プロジェクト・積極的収容

 確保・収容・保護。

 この理念は財団"創作"を方向づける素晴らしいものだが、同時に重い枷でもある。

 私たちは、完璧な特別収容プロトコルによってオブジェクトの牙を抜き、箱に閉じ込めて念入りに鍵を閉め、そして人間を収容室からはじき出した。リスクの高い実験や、オブジェクトの相互作用は可能な限り排除されている。

 もちろん、力及ばずオブジェクトが逃げ出すこともあるだろう。ただそれも、縄が経年劣化で綻び、犬が逃げ出しただけのもの──そこには人の関与がない。

 私たちは、オブジェクトの収容から人を疎外してきた。できるだけ触れないまま、変化もさせないまま、鍵の部屋に閉じ込めてきた。そのようにすべきだと考えてきた。それで数々の収容サイトは平穏を得ただろう。でも、それでいいのだろうか。"私たち"は、そんな平穏なものを読みたいのだろうか。書きたいのだろうか?

 不安定でどでかい事故を起こす理不尽なオブジェクト。その事故のために奔走する財団職員の体験談。変化していくオブジェクトが生み出すドラマや驚き。あるいは報告書で描かれなかった人とオブジェクトの関与を掘り下げるTale。"私たち"はそういったものを書きたかったのではないか?

 オブジェクトは収容後も人と関わるべきだ。オブジェクトと人が関わることで、オブジェクトは事故を起こし、あるいは変化し、そこにドラマが生まれる。

 鍵を締めて、オブジェクトを暗く誰も入れない部屋に閉じ込める収容を、私は消極的収容と呼ぶことにした。そうして対照的に、人が積極的に関わる形の収容を、積極的収容と呼ぶことにしよう。

 

積極的収容を実現する概念

収容倫理評価制度

収容倫理評価制度は、収容計画に規則化された評価を与え、評価を比較することでより機械的に妥当な収容計画を選択できる制度である。増加する倫理委員のタスクの抑制と、画一的な倫理判断を実現するために導入された。

創作としては、消極的収容によって発生する"リスク"と積極的収容によって発生する"コスト"を比較することで積極的収容を肯定するパーツとなる。この正当化自体は以前から用いられてきた考え方だが、この用語を用いると、「リスクは~~、コストは~~と評価されており、収容倫理評価基準を満たします。」の一文だけこの長い正当化を終わらせることができ、読解コストを減少させられるうえ、特別収容プロトコル上で異常性のネタバレが起こることをある程度防ぐことができる。

より詳しい説明はこちら


特殊相互作用手順

特殊相互作用手順は、特別収容プロトコルの一部で、オブジェクトとの必要な相互作用の手順(すなわち積極的収容の手順)を規定する部分である。

従来これらの要素は収容室の構成や人の関係ない注意事項と一緒に書かなくてはならず、書きにくいうえに読みにくかった。そこで、見た目上セクションを区切って見出しの設置を可能にすることで、これらの要素を導入しやすくした。

記事に導入するためには、まず以下のコードをページの下部に記述し、

[[module css]]
.SIPbox {
    border-top: solid 2px #000;
    border-bottom:  solid 2px #000;
    background-color: #fafafa;
    padding: 0em 0.5em;
    margin:2em 0;
}

[[/module]]

あとは特別収容プロトコルの直下に以下のテンプレートを導入する。

[[div class="SIPbox"]]

**__特殊相互作用手順__**

**<収容倫理評価>** 本相互作用手順のコストは[コスト評価]、消極的収容によるリスクは[リスク評価]であり、収容倫理評価基準を満たします。

**<手順開始規則>** 

**<手順説明>** 

**<リスクと対応>**

[[/div]]


Type: ARIPACs

Anomaly Requiring Interaction by Personnel As Containment Stabilizer(安定した収容のために人員による相互作用を必要とするオブジェクト)の略。

SCP-XXXX-JPは、

  • Type: ARIPACsオブジェクトであり、
  • ARIPACs型オブジェクトであり、
  • 安定した収容のために人員による相互作用を必要とするオブジェクトであり、

以下の特殊相互作用手順に基づいて、定期的な相互作用が行われます。

のように使うことを想定している。あったらあったで特別収容プロトコルから特殊相互作用手順への導線が楽になる単語。

積極的収容の応用


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