永遠の14歳

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SCP-XXX-JP-1

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 一般人による██市立北中学校の旧校舎内への立ち入りを禁止してください。██市立北中学校の旧校舎の周囲をセンサー付きのフェンスで覆い、██市立北中学校の用務員に財団職員を派遣して24時間体制で監視し侵入者を排除してください。

説明: SCP-XXX-JPは██市立北中学校の旧校舎内の3階男子トイレの個室(SCP-XXX-JP-1に指定)内で確認されるクラスA霊体です。SCP-XXX-JPは人間がSCP-XXX-JP-1に侵入し、扉を閉めた際に実体化します。

SCP-XXX-JPは天井と繋がり、先端が輪になるよう結ばれている縄状の存在から頸部でぶら下がる形で出現します。SCP-XXX-JPは一切体を動かしませんが、出現中はSCP-XXX-JPの口元から音1 が発生します。また、男性器および肛門から排泄物を垂れ流しており、SCP-XXX-JP-1内の大便器内に排泄物が溜まっていきます。

対象がSCP-XXX-JPの存在を認識すると対象は精神影響を受け、体を動かす事が困難な倦怠感と、断続的2 な希死念慮を持つようになります。対象は希死念慮により大便器内に溜まったSCP-XXX-JPの排泄物に顔を埋めて窒息死を試み、希死念慮の消失に伴い排泄物から顔を上げて避けようとします。断続的な希死念慮により対象はそれらの動作を繰り返します。SCP-XXX-JP-1外部の人物が扉を開けない場合、最終的に対象は窒息死しますが、扉を開けた時点でSCP-XXX-JPは消滅し対象の記憶からSCP-XXX-JPの存在は忘れ去られます。

SCP-XXX-JPは、██市立北中学校の生徒が旧校舎内で肝試しを行い、トイレ内で変死体となり発見されたことをきっかけに財団に発見されました。財団の調査により、SCP-XXX-JPは埼玉県██市に在住していた河合和也(享年34歳)の自殺により発生した存在と推定されています。河合氏は██市立北中学校に通っていた中学2年生の頃に同級生からいじめを受けてうつ病となり、自殺するまで自室内に引きこもっていました。河合氏は2020/██/██に自室のドアノブに縄をかけ、首を吊った状態で同居中の母親によって発見され、搬送先の病院で同日中に死亡が確認されました。

SCP-XXX-JPは一般的な霊体と比較した際に物質的な性質が強く、死亡時の形態に近い形を取っている事から、異常性が生前の強い情動などに影響を強く受けたものと考えられており、河合氏の関係者を中心にその原因が調査されています。


インタビューログXXX-JP-A

本インタビューは、SCP-XXX-JPとの関連性を疑われている河合和也氏の母親に対して行われたものです。

Agt.斑鳩: 和也さんがどのようないじめを受けていたのか教えて頂けないでしょうか。

河合氏の母親: 話すのを嫌がったので全然聞けていません。服の上から分かるような怪我はしていなかったと思います。

Agt.斑鳩: 他に覚えている事はありますか?

河合氏の母親: 不登校になる前日は首元までびしょびしょで帰ってきました。少し臭かった気がします。

Agt.斑鳩: なるほど。いじめを受けた相手を恨んでいる様子はありましたか?

河合氏の母親: はい。これはあの子の部屋にあった卒業アルバムです。

[中学校の卒業アルバム内の一部人物の顔と名前が黒く塗りつぶされており、罵倒や呪いの言葉で埋め尽くされている]

Agt.斑鳩: これは酷いですね。おや、和也さんはいじめた相手だけでなく、自分の顔写真も塗りつぶしていたのですか?

河合氏の母親: はい。部屋から出られない、変われない自分が嫌だと言って泣いていました。

Agt.斑鳩: 外に出たいと言う意志はあったんですね。

河合氏の母親: そうなんです、あの子は本気で頑張ろうとしていたんです。だから引きこもり支援の団体を探して、この名刺の方に協力をお願いしました。

[名刺にはNPO法人社会復帰支援████ 代表者 黒滝信二と書かれている]

河合氏の母親: この団体は小規模ですが実績があったのと、代表者があの子と同年代で頑張っていたのでお任せしようと思いまして。事情を説明すると、代表者の方が直接カウンセラーとしてやって来て時間をかけて相談に乗ってくれたんです。

Agt.斑鳩: カウンセリングは上手くいったのですか?

河合氏の母親: 途中まではとても順調に行っていたんです。家の中の話ですが、部屋の外にも出られるようになりました。私嬉しくて、この調子で頑張ろうって何度も言ったんですが、うつ病の人に頑張ろうって言っちゃ駄目だったんですね。ある日、あの子の部屋のドアが重いと思ったら[20秒間の沈黙]

Agt.斑鳩: その先は無理に説明していただかなくて大丈夫ですよ。すみませんが、こちらの写真見て頂けないでしょうか。

[Agt.斑鳩は鞄からSCP-XXX-JPを撮影した写真を取り出し、河合氏の母親に渡した]

河合氏の母親: かずちゃん!?この写真、部屋じゃないですよね。何ですかこれは?

Agt.斑鳩: 和也さんが亡くなられた後に撮影された、いわゆる心霊写真です。和也さんに似ていると思いませんか?

河合氏の母親: ええ。どこで撮影された物なんでしょうか。

Agt.斑鳩: 和也さんが通っていた██市立北中学校の、旧校舎3階の男子トイレ個室ですね。

河合氏の母親: 違います。

Agt.斑鳩: 何がですか?

河合氏の母親: これは和也じゃないです、よく調べてください!

(河合氏の母親がこれ以後の対話を拒否したため、インタビューを終了した)


インタビューログXXX-JP-B

本インタビューは、SCP-XXX-JPとの関連性を疑われている河合和也氏に対するいじめを行った黒滝信二氏に対して行ったものです。

いじめた相手の事を覚えていなかったのですか?

大変失礼な話なのですが、荒れていて喧嘩相手に大怪我を負わせていたような頃の話ですので、
些細な事はその他大勢として覚えていなかったのですよ。

つまり、彼に悪い事をしたと言う気持ちは無かったと言う事ですか。

いえ、私が些細な事だと思っていようと彼が傷付いたのは間違いありませんので。
しっかり謝罪して許して欲しいと伝えました。

和也さんはどう反応していましたか?

Agt.斑鳩: 黒滝さんはいじめ撲滅を目指すNPO法人を運営されていらっしゃるようですが、昔は不良だったそうですね。

黒滝氏: はい、お恥ずかしながら。今の法人を立ち上げたのは過去の反省からです。

Agt.斑鳩: 黒滝さんの中学校の同期に河合和也さんと言う方がいらしたと思うのですが、覚えている事はありますか。

黒滝氏: はい、忘れた事はありません。繊細な子でして、荒れている時に不登校に追い込んでしまったようです。彼には恨まれているかもしれませんね。

Agt.斑鳩: 具体的ないじめの内容は覚えていますか?

黒滝氏: 細かい所は覚えていないですね。大した事はしていなかったと思いますが、何にせよ彼が傷付いていたのは間違いないです。

Agt.斑鳩: そうですか。ところで、現在の和也さんの状況をご存じですか?

黒滝氏: 以前謝罪のため自宅に向かったのですがすでに家を出て働いているらしく、会わせて貰う事は出来ませんでした。会えなかった事は残念ですが立ち直ってくれていて良かったです。彼について何かご存知ですか?

Agt.斑鳩: 和也さんは1年ほど前にお亡くなりになっています。

黒滝氏: [8秒間の沈黙]そうでしたか、けじめとしてしっかり謝罪をして許してもらいたかったのですが残念です。

Agt.斑鳩: 和也さんに許してもらいたかったと言う事ですが、許してもらえなかったらどうするつもりでしたか?

黒滝氏: 許してもらえるまで謝り続けるしかないでしょう。いつか酒を飲みかわすような仲になりたかったのですが残念です。

[Agt.斑鳩は相槌を打ち、鞄からSCP-XXX-JPを撮影した写真を取り出すと黒滝氏に手渡した]

Agt.斑鳩: こちらは黒滝さんが通っていた中学校の校舎のトイレで撮影された心霊写真です。この中心にはっきりと男性の霊が映っているのは見えますかね。何か見覚えありませんか?

黒滝氏: 心霊写真ですか。このトイレは懐かしいですね。たまり場にしていた覚えがあります。霊の方は良く分からないです。中年男性の霊ですか?

Agt.斑鳩: この霊は亡くなる前の和也さんと外見的な特徴が一致しておりまして、死人が出るほど危険な悪霊なんですよ。

黒滝氏: はあ、そうですか。

Agt.斑鳩: 和也さんから恨まれていたかもしれないと言う話でしたし、この心霊写真で何か気付いた事あれば教えて頂けないでしょうか。

黒滝氏: 恨まれていたかもとは言いましたが、彼は成長していじめから立ち直っている訳ですよ。亡くなった彼を危険な悪霊扱いするのは失礼じゃないですかね。仮にこれが彼の霊だとしても、私への恨みではないと思います。

Agt.斑鳩: 何故ですか?

黒滝氏: 常識的に考えて下さいよ。私への恨みなら私が行きそうな所に出ますよね?何が悲しくて、いい大人が中学校のトイレに行かなきゃいけないんですか。

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