樺原さん

現在このページの批評は中断しています。

+ 批評して頂きたい点

意図

直球な怪奇創作として、奇妙な読後感を与えることを意図しています。現在、オチをどうすべきか試行錯誤しています。

"樺原"という名字は実在していませんが、これは実在人物の氏名をここに記述したら名誉棄損にならないかな……と懸念があってこのようにしています。

批評して頂きたい点

• 現状のvote。怪奇創作としてそもそものコンセプトに面白味はあるか。ネタ被りしていないか。
• 財団の報告書としての文体からの逸脱がないか。
• オブジェクトクラス、収容手順は適切か。（現状大きな問題は起きていないが、性質に不明な点が多い＋SCP-3545-JP-5が未確認であるためEuclidと判断しました）
• 間違った知識の元記述されていないか。（私はウェブページの構造について詳しくありません）
• コンセプト通りの、意図した読後感を与えられているか。

補足

• 2023/06/21 17:00 サイト外部で Childream teruteru_5 さんに批評して頂きました！改善案を把握し、現在加筆改稿中です。
• 2023/06/21 18:45 指摘を元に改稿しました。
• 2023/06/21 19:30 サイト外部で leaflet さんに、ディスカッションで Rhapsodyyyyyy さんに批評して頂いたのを確認しました！現在改善案を検討中です。
• 2023/06/23 9:50 指摘を元に改稿しました。前半部の不気味さをそのまま強調するようなオチに変更しましたが、オチが弱くなっていないか不安です。

---

クレジット

タイトル: SCP-3545-JP - 樺原さん
著者: Einoshima
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-3545-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3545-JP-Aは専用のクローズドなネットワークに留め置かれます。SCP-3545-JPに関するインターネット接続を伴う実験は、収容違反のリスクのため凍結されます。SCP-3545-JP-5が財団のwebクローラによって発見された際は即座に収容されます。

説明: SCP-3545-JPはWebページのhtmlファイルにimg要素¹として存在する、あらゆる手順で削除不可能な情報群です。SCP-3545-JP群のsrc属性²に指定されたURIは無効な値であるのにも関わらず、SCP-3545-JPは各個体につき一種類の決まったjpgファイルを表示します。SCP-3545-JPによって表示されるjpgファイルは、いずれも激しい損傷を負った遺体の画像です。これらは法医学的な目的で撮影された既存の画像と一致することがわかっています。また、SCP-3545-JPの代替テキスト³には、画像の出所と無関係である、不明な日本人の氏名のような文字列と数字が記述されています。現在までに5個体のSCP-3545-JPが見つかっており、SCP-3545-JP-1から-5までの数字が割り振られています。

収容以前のSCP-3545-JP群は、不明な原理で群馬県██市の小売店や病院、不動産屋などの施設のホームページを中心としたインターネット上のWebサイトに不定期で出現していました。この現象は、決まって日本時間9:00～19:00に発生していました。その際、SCP-3545-JPの出現数は不定でした。多くの事例ではSCP-3545-JP群は1～2個体で出現していましたが、すべてが同時に出現したケースも確認されていました。SCP-3545-JPは出現後、多くの場合で1時間以内に消失します。

以下は、SCP-3545-JP群の簡易的な特徴をまとめたリストです。

アイテム番号	表示されるjpgファイル	代替テキスト
SCP-3545-JP-1	アメリカ人女性███████ █████氏の遺体。他殺。顎部を大きく欠損していて、ショットガンによる銃痕がみられる。	"樺原　康夫（574）"
SCP-3545-JP-2	日本人女性██ ██氏の遺体。他殺。強い熱傷を負っている。	"樺原　鈴子（55）"
SCP-3545-JP-3	日本人男性██ █氏の遺体。自殺。頭部に大きな損傷がある。	"樺原　美帆（26）"
SCP-3545-JP-4	SCP-3545-JP-3の画像の別アングル。より頭部を大きく写したもの。	"樺原　祐樹（25）"
SCP-3545-JP-5	ホンジュラス人男性████ █████ ████氏の遺体。他殺。右肩から首筋にかけて刺傷を負っている。	"樺原　毅志（84）"

2021年4月25日、群馬県██市のホームページにSCP-3545-JP-2とSCP-3545-JP-3が30分ほど出現した際、財団の興味を惹きました。不定期かつ短時間の出現頻度により、SCP-3545-JPの収容は困難とされていましたが、日本時間19:00～9:00にかけて、決まってSCP-3545-JPが継続して出現するWebページ（以下、SCP-3545-JP-A と指定）を財団のwebクローラが捕捉しました。SCP-3545-JPがSCP-3545-JP-Aに出現している際に、SCP-3545-JP-Aをインターネットから切り離し専用のネットワークに移転させることで、現在の収容措置の確立に成功しました。SCP-3545-JP-Aの切り離し以前のURLは、http://██████████.██.jp/██████/██です。SCP-3545-JP-Aは、白地に他サイトから「群馬県の地方自治体の奨学金制度や社会保障制度についての説明文」「群馬県██市のすべての小売店の店舗名と住所」「過去数年間の北関東地方の高速道路の渋滞情報」などが無作為に抽出されたワードサラダ的な文字列が白文字で綴られただけの簡素なWebサイトです。SCP-3545-JP-Aには、SCP-3545-JPとは別の6つの非異常の画像ファイルが添付されていました。これらもまた、いずれも激しい損傷を負った遺体の画像でした。

+ 付帯情報: SCP-3545-JP-A（画像準備中です）

SCP-3545-JP-1

解説ページ　大栗谷トンネル（全長1500　アクセス：大栗谷駅から徒歩15分は東口線の最新?安心しない　全長1500mのこのトンネルは、パワースポットとしても非常に有名。国内外多くの占い師が?　特集7選！群馬県のレジャーを楽しむ　家族の方におすすめの　利用規約　公共財団法人交通整理情報　高速道路快適ネット　高速道路　『失敗しない.ドットコム』では、高速道路に関する　第一条　適用　『失敗しない.ドットコム』では、お客様に安心　快適にご利用していただくために、以下の通り利用規約（以下、本規約と　定めております。　（リストアップされた音声の記録　利用ポリシー　について、公開範囲は以下で示されたもののみに制限されています。個人情報保護の観点より

SCP-3545-JP-A のスクリーンショット。画像は検閲済。

補遺1: 現在、定期観察の度にSCP-3545-JP-1～4の代替テキストの数字が1年に1回の周期で増加していることが確認されています。

補遺2: 2023年1月12日、SCP-3545-JP-5がSCP-3545-JP-Aから突如消失しました。これにより、オブジェクトクラスがEuclidに変更されました。SCP-3545-JP-5は消失以来一度も観測されておらず、継続して財団のwebクローラによる捜索がなされています。このとき、SCP-3545-JP-A内に、表示される画像と代替テキストがSCP-3545-JP-5と同一である非異常性のimg要素が出現しました。

Footnotes

1. Webページに画像を表示するための要素。

2. img要素が表示する画像ファイルの場所を示す属性。URIと呼ばれる形式で指定する。

3. alt属性のこと。画像にマウスカーソルを合わせた際に表示される、画像の説明文。

4. 2023/06/21 現在の値。以下SCP-3545-JP-2～4まで同様。

付与予定タグ: scp jp euclid 瞬間移動 オンライン 死体 群れ

---

• • _
  批評コメント批評コメント

  
  コメント投稿フォームへ

  Rhapsodyyyyyy 21 Jun 2023 09:01

  読ませて頂きました。
  細かい点と大きな点に分けて書きます。

  + 以下ネタバレ回避

  細かい点
  ・用語が難しい
  私はこの記事に出てくるWeb関係の用語はだいたい分かりますが、分からない人も多いと思います。
  不可欠な難しさだったらまだしも、例えばalt属性は「代替テキスト」と書くかもしくは注釈を付けても良いわけで、もう少し歩み寄れると思います。
  ・説明が不親切
  「SCP-3545-JP-1～4のalt属性に記述された数字は」という一文が出てきますが、この時点でSCP-3545-JP-1～4が何かという説明はされていません。
  SCP-3545-JP-1～4が何か分からない時点でそのパーツの説明が始まるというのは順番が逆です。

  大きな点
  正直、途中まではかなり面白い記事として読んでいました。どこまでか具体的に言うと、表までです。
  関係ないサイトに突然出てくるグロ画像というだけだとそこまで魅力的な異常性ではありませんが、それに全く関係ない謎の家族の名前がついてくるというのは不気味で、いいですね。
  しかし、スポイラーは好きじゃないです…。
  まず、私はスポイラーや批評してほしい点は記事本体を読み終わってから読む方なんですが、スポイラー無しでは真実に辿り着きませんでした。折角いい感じに不気味なのだから、作中で種明かしまでして欲しいなと思いました。
  そして、スポイラーを見た時…正直ガッカリしました。ホラーとしてちゃんと良い感じに不気味だったのに、そんな斜め上のあんまり怖くない方向に行ってしまうのかと。
  情報生命体だとしても、関係ないグロ画像を適当に収集しているというのがピンと来ないです。ピンと来なさすぎて作中で気付けなかったというのもあると思います。
  それがやりたい事だと思うので、止めはしないんですが…いい感じの不気味さの提起だっただけに、どっちかというと私は肩透かしをされました。VoteはNVです。どっちかに決めるならDVします。

  最後の編集 21 Jun 2023 09:03 by Rhapsodyyyyyy さらに表示

  ありがとうございます！

  Einoshima 21 Jun 2023 10:24

  批評して頂きありがとうございます！とても助かります。各部分について返信します。

  ＞　用語が難しい
  SCP財団の報告書として学術的な体裁をなす為にこの表記は必要だと思ったので、htmlの用語については注釈を付ける、あるいは注釈の中へ移動させることで可読性を向上しつつ正確性を失わないように対応しました。

  ＞　説明が不親切
  修正しました。

  ＞　オチの意図に辿り着くだけの情報が提示されていない
  この点については、別の方から批評を頂いたときにも指摘がありました。併せて修正しました。……が、まだうまく記述できているか不安です。

  ＞　オチで肩透かし感が強い
  執筆時、どちらかと言うと「検索してはいけない言葉」文脈などでWebサイトに突然出てくるグロ画像の怖さ、画像の文脈が排除されて衝撃的な見た目だけが語られることの不気味さを意識していました。（"関係ないグロ画像を適当に収集している"というのはこのためで、私としてはあまり変えたくない部分でもあります）この際、「ただの要注意団体の悪意ある攻撃でした」という設定が一番雰囲気を壊してしまうと思い、悪意を介在させたくないという意図でこのような（存在の善良さを強調する）設定を付けました。

  この部分について、別のオチに変更することも含めてさまざまな記述を検討していきたいと考えています。最終的により良い設定が思いつかなかったら、この内容で投稿する予定です。オチを変更しました。

  最後の編集 24 Jun 2023 08:10 by Einoshima さらに表示

  EianSakashiba 24 Jun 2023 11:55

  + 開く

  読ませていただきました。批評時点で確認したのがリビジョン69の状態、およびにRhapsodyyyyyy様の批評のみである為的外れな指摘をしてしまう可能性が多分に含まれます。私の指摘を鵜吞みにするのではなく適宜取捨選択してくださることを推奨します。ご了承ください。

  現状のvote。

  nvです。uvかdvかで選ぶのならuvです。ですがこれは作品の巧拙ではなく私の好みによるところが大きいです。

  怪奇創作としてそもそものコンセプトに面白味はあるか。

  面白いかと言われると少し躊躇すると思います。「インターネットに存在する画像が怪異の大元である」というコンセプトは昨今の怪奇創作のトレンドであるためコンセプトとしてのありきたり感を感じる目の肥えた読者が若干量存在すると邪推します（穿ちすぎかと思いますが、読者＝著者の等式が成り立つSCP創作においてこの懸念はあってもよいと私は思います）。この下書きは画像の表示方法、代替テキスト等で差別化を図っていますが、そもそも前述の「昨今の怪奇創作のトレンドであるインターネットが舞台の怪異」はテキストの他に実際の画像や音声で読者を殴ってくることが多いのでそれらと同じ土俵で戦うには「火力不足」感は否めないと思います。

  ネタ被りしていないか。

  詳細かつ具体的なネタ被りは存在しないとは思いますが、前述のようにコンセプトの方がトレンドに乗ったように感じたため「漠然とした既視感」は感じました。

  財団の報告書としての文体からの逸脱がないか。オブジェクトクラス、収容手順は適切か。間違った知識の元記述されていないか。

  無いように思いました。脚注からも丁寧さを感じます。

  コンセプト通りの、意図した読後感を与えられているか。

  奇妙な読後感は与えられていると思います。コンセプト通りの意図した読後感を与えられている時点でこの下書きは良い方向に完成されている、良い下書きであると思います。ですがあくまでも奇妙以上の読後感が存在せず、「これは面白かったか（uv）つまらなかったか（dv）のステージまで至ることができなかった（nv）」というのが本当のところです。そのため判断材料が「報告書としての完成度」の1点に委ねられた結果、「uvかdvかで選ぶのならuv」になってしまう感じです。これは私が「報告書内で異常な存在に対する財団の対応や一般人の右往左往、そこから納得できるオチが存在する」といったタイプの報告書が好みであるためであると思います。ですがこのように「奇妙な読後感だけが残る報告書」が好きな読者層も必ず存在します。なので現状このままのコンセプトで行くのならばuvを押してくれる人は存在する完成度だと思います。

  長々と拙い批評をしてしまい大変申し訳ございません。加えて私のnot for meに起因する部分が大きいです。現状でも良いクオリティであると思いますので、敢えてここからさらに変更するならば幾らかの現状の雰囲気を損なうの覚悟で文章量をもっと増やして私のような読者層も取り込むか、画像を用意するか、どちらにしろ抜本的な改稿が必要であると邪推します。

  非常にクオリティの高い記事だと思いました。執筆ならびに投稿を陰ながら応援しています。

  Einoshima 25 Jun 2023 15:29

  批評して頂きありがとうございます！とても助かります。返信が遅れてしまって申し訳ありません。

  ＞コンセプトが怪奇創作のトレンドであるため、ありきたり感が強い

  昨今のトレンドを漠然とした自分の意志・好みであると勘違いし、自分の作品を客観視できていなかったので、確かにそうだな、と思いました。自分では絶対に気づけなかった部分ですので、本当に助かりました。かなり悩みましたが、ここからコンセプトを変えることはできなさそうなので、冗長・フォーマットスクリューにならない程度のギミックを用意して視覚情報を増やす方向性で改稿しようと思います。「漠然とした既視感」を解決する挑戦は、この記事に盛ろうとすると過積載、または制作意図を逸脱したテーマのない記事になりそうなので、この下書きではなく別のアイデアでやってみようと思いました。

  最後の編集 25 Jun 2023 15:32 by Einoshima さらに表示

  批評コメントTopへ

  - hide block

ERROR

The Einoshima's portal does not exist.

エラー:	Einoshimaのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。

利用ガイド

1. portal:3358370 (23 Mar 2023 13:34)