御舎利による蒐集院史及び日本の超常史に関する個人的な纏め及び私的考察年表集

御舎利による私編年表


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蒐集院及日本超常史録

先蒐集院史

古来から異常品は使われた

580年代、厩戸・蘇我間の連携強化

587年丁未の乱。物部氏が滅亡し(七支刀など一部を除く)多くの異常物品が蘇我方に渡る。蘇我・忌部同盟が厩戸王の協力のもと「蒐集院」を設立。

古代蒐集院時代

620年、厩戸王の下で国記等の編纂。多くの異常物品についてもこの時初めて文章化。すでに虚偽を織り交ぜた記述がなされる。

622年厩戸王が死去。その蒐集品は義兄蘇我蝦夷と子の山背王で分割。蝦夷に渡ったものは蒐集院へ蒐集。

643年、新大臣蘇我大臣入鹿が諸王とともに山背王を攻撃。その遺品のほとんどを簒奪し蒐集院はこれを蒐集。

645年、乙巳の変。蘇我宗家滅亡。蒐集院の蒐集物も多く中大兄王らによって奪われる。一時的に蒐集院が衰退する。

663年、白村江の戦い。中大兄王らは自力で異常な手段による国家防衛を図る。

672年、天智天皇1が崩御。蒐集院の一部が大海人王に接近し壬申の乱に協力。蘇我左大臣赤兄など大友王方の人員もいたが乱後衰退。大海人王の下で蒐集院は権威を回復。

676年、天武天皇2は陰陽寮を設置。その中心は陰陽寮出身の人物が多くを占めたが中央集権化に蒐集院は反発、蜜月が終焉に近づく。

681年、天武天皇、帝紀・旧辞の大八嶋の誦習を奉斎3稗田阿礼に対し命じる。このころ蒐集院も勅により蒐集寮と名を改める(ただし内部では院との呼称も併用)。

蒐集寮時代

686年、天武天皇死去。皇室と蒐集寮の関係改善。

737年、天平の大疫病。聖武天皇の勅により蒐集寮や陰陽寮、仏院などは協力して対策にあたる。蒐集寮がこれ以降各地への正倉に対する影響力をもち始める。伊勢奉幣使への忌部氏任用をめぐる議論もこのころ。

8世紀後半、仏教勢力の拡大。道鏡など。

794年、平安遷都。これと平城の乱以降奈良の寺院勢力が次第に権威を失ってゆく。天武系天皇に近く藤原北家に遠かった蒐集寮も権威を失いゆく。

900年前後。摂関政治の基礎ができ始め、諸家は没落。蒐集寮はその受け皿となる。陰陽寮では賀茂氏が強い。また比叡山が次第に力をもち始める。

10世紀中期。安倍晴明が登場。蒐集寮は完全に勢力を失い、藤氏に服従する姿勢を見せはじめる。

11世紀初頭。摂関政治絶頂期。蒐集寮も陰陽寮も非常に弱い状態が続く。安倍晴明ら、五行結社を結成SCP-1420-JPへの対応も盛んに。

1051年、末世を回避するため蒐集寮及び陰陽寮が活躍。この活躍と摂関政治の衰退に伴い以降蒐集寮が次第に復権またはその意思をもち始める。

復権

1069年、蒐集寮の呪術的支援が成功し後三条天皇即位。蒐集寮にも近しい大江匡房らが登用される。一方で蒐集寮も独立の動きを見せ始め、独自資産の形成に動く。その一つが後々日奉一族誕生につながった。

11世紀末~12世紀初頭。蒐集寮の人員から院近臣が多く輩出され、蒐集寮は復権。このころ院によって名が正式に蒐集院に復される(捏造説アリ)。ただし院によって蒐集院含む諸超常機関との関係は様々で必ずしも強い影響力を保持したとは言えない。

12世紀末、源平争乱。蒐集院も巻き込まれ、損しただけで終わる。これにより中世に渡っての弱体化を招く。

中世の蒐集院

13世紀後半。蒙古の襲来を防ぐため諸組織の協力で儀式を執り行う。おそらく隠された歴史あり。

14世紀。南北朝争乱。吉野や陰陽寮など諸超常機関も呪術面での干渉を行った。蒐集院については基本的に中立的な立場をとったとされる。ただこのころから蒐集院は商業・文化への関心を示し始め、日元貿易・日明貿易に関与。金銭を通じた蒐集も行うようになる。兵庫や堺などとの関係もこのころから築き始める。

15世紀。蒐集院は堺との関係を深める。堺と関わりの深い細川氏とも関係をもち、それを通じて室町幕府との関係も改善。

1570年前後、応仁文明の乱。蒐集院が発端に関わった可能性が指摘される。関係を深めていた細川氏方、すなわち東軍方に味方することが多かった。それ以降戦国時代。細川氏がより強い力を持ったため蒐集院も権威をつけ始める。

16世紀半ば、細川に代わり三好政権が成立。一定以上の関係を築く。その後織田が台頭し、反織田に加担した蒐集院は次第に劣勢となる。

1571年、比叡山焼き討ち。叡山の異常物品はその多くが織田方に渡るか、焼失。

1582年、蒐集院の按察司明智光秀によって織田信長が殺害され、蒐集院は織田方に差し押さえられていた蒐集物を回復。このころ七哲が成立する。

同年、羽柴秀吉による大返し。明智政権は崩壊する。七哲"監物”4を通じ千利休が便宜を取り計らう。一部物品の献上によって許される。

1591年、秀吉による利休切腹。秀吉と堺・蒐集院との関係は悪化しており、蒐集院は矛先をかえることを目論む。

1592年、朝鮮出兵。一部蒐集物を喪失したものの、日本国内が統一されたことと朝鮮半島に進出したことによって同等の蒐集物を獲得。

1598年、秀吉死亡。その狂乱が向かうのをおそれた蒐集院らによるものか?国内は混乱。

1600年、関ヶ原の戦いが発生し、徳川方が勝利。ただしこれは過去改変によるものである可能性が高い。天海(明智光秀)が蒐集院に復帰し、徳川家康と蒐集院の関係を取り持つ。

徳川時代

1603年、蒐集院の援助もあり徳川家康が征夷大将軍に任職。

1615年、大坂の陣終結。豊臣方の領有する異常物品の多くを蒐集院が蒐集。こののち本院を江戸に移す。天海と崇伝など近臣に蒐集院の人物が多く両者の関係は円滑であり、これは形式的なものにとどまった。

1635年、寺社奉行設置。幕府配下の超常機関の一翼を担う。時の将軍徳川家光の乳母は天海の縁者にあたる春日局であり蒐集院に近かったが、鎖国政策が順調に進展し国内の反抗勢力が弱体化・消滅するにつれ蒐集院への対応もやや硬化・難化した。

1685年、将軍徳川綱吉が寺社奉行の下に天文方を設置。陰陽寮から異常物品の移管などを行っており、幕府が持つ超常機関の中でも有数の組織となった。綱吉は非直系の人物であったこともあって蒐集院からやや遠く、これが遠因となったと考えられる。

1716年、徳川吉宗将軍就任。その即位には何らかの超常機関による関与が疑われる。鎖国を緩和し、国外の異常物品や異常知識が多く流入するようになる。

18世紀後半。蘭学が勃興し始める。このころから本院と別院間における意思の乖離がたびたび現れ始めるようになる。

1828年、シーボルト事件。シーボルトは旧オランダ東インド植民地議会特別調査委員会など国外の超常機関に所属、または依頼を受けていた。天文方筆頭高橋景保らの関与が明らかになる。蒐集院が多くの異常物品流出を防止する。天文方は劣勢になるが、欧米諸国の接近に伴い直下の蛮書和解御用等を介し一定以上の存在感を残す。

1859年、横浜開港。陰陽寮や蒐集院は反発した。こののち明治までに大量の異常物品が国外へ流出。

1867年、王政復古の宣布。九十九機関5などの後援により戊辰戦争が進展。新政府軍が勝利し明治維新に続く。なお蒐集院は一応新政府方についたがほとんど関与せず。

明治維新

1868年、陰陽頭土御門晴雄の進言により天文方閉鎖。保有していた異常物品のほとんどが陰陽寮へ継承。

1869年、土御門晴雄が死去。翌年陰陽寮廃止。天文方の資産も含め多くが新政府ないし九十九機関管理下に置かれる。晴明院は皇室直属の機関として残る。一部異常物品を継承した陰陽寮が私設される。

1870年、九十九機関のフロント、九十九商会成立。後に三菱となり巨大化。九十九機関自体は薩長土肥などの各超常機関を吸収し蒐集院に代わる国内最大級の超常機関となる。

1873年、修験廃止令。幕末から続く廃仏毀釈や68年の神仏分離令に引き続き、叡山などの仏教勢力およびその超常機関が急速に衰退する要因となる。

1887年、このころ財団(もしくはその前身団体)が来日。以降複数オブジェクトの(強引な)確保を行う。

20世紀前半

1901年、私設陰陽寮が(新規発足した)「財団」に吸収。

あとは扶桑紀著者に聞いてくれ

戦後と支部成立6

1945年8月15日、無条件降伏の発表。五行結社、皇室から決別

1945年8~9月、蒐集院本院や九十九機関の抗戦派が反発。財団がこれに対処しようとしたが失敗し、協定の下蒐集院等が対応。紀伊沖で大規模戦闘が発生し、鎮圧に成功。

1945年9月11日、名古屋合意7?蒐集院の解体が決定。

1945年12月31日**、81管区設立宣言。及び81管区支部理事会設立8。主に晴明寮、蒐集院、九十九機関及び陰陽寮その他から構成。

1946年、諸機関が保有する諸資源の財団への継承が実行される。

雑なのはきっとそのうちどうにかなると思います。はい。


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