スシ新時代

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タイトル: IOCが組織委の要望を却下 揺れる東京五輪
著者: ©︎indonootoko
作成年: 2020

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IOCが組織委の要望を却下 揺れる東京五輪
3/4 20:22

撮影: 恋昏崎新聞社

IOCが東京都側の要望却下　恋昏崎新聞社

▲今月無事閉会したリオ五輪
東京2020への期待が高まる。　

　今月7日に東京オリンピック大会組織委員会（以下、組織委）と、日本オリンピック委員会（以下、JOC）が連名で提出した「スシブレードを正式競技として追加する旨」を含める要望書について、国際オリンピック委員会（以下、IOC)は全面的に却下する内容を組織委・JOCの両団体に通告した。
　
　今月無事に閉会したリオ五輪。閉会式で好評を博したパフォーマンス「Rio to Tokyo」により東京2020への期待が高まる中、新競技を巡る両組織の関係に亀裂が生じている。

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そもそもスシブレードは新競技に相応しいか？

▲男女別スシブレードの世界競技人口　

　今回追加が却下されてしまったスシブレードは世界的に流行の兆しのある新興スポーツだ。以前より正式種目追加が待望されていた競技ではあるが、IOCが定める競技選定基準を満たしているかはまだまだ微妙なところなのが現実だ。オリンピック種目として追加される条件は以下の通りである。

• 過去に最低2回以上国際大会が開催されていること
• 男子は4大陸以上、75か国以上で競技が実施されていること（夏季の条件）
• 女子は3大陸以上、40か国以上で競技が実施されていること（夏季の条件）
• 競技施設の敷設が現実的に可能であること
• 国際的なスポーツとして認知されていること

　これら条件を満たしていれば開催都市がIOCに提案することが可能だ。寿司は80か国以上の国で親しまれている食文化であり、アメリカやヨーロッパは勿論のこと、イスラム圏でも普及しているため、競技規模に関する条件はクリアしている。スシブレードは特殊な競技施設が必要になる競技ではあるが、今年の11月に稼働が予定されている豊洲新死場がこの要件を満たすものになる予定だ。スシブレードは国際大会も盛んであり、最近ではパリで行われた「スシブレード インターナショナルグランプリ」が記憶に新しい。

　一見すると正式種目の追加要件を満たすスシブレードだが、男女での競技人口の差がネックとなっている。女性板前を巡る問題は、女性差別問題として世界的に議論を呼んでいる問題であり、スシブレード発祥国の日本もこの問題で大きく揺れている。日本を含める女性の社会的地位が低い国では、『女が板場に立つことは許されない。女が握る寿司は不味い。』という旧時代的価値観から脱却できていないケースが多く、女性の競技人口増加を妨げている。

　東京都の提出した試算では、スシブレードの女性競技人口は正式種目追加の要件を十分に満たすとされているが、IOCはこの試算に疑問を呈している。

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108評議会としてのIOCが示す今後

▲IOC本部

　『IOCの国際オリンピック委員会という顔は表の顔にすぎず、IOCの真の顔は世界オカルト連合加盟の正常性維持機関であり、108評議会の1つである』というのはパラソーシャルではよく知られた話だ。IOCの使命は"障碍者競技ではないパラスポーツ"の撲滅であり、オリンピックの運営業務の中で各国を査察することでパラスポーツの誕生を監視している。

　IOCが過去に絶滅させたパラスポーツは多数あり、最近ではアフガン航空相撲やオチャッピーボールが犠牲になった。スシブレードもこれらと同じく撲滅対象として敵視されている可能性が高く、今回の却下はある意味当然の流れと言える。この件についてIOC影の総司令として知られる最高権力者"ヤ・ドロンゲ"氏は「現状ではコメント出来ないが、その様な予定については認識していない」と話しているが、IOCによる寿司狩りが今すぐ実行されても不思議ではない危険な情勢だ。

　組織委は今後もスシブレードを競技に追加するよう求める方針を明らかにしているが、不用意にIOCを刺激する可能性があり危険だ。この駆け引きでスシブレードを正式種目に追加し、一般的なスポーツであるとアピールすることが出来れば良いが、逆にパラスポーツであると認定されれば、IOCが寿司狩りを行う正当な理由になってしまうため、組織委は慎重な舵取りを迫られている。

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豊洲新死場が組織委を退くに退けなくした

▲今年5月に完成した豊洲新死場　

　JOCや組織委をスシブレードの猪武者にしているのが豊洲新死場だ。そもそもは築地死場の老朽化などを理由に移転が計画された豊洲新死場であるが、2013年に東京2020の開催が決定された後、スシブレードの新種目追加を見据えた工事が勇み足で行われた背景がある。その総工費は6000億円に登ると見られ、この莫大な費用を回収する機会を失することの出来ない東京都側の腹の内が透けて見える構図となっている。

　「もしこのままスシブレードの正式種目追加が拒否され続けたら一体どれだけの損失になるか。国内の観光需要だけで償却できる金額ではない」
　と取材に応じた都関係者は深刻な面持ちで話した。内部からも厳しい意見が多く聞こえる。

　そんな中、今月初頭に東京都知事に就任した"マドンナリリー"氏は、豊洲新死場の稼働予定を2018年に延期する意向を秘密裏に吐露しており、スシブレード関連施設への更なる投資が行われる可能性を示した。IOCに対する抗戦の構えとなっており、スシブレードを中心に廻る豊洲移転問題は新たな局面を迎えている。【柳瀬 栄・ジョージR】【協力：月間スシブレード編集部】



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▲広末 孝行 明大政治経済学部卒、東弊重工本社総務部で10年勤続後退社し、恋昏崎新聞社へ入社。将来の夢はヘリコプター購入。

　良くも悪くも新都知事の今後が気になる展開です。新都知事についてですが、大女将時代や衆議院議員時代などでいろいろ呼び方がある方ですので、この場では我々が最も親しみのあるマダム寿司時代の名称"マドンナリリー"で呼ばせて頂こうと思います。

　スシブレードを巡って組織委･JOCとIOC（世界オカルト連合）が対峙している展開であり、一見するとスシブレードを正式種目に追加する動きは絶望的にも見えますが、マドンナリリー氏にも確かな勝機があります。この問題の今後を握るマドンナリリー氏は衆議院議員時代に環境大臣や防衛大臣を歴任した政界の大物であり、IOCも容易には排除出来ません。IOCが武力行使という手札を切らずに、要望書の拒否を通告したという理性的な流れの裏には、マドンナリリー氏という存在が大きく関係しているはずです。

　マドンナリリー氏は衆議院議員時代より「女性の社会進出」という点において大きな存在感を持っていた人物です。 女性初の日本ウエイトリフティング協会会長、女性初の防衛大臣、女性初の自民党総務会長、そして今回の女性初の東京都知事、女性の社会進出の旗振り役のような人物であり、スシブレードにおいても女性板前の先駆け的人物です。今回の正式種目追加のネックとなった女性差別問題に何らかのアクションを起こせる有力な人物であり、マドンナリリー氏の都知事としての手腕によっては、IOCが拒否したくても拒否できない状況を作り出せるかもしれません。1人のスシブレーダーとしてマドンナリリー氏を応援したいと思います。【広末 孝行】
　

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