俺達うるう解体店 〜ケース.XX 怪奇！夕暮れに沈む中学校の存在しない四階〜

SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Neutralized Euclid

特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPは破壊されています。要注意団体"うるう解体店"については引き続き調査が行われます。

► 旧版特別収容プロトコルを閲覧

SCP-XXX-JPの存在するエリアは建築物普通収容プロトコルAによって部分的に封鎖されます。内部に存在する実体の観察、およびSCP-XXX-JP研究班による危険性の評価が定期的に行われます。

説明: SCP-XXX-JPは要注意団体"如月工務店"の関連が疑われる██中学校の敷地です。██中学校の校舎は公的に計画された設計上本来存在しない4階を有しています。

SCP-XXX-JPに侵入した人物(以下、対象)は体調不良を訴えます。吐き気、吐血、頭痛、関節の痛み、腹痛、傷口の悪化、視力の低下、聴覚あるいは味覚の消失、苦い味覚の幻覚、叫び声とされる聴覚の幻覚、平衡感覚の喪失などが含まれますが、これ以外のものも含みます。これらの対象は、解剖時に小腸でFusariumが発見されました。しかしながら、SCP-XXX-JPによる体調不良はFusariumが分泌するマイコトキシンによるものだけでは説明ができません。

SCP-XXX-JPには██中学校の生徒および教員の死体が存在しています。その死体の██中学校に在籍していた年代に一貫性が見られず、これまで██中学校の行方不明になった人物の死体が大半を占めています。しかしながら、死亡が正確に確認されていた人物の死体も見受けられています。これらの死体は現地時刻の17時に元の状態に戻ります。以下はその一覧です。

場所	概要
2階壁内部	9体の生徒の遺骨。全ての遺骨は合掌している形態で埋められており、頭部が上向になっている遺骨の次は頭部が下向きになっているというように、交互に逆さまにして並べられている。DNA鑑定の結果、この遺骨は1969年に行方不明となった1年3組のメンバーのものであることが示された。
校舎の屋上	石製の十字架に磔にされた女子生徒の死体。死体の保管に適切な環境に置かれていないのにも関わらず、いかなる劣化の兆候も見られない。周囲には肘で切断された手が円形に陳列されており、それらは手同士を合わせて合掌を行なっている。
校庭	6体の生徒の死体がソメイヨシノの枝に貫通している。死体は男女互いに向き合って合掌している。死体は全て██中学校の学生服ではなく黒いローブのような服装をしている。DNA鑑定の結果、死体は1989年の行方不明者から構成されていたことが示された。ソメイヨシノは狂い咲きであり、7月から8月までに開花する。これは異常性の発現以降に確認された。
3階廊下	歴代学長の頭部が廊下の両端に向き合うようにして陳列されている。頭部は人間の手にのようなもので掴まれており、眼球がくり抜かれている。これらの頭部のいくつかは、頭蓋が剥き出しになっている。
1年2組教室	3年2組のメンバーのうち23名の惨殺死体。血液が室内の各所にこびりついている。死因はバットのようなもので殴られたものであると推測されている。

校長室

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