切断する際にSCP-XXX-JP-aの存在を認識しているような素振りを見せ、金色、銀色に発光しているマダケを切断する際に「ブスかよ」、「こいつはいらない」などの発言が見られます。

対象は虹色に発光しているマダケを発見すると、喜ぶような素振りを見せ、前述のような事案とは違い慎重に切断を開始します。切断後、対象はSCP-XXX-JP-aを取り出し、自宅に持ち帰ります。その後、SCP-XXX-JP-aは約一週間で20代前後のような姿に成長します。SCP-XXX-JP-aを視認した人物はSCP-XXX-JP-aの容姿を「これまで見た人の中で最も美しい」と認識します。その後、SCP-XXX-JP-aを視認した人物の中で特に強い影響を受けた人物はSCP-XXX-JP-aへ様々な贈り物2を贈ります。受け取った贈り物の数が増えれば増えるほど、SCP-XXX-JP-aの美しさによる周囲への影響力はより強いものとなります。受け取られた贈り物はSCP-XXX-JP-aの手に触れた瞬間消失しますが対象はそのことに違和感を感じることはありません。

SCP-XXX-JPは、SNSに発光するマダケやSCP-XXX-JP-aの死体の画像が複数投稿され、注目を集めたことにより存在が確認されました。SNSには発光するマダケのコラージュ画像や人形に赤い塗料をかけた画像を多く投稿することにより当該画像の信憑性を下げることに成功しています。画像の投稿者に聴取を行ったことで前述の異常性が判明し、調査を行ったエージェント数名が影響を受けながらもSCP-XXX-JP-aの収容を行うことに成功しました。SCP-XXX-JP-aは収容に協力的でしたが、SCP-XXX-JP-aの影響を受けた対象はエージェントに掴みかかるなどして収容の妨害を行ってきました。SCP-XXX-JP-aがそれをやめるよう促したことで妨害は収まりましたが対象は納得がいかないような表情を見せていたため、対象はSCP-XXX-JP-aの完全な支配下にあるというわけではないと考えられています。

インタビュー記録XXX-JP

付記: このインタビューはSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-aの更なる情報収集を行うために行われました。インタビュー対象にはSCP-XXX-JP-aの影響下にある人物の中でも特に強い影響を受けており、比較的こちらとの意思の疎通が可能な玉枝氏を選定しています。

<記録開始>

沖名博士: それではインタビューを開始します。

玉枝氏: はい。

沖名博士: まず、発光するマダケを発見した経緯についてお聞かせいただけますか?

玉枝氏: はい、私は夜中に散歩をするのが好きで、あの日もいつも通り散歩をしていたんです。そしたら近くの竹林がなんか光ってて。

沖名博士: それで様子を見に行ったと。

玉枝氏: いえ、光ってるだけならなんか不気味ですし行かなかったと思うんですけどあの時はなんか呼ばれてるような気がして。

沖名博士: なるほど。それでそのマダケを発見したと。

玉枝氏: そうですね。それで行ってみたらタケが銀色に光ってて。それ見たらなんか腹立ってきて、切ったんです。何でかはちょっと覚えてないんですけど。

沖名博士: あなたは切断されたマダケの画像を数日間に渡って投稿していますね。それからもその竹林へと向かったということでよろしいでしょうか。

玉枝氏: そうですね。行かなきゃいけない気がして次の日も行きました。確か一週間ぐらいは行ってたかな。ちょっとめんどくさかったのは覚えてます。

沖名博士: そのマダケの中に人型実体がいたことについてはご存知でしたか?

玉枝氏: そうですね、ちょっと透けてたんでそういうのがいるのかな、とは思いました。でもまあなんか金とか銀の奴は切っちゃってもいいかなって思ったんですよね。今考えればおかしいなとは思うんですけど。

沖名博士: なるほど、ありがとうございます。では、虹色のマダケを発見した時のことについて……

玉枝氏: あのー、彼女には会えないんですか。わざわざ答えてやってるんだからそんぐらいは許して欲しいんですけど。

沖名博士: 申し訳ありません。許可できません。

玉枝氏: あっそ。

沖名博士: 本当に申し訳ないのですが質問にお答えいただけますか。

玉枝氏: 知らね。

沖名博士: 玉枝さん。お願いします。

玉枝氏: うるせーな。知らねーよ。

沖名博士: ……わかりました。最後にこれだけお聞きします。嫌であれば答えていただかなくて結構です。SCP-XXX-JP-a、彼女のことについてですが、マダケから出てきたり、様々な男性からアプローチを受けているのを見て、竹取物語、かぐや姫のようだとは感じませんでしたか。

玉枝氏: [考え込む]……そうですね。考えたくなかったけど、そうですよね。

沖名博士: 考えたくない、とは。

玉枝氏: ……彼女がかぐや姫だってことはいつか月に帰るってことですよね。最近は夜に空を見上げることも多くなってて。どうしたのか聞いてもなかなか答えてくれなくて。でも、聞いちゃったんです。そろそろお迎えが来る、帰らなきゃって独り言してたのを。だから、内心では安心してたんです。あなたたちに保護されるならそのお迎えから彼女を守ることができるんじゃないかって。

沖名博士: そのお迎えについて何か詳しいことは分かりますか?

玉枝氏: わかりません。それから怖くて聞かないようにしてたので。

沖名博士: そうですか。

玉枝氏: 怖いんです。彼女がこの地球から離れた場所に行ってしまうのが。あの虹色のタケを見つけて、中から彼女が出てきた時の嬉しさが忘れられないんです。一緒に過ごした時間は長くはなかったけど、私は本当に楽しかったんです。家以外の財産はほとんどなくなっちゃったし彼女は他の男からも言い寄られてたけど、それでも幸せだったんです。お願いします。彼女を行かせないでください。もう会えなくてもいいから。この星のどこかにいるってだけでも十分名です。

沖名博士: わかりました。努力します。

玉枝氏: お願いします。

沖名博士: それではインタビューを終了します。

<記録終了>

インタビュー終了後に玉枝氏は記憶処理を施され、解放されています。

ERROR

The bamboon's portal does not exist.


エラー: bamboonのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:3591242 ( 02 Jun 2018 11:46 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License