一人心中
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの発生はSCP-XXX-JP-1の収容によって防止が可能であるため、SCP-XXX-JP-1が存在する森林は財団フロント企業によって買収され、標準不法侵入防止措置が取られています。

現在、SCP-XXX-JP-1の異常性の再調査が検討されています。

説明: SCP-XXX-JPは日本国内の郵便物の郵送過程に、共通した特徴を持つ文書が出現する現象です。出現する文書自体に異常性は確認されていません。以下は既知の実例の共通点です。

  • 差出人は日本国内の既知の行方不明者である。
  • 差出人住所は共通して「斧嶽ふがく1」とのみ記載されている。
  • 自分が現状に満足しているという主張に加え、受取人に対して捜索を諦めるよう要求する内容。 既知の最後の実例のみ、SCP-XXX-JP-1への来訪を促す内容となっている。
  • 使用されている封筒・便箋。どちらも大量に生産・流通しているもの。
  • 宛名や文章の筆跡。

SCP-XXX-JP-1は沖縄県国頭郡国頭村の森林内に存在する、平屋建ての木造家屋です。外観と内部の構造は一致しておらず、現在は地上3階、地下1階までが確認されています2。地上階の設備・内装は明確に居住空間としての運用を意図しており、収容以前はハウスシェアリングが行われていたと推測されています。浴室やトイレと見られる部屋、地下階のものを除き、SCP-XXX-JP内部の部屋の扉は全て開放されており、玄関扉のみが唯一自由に開閉可能です。SCP-XXX-JP-1および後述するSCP-XXX-JP-A群を含む内部の物品は、いずれも高度な破壊耐性を有しており、未知の手段でその場に固定されています。建設に関する記録は本稿執筆現在も発見されていません。

SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP-1内部で発見された、未特定のヒト(Homo sapiens sapiens)/イエネコ(Felis silvestris catus)型実体群(計10体)の総称です。実例はいずれも心拍が確認されているのにもかかわらず、その他の挙動を一切示していません。また、先述の破壊耐性により、各実例から血液や毛髪を直接採取する試みも成功していません。以下は確認された実例の一覧です。

  • 10代前半~20代前半と見られるモンゴロイド。男女1体ずつ(男性をSCP-XXX-JP-A-1、女性を-2に指定)
  • 20代後半~30代前半と見られるコーカソイド系女性(SCP-XXX-JP-A-3に指定)
  • 70~80代と見られるモンゴロイド系男性(SCP-XXX-JP-A-4に指定)
  • 全身、とりわけ顔面に激しい裂傷を負ったモンゴロイド。女性と推測されている(SCP-XXX-JP-A-5に指定)
  • ヒト男性とイヌ科の生物の特徴を有するヒト型生物。毛皮は水色を基調としており、腹側の毛は白色となっている他、アカギツネ(学名: Vulpes vulpes)のものに類似した長さ37.20cmの尾が存在する(SCP-XXX-JP-A-6に指定)
  • イエネコ。メスの成猫1体、オスの幼猫1体(成猫をSCP-XXX-JP-A-7、幼猫を-8に指定)

以下はSCP-XXX-JP-1の各階層の概略です。

階層 主な設備 SCP-XXX-JP-A
地上3階 SCP-XXX-JP-A群のパーソナルスペースと推測されている部屋(全4部屋) -1が部屋の椅子に座り、外の景色を見ている。-2は別の部屋のベッドの上に洋服を並べている。
地上2階 SCP-XXX-JP-A群のパーソナルスペースと推測されている部屋(全5部屋)、リビング、キッチン、ダイニング、シャワールーム4室 -3がデジタルカメラでリビングの光景を撮影している。ソファの上では-7、-8が目を閉じて寄り添っており、隣に座る-6がそれを見て微笑んでいる。
地上1階 玄関、書斎、和室、倉庫 -4が書斎で読書しており、その後ろで-5が本を探しているように見える。
地下1階 照明が設置されていない、約50mの直線通路。地上1階の押入れに存在する通路から進入可能。錆びた金属製の扉が途中の壁面に9個、最奥部の壁に1個存在している。 N/A

発見経緯: SCP-XXX-JPは2019/02/16に行われた「森林内の建物が放火されている」という通報がきっかけとなって発見されました。鎮火にあたった国頭地区行政事務組合員らは、女性による通報を受けて到着した際、SCP-XXX-JP-1の外観に異常はなかったものの、開いていた扉から出火を確認したと証言しています。鎮火作業中、1階の玄関から身元不明の死体が発見され、名護警察署への通報が行われました。SCP-XXX-JP-1、-A群に関する情報は名護警察署に潜入していたエージェントによって財団に通知されました。

収容以前、SCP-XXX-JP-1の所在地である森林はPoI-XXX1("大城俊明")により所有されていました。PoI-XXX1はLoI-1488の元居住者です。身柄は本稿執筆現在も発見されていません。

調査の結果、出火元は1階の倉庫であり、床に複数種の可燃性の液体が撒かれていたことが判明しています。また、死体の身元が2018/01/12に行方不明となっていた小森美鈴(17)であることが確認され、背中から複数の切創が発見されました。特筆すべきことに、小森氏はSCP-XXX-JPの既知の最後の実例に差出人として氏名が表記されていた人物です。小森氏に関する情報収集の必要性が指摘され、交流があった人物へのインタビューが行われました。

  • 幼少期に頭をぶつけたことで、一部毛髪が存在しない箇所があり、それがコンプレックスとなっている。

対象: 小森登志子

インタビュアー: 西木研究員

<記録開始>

西木研究員: 美鈴さんが行方をくらました経緯について、何かご存知でしょうか。

小森氏: あれは……私のせいなんです。

西木研究員: 詳しくお聞かせください。

小森氏: [沈黙]あの子……恋人がいたんです。女性の。

西木研究員: その交際が明らかになり、口論になったのですか?

小森氏: いえ

補遺: 2020/01/01、地上1階の和室の押入れからPoI-XXX1が出現し、これにより地下1階の存在が明らかになりました。PoI-XXX1は職員に対し「1年前に人を殺した」と主張し、警察への通報を求めました。PoI-XXX1は即座に拘束され、インタビューが行われました。

対象: PoI-XXX1

インタビュアー: 西木研究員

<記録開始>

西木研究員: 質問を始めさせていただきます。よろしいですね。

PoI-XXX1: [小声で]はい。

西木研究員: では最初に、あなたが姿を現したあの家について教えてください。

PoI-XXX1: あの家は元々、縫合派3の住民が資金を出し合って建てた家なんです。誰にも理解されないか、生きる意味を見出せなくなった人のためにと。あそこで死ねば、その人は形だけですが、生まれ変われるんです。

西木研究員: つまり、あの家の人々は全員行方不明者で、あの家で亡くなったということですか?

PoI-XXX1: [頷く]皆、渡した毒を期待しながら飲みました。それで、亡くなった後は、一緒に住んでいた人の記憶からも消えるんです。

西木研究員: では、あなたが犯したという殺人も、その人を生まれ変わらせるためだったのですか?

PoI-XXX1: いえ……私は、私はあの子を、止めようと。

西木研究員: 「あの子」というのは、小森美鈴さんのことで間違いありませんか?

PoI-XXX1: [頷く]

西木研究員: あなたが殺人に至る前、小森さんは一体何をしたのですか?

PoI-XXX1: あの子、放火しようとしたんです。あの家に。油を撒いて。

西木研究員: しかし、通報を受けた方に確認したところ、あの時の火事を通報したのは女性だという記録がありますが。

PoI-XXX1: だから、あの子が通報したんです。自分で火を点けて。

西木研究員: その目的はご存知ですか?

PoI-XXX1: あの子、家を燃やして、皆が関係を絶った人に、あの家を見つけさせようとしてたんです。あの家は、死にたい人が最後だけでも幸せになるための場所なんです。なのに、それを台無しにしようと。

西木研究員: それを聞いて、衝動的に小森さんを殺害したのですね?

PoI-XXX1: あの子のお節介は、あの幸せを壊しかねなかったんです。でもその後は、火も死体もどうすればいいのかわからなくなって……地下に逃げて、村に隠れました。

西木研究員: 地下には斧嶽村へアクセスする手段があるのですね?

PoI-XXX1: でも


追加予定タグ: safe scp-jp 人間型 猫 鳥 死体 破壊不能 建造物 変形 現実改変 記憶影響

建物の中で死ぬ→生前強く望んだ姿に変わる(変形)→変身前の死亡者に言及した/死亡者を写したデータは変身後の姿に基づくものに改変される(現実改変)→死亡時に建物の中にいた人物が持つ死亡者への記憶が変身後の姿に基づくものに改変される(記憶影響)。

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