Don't be a dick.

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倫理委員会による通達

当オブジェクトは現在倫理委員会の管理下にあります。オブジェクトに関する質問は倫理委員会に連絡してください。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8141の培養液で満たされた容器の中で収容されています。容器内の培養液は感染症を防ぐため濾過及び防腐処置を行いながら循環させています。SCP-XXX-JPの頭部及び男性器は複数のカテーテルに接続され、体液に類似した成分が注入されています。5日に1回の割合で男性器の85%を切除し、装置外へと廃棄します。

説明: SCP-XXX-JPは機動部隊ん-3("還元の種子")に所属していた男性隊員です。SCP-XXX-JPの男性器は過形成し続ける異常性を有しており、それに必要な栄養素が最優先で供給されています。また、SCP-XXX-JPの男性器は負傷に対する回復能力が高く、平均的な一般男性に比べ███倍の速度で完治します。男性器に必要な栄養素は時間経過と共に増加し、最終的に他部位の基礎代謝量の30倍程度へと収束します。そのため、SCP-XXX-JPは異常性の進行に伴い慢性的かつ重度の栄養失調が発生します。

SCP-XXX-JPから男性器の一部を切除した場合、切除された組織は異常性を喪失しますが、SCP-XXX-JPに残存する男性器は引き続き成長を続けます。また、男性器を95%以上切除した場合、残存する男性器はSCP-XXX-JP本体に吸収され消滅しますが、皮膚・筋肉・臓器などの組織の一部が男性器に変異し再生します。その場合、生命維持に必要な臓器が損傷する可能性が高いため、95%以上の男性器の切除は禁止としています。

発生経緯: 2011/02/05、財団はGoI-2722"鉄錆の果実教団"が拠点とする建物においてヒューム場の強い揺らぎを検出しました。財団はGOCと協力して襲撃作戦を立案し、機動部隊ん-3("還元の種子")の投入により鉄錆の果実教団の妨害に成功しました。その際のヒューム場復元の余波により、鉄錆の果実教団の拠点を中心とする半径500mの球状の区域が消滅しました。財団はカバーストーリー「爆発事故」を適用し、立ち入り禁止区域としました。

SCP-XXX-JPは拠点突入時に機動部隊の後方支援を行っており、サイト-8141から出動した救助隊により無事が確認されました。当初は影響範囲外にいたと考えられていましたが、その後の診断により異常性の発現が認められました。SCP-XXX-JP単体の異常性の評価はAnomalousアイテムに該当しますが、前述のインシデントにおける唯一の生存者と言う点と、インシデント発生前に鉄錆の果実教団内部で発生していた事の解明に繋がる可能性を踏まえてSCP-XXX-JPに指定されました。

治療記録1: 以下はSCP-XXX-JPの治療記録です。

日付 概要
2011/02/08 経腸栄養剤の経口摂取と末梢静脈栄養法を併用しながら栄養失調の治療を開始しました。
2011/02/17 男性器がSCP-XXX-JPの運動機能に悪影響を及ぼしていたため、男性器の半分を切除しました。その際の切開跡は1時間で消滅しました。
2011/02/19 男性器の切除手術を行ってから、SCP-XXX-JPの精神状態が不安定です。
SCP-XXX-JPに対してメンタルケア用プログラムを作成しました。
2011/02/27 栄養状態が若干安定しました。
筋力の衰えが見られたため歩行リハビリ訓練を行いました。
2011/03/05 夜間陰茎勃起現象により大腿骨の脱臼が発生しました。
今後は定期的な切除を行います。
2011/03/08 SCP-XXX-JPの自殺抑制のための監視体制を強化しました。
2011/03/10 倫理委員会の介入により、SCP-XXX-JPの担当者が天理研究員に変更となりました。
収容環境の改善や専属スタッフの増員に加え、メンタルケア用プログラムの大幅な見直しを行いました。
SCP-XXX-JPは治療及び調査に対して協力的な態度を取るようになりました。
2011/03/28 栄養状態が急激に悪化したため、歩行リハビリ訓練を停止しました。
2011/04/20 男性器が必要とする栄養量は、男性器以外の基礎代謝量と時間経過の2変数で予測できることが分かりました。
筋力低下に伴う基礎代謝量の減少が収まった事で、栄養状態が著しく悪化しています。
2011/05/03 消化器系に重度の機能障害が発生したため、経腸栄養剤の経口摂取を停止しました。
高カロリー輸液の完全静脈栄養法に切り替えました。
2011/05/12 免疫力が大幅に低下したため無菌室に移動させました。
2011/06/02 男性器に直接高カロリー溶液を注入する実験により、男性器が必要とする栄養素の一部を補う事に成功しました。
SCP-XXX-JPの生命維持のため注入量を増加させる実験が行われましたが、血管外漏出による激しい炎症と痛みが確認されたため、天理研究員の判断で注入量の制限が決まりました。
2011/06/27 高カロリー輸液により血糖値が異常に上昇したため、高浸透圧高血糖症候群が発生しました。
男性器に必要な栄養量は不安定なため、全身の栄養状態のコントロールが難しく、今後も断続的に発生する可能性が高いです。

事案1: 2011/08/11、SCP-XXX-JPは就寝中の脳梗塞により植物状態に陥りました。fMRIの検査により、SCP-XXX-JPの脳は健常者と異なる信号が検出されており、植物状態になった後のSCP-XXX-JPは意識を保持していない事が判明しました。高カロリー輸液の長期的な投与による慢性的な血管の炎症と、夜間陰茎勃起現象により男性器に血液が集中して慢性的な一過性脳虚血発作が発生していた事が脳梗塞の原因と考えられます。

SCP-XXX-JPと最後に会話を行った際のログ1は以下の通りです。

<中略>

天理研究員: 体が辛いようでしたら今日の検査はここまでにしますが。

SCP-XXX-JP: そうしてもらえると助かる。

天理研究員: 何か要望があれば言ってください。

SCP-XXX-JP: 家族と話がしたい。

天理研究員: 申し訳ありませんが、あなたは爆発事故で死亡した事になっておりますので。

SCP-XXX-JP: 分かってる。言ってみただけだ。それより外出できないか?視力のある内に外を見たい。

天理研究員: 免疫力が落ちているので無菌室から出るのは控えていただきたいです。VRで良ければ今すぐ準備しますが。

SCP-XXX-JP: いや、遠慮しておく。

天理研究員: 申し訳ありません。

SCP-XXX-JP: 財団は俺を助けてくれるのかね。

天理研究員: そのために私たち医療チームが組まれたんじゃないですか。

SCP-XXX-JP: アノマリーの解明のためだろ。

天理研究員: それは否定しませんが、あなた方の犠牲が無ければ私達も無事では済まなかったと思います。私は解明とは関係なくあなたの事を助けたいと……。

SCP-XXX-JP: じゃあ、解明と治療の二つが噛み合わなくなったらどうするんだ?

[10秒間の沈黙]

SCP-XXX-JP: いや、君を責めたい訳じゃなかったんだ。君含め現場のスタッフは出来る範囲でよくやってくれていると思うし、君たちを派遣してくれた倫理委員会にも感謝している。ただ、せっかく助かったのにこんな事で寝たきりで情けなくなっちまってな。

天理研究員: 私は、あらゆる手を尽くして助けたいと思っています。

SCP-XXX-JP: 俺も財団がどういう組織かは分かっている。無理な約束はしなくていいさ。

天理研究員: いえ、約束します。あなたを助けてみせます。代わりにですが例のインシデントの解明に協力してください。

SCP-XXX-JP: 何か解明出来たことはあるのか?

天理研究員: あなたの体の異常性については分かってきた部分がありますが、肝心なインシデントの解明には繋がっていないというのが正直な所ですね。

SCP-XXX-JP: まあいい、約束しよう。俺の協力を無駄にはしないでくれよ。

天理研究員: はい。

治療記録2: 以下は事案1によりSCP-XXX-JPが植物状態になった後の治療記録です。

日付 概要
2011/08/23 男性器の異常な回復力により、男性器の炎症は無視できる事が分かりました。
従来より注入量を増やす事が出来るようになりましたが、男性器に必要な栄養素の総量と比べると不十分です。
2011/08/30 閉塞性動脈硬化症によって末端部分に重度の虚血症状が発生しています。カテーテルによる治療を行いました。
2011/09/11 血糖値が安定しないため肝臓及び膵臓に強い負荷がかかっています。
肝臓及び膵臓の機能が著しく低下しています。
2011/10/09 足の広範囲に壊死が発生したため、膝下部の切除を行いました。
基礎代謝が低下した影響で、栄養状態がわずかに改善されました。
2011/11/21 機能不全に陥った臓器の摘出を行いました。
基礎代謝が低下した影響で男性器が必要とする栄養量が若干減少し、SCP-XXX-JPの健康状態が改善されました。
2011/12/30 SCP-XXX-JPの男性器の95%を切除した所、切除した男性器側の異常性は消滅し、男性器がSCP-XXX-JPの胸部に転移して成長を始めました。
肺及び心臓の大部分が男性器に浸潤されて機能が著しく低下したため人工臓器に切り替えました。
転移の箇所が不明なため以後男性器95%以上の切除は禁止します。
2012/01/15 SCP-XXX-JPの臓器がほぼ機能していない事から、頭部と男性器のバイパス手術を行い、頭部と男性器を接続した状態でそれ以外の部位を切除しました。
基礎代謝の低下により、慢性的な栄養失調からの回復が確認されました。
これに伴い、特別収容プロトコルの改定を行いました。
2012/08/30 慢性的な栄養失調のため確認できていませんでしたが、SCP-XXX-JPは男性器以外の損傷の回復力も若干向上している事が判明しました。
2012/09/02 SCP-XXX-JPの脳の活動領域の再検査を行ったところ、随意運動の機能不全により意思表示は行えないものの、脳機能は回復しており意識は明瞭と言う事が判明しました。

補遺1: 2012/09/05、SCP-XXX-JP担当者の天理研究員からSCP-XXX-JPに対する提案が行われました。

SCP-XXX-JPの容態は安定していますが、異常性の性質から健常な体を取り戻す事は不可能です。
また、SCP-XXX-JPの異常性から鉄錆の果実教団で発生したインシデントに繋がる情報は得られておらず、これ以上の延命措置はSCP-XXX-JPに苦痛を与えるだけで意味がありません。SCP-XXX-JPに対して終了措置を取る事を提案します。

提案の検討結果は以下の通りです。

SCP-XXX-JPは安定して確保・収容・保護されているオブジェクトなため、終了措置には相応の理由が必要となります。可能性は低いながらも現在鉄錆の果実教団が保有しているオブジェクトから解析に繋がる事も考えられます。また、SCP-XXX-JPの保護が財団の不利益に繋がる訳ではありません。そのため、SCP-XXX-JPの終了措置の理由としては不十分です。

提案を却下します。
—サイト8142管理官

補遺2: 2013/02/15、GOCにより鉄錆の果実教団の全拠点が同時に制圧され、鉄錆の果実教団が保有していたアノマリーは全て破壊されました。それを受け、天理研究員からSCP-XXX-JPに対する再提案が行われました。

GOCにより鉄錆の果実教団の保有するアノマリーが破壊されたため、SCP-XXX-JPの研究価値は無くなりました。また、SCP-XXX-JP保護には高いコストを必要としており、他のアノマリーの研究費を圧迫しています。
SCP-XXX-JPを保護する価値は無く、財団に不利益をもたらす存在です。終了措置の再考をお願いします。

提案の検討結果は以下の通りです。

終了措置の手続きを開始してください。

提案を承認します。
—サイト8142管理官

補遺3: SCP-XXX-JPの終了措置は倫理委員会により却下されました。SCP-XXX-JP当人及び家族の意志が確認できない状態で、研究価値の低さ及び維持費を理由に終了措置を取る事は倫理的に問題があります。

倫理委員会の調査の結果、財団が収集した鉄錆の果実教団に関する情報の一部が、天理研究員によりGOCへ流出していた事が判明しました。倫理委員会はこの問題2を重く受け止めており、天理研究員を更迭した後に倫理委員会の管理下で適切な倫理観を有する職員を配属し、SCP-XXX-JPの保護を継続していく方針です。

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