いつか書くかもしれない人事課資料: 今のところ未定

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あ

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簡易情報

氏名:
状況: 採用検討中/活動中/休職中/行方不明/脱退/死亡済
役職: ブレーダー(どこかの店の店長とかだったらその肩書きも)/研究員/開発スタッフ/警備員/闇寿司忍者)
その他(思いついたら書く)
所在:

プロフィール
伊佐木 嘉市は闇寿司

船幽霊は、水難事故で他界した人間の成れの果てと言われており、ひしゃくで水を汲み入れ、船を沈没させようとするという。その目的は明確にされていないが、人間を自分たちの仲間に引き入れようとしているのではないか、と言われている。

そのような危険な存在をこちらに取り入れるということに恐怖を感じてしまう者も多くいることだろう。事実、私もこの提案を公にするか3日ほど悩んだ。だが、よく考えてみてほしい。海に出ている船の多くを沈没させることができれば、漁師たちは漁に出ることを自粛する。そして市場に出回る新鮮な海産物が減り、海産物を使うことを強いられているスシブレーダーたちを苦しい状況下に置くことができるのだ。そうなれば海産物を満足に手に入れることができなくなったスシブレーダーたちはどうするだろうか。奴らはスシブレーダーとしての道を諦めるか、我々のような寿司を使わざるを得ないだろう。一度そのような者が出てしまえば、後はもう簡単だ。「あいつもやってたから」と自分に言い訳をしながら我々の寿司を使い始めることだろう。これを続けていけば奴らの組織は内部から崩壊していき、統率を取ることができなくなることだろう。そうなれば我々の勝利はもう確実である。

特筆事項

この提案を同僚にも説明したところ、そもそも幽霊をどうやって雇用するのか、という質問が多く見られた。ごもっともである。だが、私は確実な方法を思いついている。私の趣味の話になってしまうが、私はよくカニ漁船でアルバイトをしている。あの命と隣り合わせのスリルがたまらない。そして、これは私に限った話ではない。闇寿司の包丁たちは海に惹かれる性がある。我々も道を外れたとはいえ一介の寿司職人である。海に惹かれるのも無理はないだろう。話が脱線してしまった。話を戻そう。カニ漁船でアルバイトをしていたのは私だけではない。同僚たちも一緒に参加していた。カニ漁船での業務はとても危険だ。命を落としてしまった同僚たちも多い。海での水難事故で命を落とす包丁たちは後を絶たない。これを利用、と言っては死者への冒涜と捉えられてしまうかもしれないが、どうか許してほしい。私は水難事故で命を落とし、船幽霊となった闇寿司の包丁を雇用することこそが最も現実的に船幽霊を雇用することができる手段だと考えている。また、闇寿司であれば仲間を増やす、という行為は日常的に行われている。そう、精神酢飯漬けである。ひしゃくで海水を汲み入れさせるのではなく、代わりに酢を汲み入れさせることができれば、漁師を精神酢漬けにすることができる。精神酢漬けは我々がすぐに酢飯を用意することができない際によく使う手段である。これは持続時間が酢飯を用いた場合と比較してかなり短くなってしまうことが欠点として挙げられるが、即効性、そして手軽さが高く評価されている手法である。海上で酢漬けにし、その後改めて酢飯漬けにすることでより安定した効果が望めるだろう。

最近の動向

唯一の懸念点として、船幽霊になってしまった包丁に闇寿司としての記憶が残っているかというものがある。もし記憶がなければ今度は我々が脅威に晒されてしまうことになるだろう。そこで、闇寿司のロゴマークを大きく船体に描いた船を用意した。ついでに武者もくっつけてみた。強そうだし、インパクトがある。そして、闇親方のラーメンを見せつけてやれば、記憶を失っていたとしてもすぐに取り戻すことだろう。取り戻さなかったら塩漬けの肉寿司でもぶつけてやろう。


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