2000JP下書き「ライズ」

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オーロラ.jpg

エリア-81T1で行われた実験の際に発生したオーロラ

アイテム番号: SCP-2000-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-2000-JPは破損しており、修復に一部成功した機能を除き稼動させることが出来ません。SCP-2000-JPはエリア-81T1の機密指定オブジェクト収容フロアに収容されます。SCP-2000-JPの収容地点(北緯34度18分52.7秒 東経133度27分55.8秒)にダミーの船舶を沈没させ、カバーストーリーによる情報隠匿を行ってください。SCP-2000-JPに関する実験を行うには、プロジェクト・ライズ担当職員により実験をが申請された上で、財団日本支部理事会の内半数の賛成を得る必要があります。

SCP-2000-JPーAは死亡しており、活動を停止しています。SCP-2000-JPーAの遺体はエリア-81T1の人型オブジェクト用収容室に冷凍保存された状態で収容されます。京都霊山護国神社にダミーの遺体を埋葬し、カバーストーリーによる情報隠匿を行ってください。SCP-2000-JPーAは民間人に広く認知されているため、教育カリキュラムより削除することで認知規模を縮小させる試みが行われます。SCP-2000-JP-Aに関する実験を行うには、プロジェクト・ライズ担当職員により実験が申請された上で、財団日本支部理事会の内半数の賛成を得る必要があります。

説明: SCP-2000-JPは史実上"いろは丸1"として知られる船舶に搭載された機材です。この機材は"いろは丸"の船底に存在する隠し扉によって隠匿されています。昼間の時間帯に稼働したSCP-2000-JPは、SCP-2000-JPの存在する地点の上空に以下の順序で複数の気象現象を発生させます。
順序 現象 説明
1 幻日環とハロが出現。 太陽の位置を問わずに出現します。また、本来は実体が存在しないにも関わらず、SCP-2000-JPを起因として発生した幻日環とハロは出現地点に出現した状態が維持され、接近や通過が可能です。出現に際しては0.8 Hm程度の現実性が観測される他、局所的なユークリッドスケール2の時間湾曲が観測されます。これは過去改変に類似したプロセスで出現地点に幻日環とハロが維持されている可能性を示します。この幻日環とハロは出現から数分で消失し、順序2の気象現象が発生します。
2 幻日環とハロ上空のジオスペースにオーロラが出現。 幻日環とハロが出現していた地点上空のジオスペースより起源不明な不可視プラズマが放出されており、このプラズマが大気中の原子と衝突することで発生していると推測されています。この不可視プラズマの正体は判明していませんが、特筆すべき点として"いろは丸"の外装がこの不可視プラズマを反射する性質を保有しています。このオーロラは渦巻く様な挙動で観測され、この渦の中心は幻日環とハロが出現していた地点の上空と一致します。
3 オーロラの中心より強烈な下降気流が発生。 積乱雲等の有無に関わらず発生し、結果的にメソβスケールのダウンバーストを発生させます。また、この気流からは起源不明な大気汚染物質が発見されています。

SCP-2000-JPの動作は不安定であり、上記異常性が一切発生しない場合や、途中で終了する場合が存在します。これらの異常性発現の法則性は発見されていません。SCP-2000-JPの破損が原因と推測されています。

SCP-2000-JPは1988年に行われた潜水調査に随伴した財団エージェントにより発見されました。"いろは丸"は1867年に発生した紀州藩所有軍艦"明光丸"との衝突事故により瀬戸内海の宇治島沖に沈没しており、発見以前は所在が明らかになっていませんでした。SCP-2000-JPの破損はこの沈没事故が原因と思われますが、財団は破損以前のSCP-2000-JPについて言及したと思われる資料を蒐集院から回収しています。以下はその抜粋です。

極光船蒐集物覚書帳目録第〇三七七番

一八六二年十月蒐集。 研儀官"原秋水"が発見。中華異学会との交換留学のため長崎より出港し、東シナ海を航海中だったところ遭遇した。極光船は怪異的な気象現象の発生と共に出現する起源不明の蒸気船であり、帆柱からは英語で「日本州政府寄贈」と記された刻印が発見されている。以下は極光船の出現と極光船乗組員への取り調べの記録した原秋水の航海日誌の抜粋であり、可読性のために一部現代語訳されている。原文及びすべての資料は添付文書群を参照のこと。

航海日誌-1


奇怪な現象に遭遇。昼頃に幻日環と日暈が現れたので珍しいと思い船員達と観察して楽しんでいたところ、突如として面妖な極光が渦を成し現れた。直後に幻日環と日暈の方角より烈風が吹き刺し、快晴だった海が大きく荒れ狂った。帆柱が折れんばかりの勢いだったので、船員総出で帆を畳んでいた最中、風の吹く方角から眩い閃光が迸った。

閃光で閉じた目を開くと風はピタリと止んでいた。突然の出来事の連続に船員全員が混乱する中、閃光が見えた場所にエゲレス製と思われる蒸気船が見えた。怪訝に思い船を近づけると何人か乗組員がいるようで、何れも酷く衰弱しているようだった。遭遇した現象の件もある故、急遽航路を変更し、長崎に戻ることにした。戻りながら当船で治療し、口が利けるなら話を聞いてみようと思う。

(慶応二年)


 

航海日誌-2


保護した船員達は口が利けるぐらいには回復した。顔も服装を見たところ日本人のようだが、話す日本語にどうも違和感がある。端的に言えばなんだか日本語がヘタクソだ。それに仲間内での会話はエゲレス語で行っているようだ。本人たちは幕府の命でエゲレスに長年に渡り留学していたからであり、あの日もその帰りの途中だったと話しているが、そんな話は聞いた事が無い。どうも違和感がある。

よく見るとこいつらは中々怪しい。この海の真ん中で全員が随分と上等な着物を着ている。留学生だかなんだか知らないが、何日も船に揺られているというのにまるで卸したての着物だ。操舵手を名乗る男まで小綺麗な着物なのが益々怪しい。中でも怪しいのが首領格のサカモトと名乗る男だ。この男は風貌からして怪しく、顔面全体を包帯で覆っている。何やら顔に切り傷があり、それが原因で顔面が大きく腫れている様だった。顔をあんな風に斬られるというのはエゲレスとはどんな魔境なのだろうか?

それと、これは一番不思議に思ったのだが、連中は私に"今は何年だ?"と聞いてきた。私が慶応二年と答えると連中は突然狂喜乱舞し始めた。今が慶応二年だと何が嬉しいのだろうか?

長崎での取り調べは長くなりそうだ。こいつに関しては調べなきゃいけないことが山ほどある

(慶応二年)


 

航海日誌-3


誰かが私の日誌を勝手に書いている。なんだこの数日の日誌は、保護した船員なんて私は知らないぞ。しかしどうやってこの日誌を見つけたんだ? 恥ずかしいから夜な夜な忍んで書き連ねては引き出し裏に隠していたのに……。

しかしよくよく思い返してみると船を見つけてからの記憶がぼんやりとしてる。悪い酒でも呑んだだろうか?

まぁいい。私の日誌を勝手に書いてるやつ。ふふふ、そうだお前だ。私はもうお前の存在に気付いているぞ。もう遅い、この日誌には呪術を仕込んでおいた。私が来るまでそこで金縛りを味わうが良い。

(慶応二年)

蒐集された極光船は長崎にて研儀に掛けられたが、特段不審な点は発見されなかった。日誌には極光船出現の様子や乗組員に関する情報が記されていたものの、日誌で言及された極光船乗組員が確認されなかったことや、日誌終盤内に極光船乗組員に関する意味不明な記述が存在したため、原秋水が留学を怠けるために捏造した作り話として極光船は蒐集物に指定されなかった。原秋水は処分を受けたが、三か月後に別個体の極光船が仙台湾で確認されると極光船は蒐集物に指定され、この処分は撤回された。撤回後、原秋水に対し、極光船の乗組員に関して聞き取りが行われたが、原秋水は航海中の出来事を完全に忘却しており、極光船乗組員に関する記述の根拠は明らかになっていない。

極光船は蒐集物に指定されなかったものの、蒐集院所有の船舶として保管された。しかし、同年八月に復古神道3を掲げる蒐集院過激派派閥4が蒐集院を離脱すると、極光船を持ち去り大洲藩5に売却してしまった。この売却には過激派の支持団体である土佐勤王党6が関与しており、土佐勤王党の元構成員"坂本龍馬"の仲介が確認されている。坂本龍馬と日誌に記された"サカモト"なる人物の関連性は調査中である。


この資料の記述から、正常なSCP-2000-JPは一種の時空間ポータルを作成する機材であると推測されています。特に後述する資料群の存在から、財団の存在する宇宙内の別時間へ繋がる時空間ポータルであると推測されています。また、資料内にて別個体のSCP-2000-JPの存在が示唆されていますが、こちらの発見には至っていません。
坂本龍馬.jpg

SCP-2000-JP-A

SCP-2000-JP-Aは史実上"坂本龍馬7"として知られる人型実体です。SCP-2000-JPの実質的な所有者であり、現在は財団に合流している正常維持機関"九十九機関(九十九商会8)"の前進団体"海援隊9"の創設者です。財団はSCP-2000-JP-Aに関する調査の過程で、信頼性の高い遺品を複数入手しており、SCP-2000-JP-Aのものと思われる詳細な遺伝子情報を特定しています。その結果として、坂本龍馬とされる遺伝子情報は2種類確認されており、SCP-2000-JP-Aは32歳の不明なタイミングで別人物と入れ替わっていることが判明しました。特筆すべきは入れ替わった後の坂本龍馬であるため、入れ替わる以前の坂本龍馬はSCP-2000-JP-Aに指定されません。

九十九機関.jpg

九十九機関ロゴシンボル

九十九機関は、明治政府高官でありSCP-2000-JP-Aの協力者として知られる元土佐藩士"後藤象二郎10"の支援のもと、元海援隊経理役であり後の三菱財閥初代総帥"岩崎弥太郎11"により1870年に創設されました。SCP-2000-JP-Aは創設の3年前に近江屋事件12により殺害されていましたが、九十九機関の運営構造に関して生前に助言を行っており、この助言の通りが運営が行われていたとされています。特筆すべき点として、この運営構造は財団と酷似している点が多く、SCP-2000-JP-Aは財団に関する情報を入手していた、或いは財団関係者であると推測されています。以下その実例です。

  • オブジェクトクラスの概念を採用しており、アノマリーの破壊ではなく管理/研究を目的としている。
  • "サイト・エリア"や"Safe・Euclid・Keter"など財団が利用している用語と全く同じ用語を採用しており、用語の意味も一致する。
  • ヴェールの概念を持ち、明治政府と連携することで、正常維持機関としては民間に認知されないことを目的にした情報操作を行っていた。
  • 財団のロゴシンボルに酷似したロゴシンボルを採用している。
  • 不明な手段による記憶処理技術を所持している。

九十九機関は"いろは丸沈没事件"の際に紀州藩より支払われた賠償金13や、岩崎弥太郎が行ったインサイダー取引14による利益を初期資本とし、三菱財閥と明治政府の癒着の結果得られた利益を財源として転用することで運営されており、現代における財団法人と同様の方法で運営されていたとされています。これら情報は、1946年にGHQによって九十九機関が解体され、財団日本支部として財団に合流した際に提供されており、それ以前の九十九機関は財団に対し友好的な正常維持機関として独立した勢力を保持していました。

入れ替わる以前の坂本龍馬はMC&D系のパラテック商人"トーマス・グラバー15"と販売契約を結び、薩摩藩へパラテック武器を販売していた武器商人です。解散済要注意団体"亀山社中16"を結成し、薩摩藩と長州藩の間で行われたパラテック武器と食糧の海運取引を提案/仲介することで薩長同盟17締結を支援していたことが明らかになっています。また、幕臣"勝海舟18"とも通じており、幕府内部に協力者を用意することで戦闘を誘発/延長し、利益の拡充を謀っていたことも明らかになっています。そのため、倒幕活動に関与しておきながら幕府とは一定の距離感を保つ人物となっていましたが、SCP-2000-JP-Aが坂本龍馬と入れ替った後は幕府とSCP-2000-JP-Aに対立構造が完成しています。これはSCP-2000-JP-Aが行った大政奉還19の要求や、王政復興の大号令20の画策によって幕府が完全に失脚したことが起因となっています。

SCP-2000-JP-Aが大洲藩を利用することでSCP-2000-JPを入手、或いは再入手しており、九十九機関創設費用捻出のため、或いは管理に置くためにSCP-2000-JPを通常の船舶として利用/管理しています。"いろは丸沈没事件"はSCP-2000-JP-Aと幕府の対立構造が完成した後に発生したインシデントですが、紀州藩21の行動には不審な点が指摘されています。SCP-2000-JPと紀州藩所有軍艦"明光丸"の衝突は短時間に2回発生しており、特に2回目の衝突は故意のものであったと可能性が高いとされています。2回目の衝突の時点でSCP-2000-JP-Aは明光丸へ退避しており、この衝突はSCP-2000-JPの破壊目的であったと推測されており、不明な方法でSCP-2000-JP-Aが通常の船舶で無いことを認知していた可能性が指摘されています。

追加資料: 京都霊山護国神社に財団が設置したダミーの墓に、民間人によって情報資料が供えられました。この情報資料は、民間人による書置きとSCP-2000-JP-A宛てと思われる英文の手紙によって構成されます。この民間人は財団により拘束され、要注意団体等への関与が確認されなかったため解放されました。以下は情報資料の全文です。

情報資料#1 民間人"中岡 慎助"の書置き
1998/12/10


この手紙は私の祖父が「家宝である」と保管していたものです。正直、私は読んでも内容はよくわかりませんでしたが、祖父曰く代々受け継がれていた大切なものだったと聞いています。

でも、この手紙は貴方にとってそれ以上に大切な物だと思うから、保管するわけでも博物館に寄贈するわけでもなく貴方にお返しします。どうか貴方に届きますように。

中岡 慎助


 

情報資料#2 手紙
1998/12/10


親愛なる夫 アルバートへ

貴方はとても勇敢で、とても賢くて、とても優しくて、とても優秀な人、きっと任務をやり遂げ帰ってくると信じてる。でも優しい貴方だからこそ、任務の遂行を躊躇してしまうかもしれない。だから手紙を書きました。

貴方に課せられた任務は、私たちにとっては最後の希望で、人類存続の唯一の可能性。その分、あまりに無謀で、大きなリスクがある賭けだと思う。貴方の任務成功の度合いによって、今の私達はそもそも無かったことになってしまうかもしれないし、貴方自身もどうなるか解らない。常人なら耐えられない重荷だと思う。でも貴方は逃げなかった。そして勇敢に立ち向かう貴方の姿を見て、皆が"貴方なら信じれる、自分たちの全てを任せることができる"と思ったの。だから、振り返らないで欲しい。貴方達だけが私達の希望で、最後の光なのだから。自分を信じて任務を必ず成功させて。

どうしても苦しい時は仲間を頼ってみて。一緒に行く仲間は勿論、現地でも仲間が出来ると思うわ。いつもの貴方がそこに居るなら、きっと仲間なんて自然に集まってくるはずよ。貴方のは一人じゃない、今にも過去にも未来にも、貴方の仲間は沢山居るはず、絶対に諦めないで。

貴方の作る日本支部が世界を救うと信じてるわ。貴方の妻で良かった。もし世界が変わっても貴方の妻になりたいと心の底から祈ってる。世界を救ってアルバート。いいえ、坂本龍馬。その異名が"大日本帝国最初で最後の内閣総理大臣であり、地球史上最低最悪の売国奴"から"稀代の英雄"に変わった未来で貴方の帰りを待ってるわね。

リサ・サカザカ

※手紙の裏面には、極めて稚拙な似顔絵が描かれており、判読困難な文字で"お父さん大好き"と添えられている。


 
この手紙の発見により、複数の懸念すべき事項が提言されています。

SCP-2000-JPは未来の財団によって作成された時間遡行装置であると予想され、現在の財団よりも遥かに進歩した技術力の産物であると推測されますが、情報資料#2の"今の私達はそもそも無かったことになってしまうかもしれない"という記述は、SCP-2000-JPによる時間遡行は未来に対して深刻な改変を齎してしまうものである可能性を示します。これは蒐集院より回収された情報資料で示唆されたSCP-2000-JPの別個体所有者が、財団や人類に対し敵対的であった場合、深刻な過去改変を持たす可能性を持ちます。

SCP-2000-JP-Aは、Kクラスシナリオに該当する人類単位の危機に瀕した時代より時間遡行してきた財団職員と予想されますが、その死体は消滅していません。これまで入手した情報資料では、SCP-2000-JP-Aは日本国及び日本支部の存在しない未来から遡行してきたと思われますが、日本支部の存在する現在においてその死体が過去改変によって消滅しないことはタイムパラドックスにおける重大な矛盾です。この矛盾は以下の可能性を内包します。

  • SCP-2000-JP-Aが活動したのは坂本龍馬と入れ替わってから暗殺されるまでの1年間程度であり、SCP-2000-JP-Aによる過去改変は途中で阻止されてしまっている。そのため、現在の歴史への過去改変には成功しているが、未来を含める歴史全体で見ると僅かな過去改変にしか成功していない。そのため、SCP-2000-JP-Aの誕生や未知なる脅威の到来を回避するに至っていない。
  • 時間の流れには収束性があり、SCP-2000-JP-Aは現在の歴史への過去改変には成功しているが、SCP-2000-JP-Aが元来存在していた時代に起きる出来事への影響は収束性により抑えられ、SCP-2000-JP-Aの誕生や未知なる脅威の到来を回避するに至っていない。
  • 未来に存在する状態と過去に存在する状態では、過去に存在する状態が優先される。SCP-2000-JP-Aは未来の人物だが、過去に渡った時点で過去に存在する状態が優先されるため死体は消滅しない。この場合は過去改変が完全に成功しており、将来的にSCP-2000-JP-Aは誕生せず、情報資料で示唆された未知なる脅威は発生しない。

現状の財団の技術力では時間遡行に関する理論が確立されておらず、上記可能性に関する検証は一切進行していません。そのため、上記可能性以外にも予期せぬ未来が到来する可能性も存在し、未知なる脅威に対しての予測が困難になっています。いずれの場合も未知なる脅威に対する予防が求められます。

これら懸念事項を解決するため、財団日本支部理事会"麒麟"によりプロジェクト・ライズが提言されました。

プロジェクト・ライズ


日本支部理事 麒麟による提言: SCP-2000-JP、並びSCP-2000-JP-Aの来歴について調査した結果確認された懸念事項を解決するため、プロジェクト・ライズを推進します。財団は深刻な過去改変と未知なる脅威に備える必要があります。

説明: プロジェクト・ライズは以下のプロトコルを構成要素に含みます。

  1. SCP-2000-JPを完全に修繕し、財団の任意による時間遡行を可能にすることで、深刻な被害を齎す過去改変の要因を直接排除します。
  2. SCP-2000-JP-Aに対し蘇生、或いは記憶の抽出を行い、未知なる脅威に関する情報とSCP-2000-JPの修繕方法/生産方法を入手します。
  3. 未知なる脅威について知りうる唯一の人物であるSCP-2000-JP-Aが創設に尽力した財団日本支部を健全に運営し、未知なる脅威に対する切り札としてこれを増強します。
  4. これから誕生するSCP-2000-JP-Aを特定し、これを保護します。
  5. 日本国政府の動向を監視する専門機関(JAGPATO)へ追加の出資を行い、日本国の運営に強く干渉します。

プロジェクト・ライズは財団日本支部理事会直轄のプロジェクトとして優先的に推進されます。到来する未来の如何なる可能性にも備えるものであり、その何れも高い優先度で進行することが望まれます。

SCP-2000-JP-Aの誕生等の未知なる脅威の予兆が観測された場合、プロジェクト・ライズは解体され、対策委員会として再招集されます。この対策委員会はO5評議会により直轄管理され、財団の管理する全てのプロトコルにおいて最優先で運営されます。


2020年2月15日現在、プロジェクト・ライズは完成しておらず、これから生誕するSCP-2000-JP-Aは発見されていません。また、言及されている未知なる脅威は未だ確認されていません。

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