突如乱入するストリーキング

アイテム番号: SCP-XXX-JP-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Jはサイト-81XXの標準人型収容ユニットへ収容して下さい。外出は許可されていません。
SCP-XXX-JP-Jに対して国際的なスポーツ大会、大規模イベントの情報を与えることは禁止されています。
フィールドエージェントにSCP-XXX-JP-Jの情報を周知させ、SCP-XXX-JP-J-1の発生に備えてください。
SCP-XXX-JP-J-1発生時はすみやかに発見し、現地警察や警備員に接触しSCP-XXX-JP-Jの確保を行なってください。また現地エージェントへ通達しメディアによるSCP-XXX-JP-Jの記録映像を回収して下さい。

説明: SCP-XXX-JPは瞬間移動能力を所有する男性です。
SCP-XXX-JPの外見は対象が存在する場所の一般的な20代の成人男性の姿へ変化します。収容室においては身長175cm,体重71kgのモンゴロイド種男性の見た目をしています。日本語を話し、簡単な英語と中国語を理解します。
SCP-XXX-JP-Jは神奈川県███市にて19██年に出生した(編集済)であると主張していますが、当該地区の出生届にそのような人物の記録はありませんでした。
SCP-XXX-JP-Jは骨格と筋肉量から推測される数値を超えた身体能力1を保有しています。原因及び他の異常性との関連は不明です。テストの結果、SCP-XXX-JP-Jの性質に攻撃的な気質は見られませんが、自身の裸体を見られることを「素晴らしき背反」と称し、しばしば誇示しています。このため異常性がオブジェクトの意思によるものではないかとの推測が出ていますが因果関係は不明です。

SCP-XXX-JP-Jが着用した衣服は不明な手段により転移します。現時点でこの転移した衣服を発見する試みは失敗に終っています。この特性はSCP-XXX-JPの操作できるものではないらしくしばしば「日焼けする」「寒い」「(削除済)が元気になる」と不満を口にしています。
またSCP-XXX-JP-Jはナイフ、火器、その他兵器と呼べるものを持つことはできません。触った瞬間に不明な斥力が発生し、破裂音と共にSCP-XXX-JP-Jの手が弾かれます。またヒト()に対して危害を加えた場合も同様の斥力が発生しSCP-XXX-JP-Jは全身を強く打ちます。この場合SCP-XXX-JP-Jは気絶します。

SCP-XXX-JP-Jは不定期に突発的な瞬間移動を行い、騒動を起こします(SCP-XXX-JP-J-1と呼称)。
まず一般に開催される大規模なイベントの行なわれている会場へSCP-XXX-JP-Jは転移します。転移後10分程度、SCP-XXX-JP-Jは強力な認識阻害を伴うため会場の管理者、観客はSCP-XXX-JP-Jを発見することはありません。
会場にて情報を得たSCP-XXX-JP-Jは認識阻害を失います。認識阻害がなくなったことを確認後、SCP-XXX-JP-Jは会場へ乱入し、パフォーマンスを敢行します。この際、日本代表もしくは日本人選手が出場している場合協力するような素振りを見せます。SCP-XXX-JP-Jの異常に高い身体能力、競技への高い順応性により対象は非常に高い水準のパフォーマンスを行ないます。
パフォーマンスに満足したSCP-XXX-JP-Jは最終的に抵抗・逃走を辞め、警備員に取り押さえられます。警備室等に移送されると再び転移し収容室へ戻ります。
SCP-XXX-JP-J-1はイベントの規模によってはテレビ作成局の生放送により一般に拡散します。その場合はカバーストーリー『見つからない露出狂』を流布して下さい。また放送前であればエージェントにより接触しテープを回収して下さい。

SCP-XXX-JP-J-1の発生条件は現在においても不明です。
SCP-XXX-JP-Jの知識にない場所、イベントに対してもSCP-XXX-JP-J-1は起こります。
SCP-XXX-JP-1の詳細については別紙の「SCP-XXX-JP-1リスト」を閲覧して下さい。
閲覧は全ての職員に許可されています。

インタビュー記録:
対象: SCP-XXX-JP-J

インタビュアー:平博士

**付記:
博士の要望によりSCP-XXX-JP-Jとの仕切ガラスの床上80cmを黒幕で覆っています

<録音開始>

平博士: こんにちはSCP-XXX-JP-J

SCP-XXX-JP-J: こんにちは博士。今日はどうされましたか?

平博士: [慌てた様子で] 座ったままで結構です

SCP-XXX-JP-J: はっ、申し訳ありません![SCP-XXX-JP-Jはブリッジの体勢をとる。意図は不明]

平博士: やめろ! 麻酔銃を叩き込むぞ(罵声)!

SCP-XXX-JP-J: 重ね重ね申し訳ありません!

[SCP-XXX-JP-Jはブリッジの体勢のまま数度跳躍した]
[更にパフォーマンスを続けたことで、SCP-XXX-JP-Jが椅子に座るまで10分の時間を要した]

平博士: インタビューを再開してもよろしいですか?

SCP-XXX-JP-J: 私の謝罪の意は伝わりましたか?

平博士: (5秒沈黙)はい、十分に伝わりました。それでは質問に移ります

SCP-XXX-JP-J: はい、お任せ下さい

平博士: ではSCP-XXX-JP-J。いつから瞬間移動が出来るようになったのですか?

SCP-XXX-JP-J: あれは忘れもしない小学校5年生の夏の日でした。水泳の授業から戻った私の服がどこへともなく隠されていたのです。犯人を突き止めましたがすでに服は裁断され、頼みの綱の海パンまでも奴のハサミによって切られてしまいました。激情に駆られた私は全裸で奴をとっちめたのです。しかし周囲は私を見てドン引きしていました。それを感じて急激に落ち着いた私は服のないことへの不安、恥ずかしさ……そんなあれこれが渦巻いたと同時に私の中に眠っていた獣がそっと首を上げたのです。

平博士: すみません、それは異常性に関係ある話ですか?

SCP-XXX-JP-J: もちろんあります。それからです。私の着た服が消失してしまうようになったのは。そのため私は全裸で小中高等学校を卒業することになりました。

平博士: 待ってください。服が消失するようになったのも不思議ですが何故全裸で学校に行けたのですか?

SCP-XXX-JP-J: (2秒沈黙)博士が何を疑問に思うのか分かりませんね

平博士: え? 私がおかしいんですか?

SCP-XXX-JP-J: 服を着ないのではなく着れないのなら不当な差別を受ける謂れはありません。そう思いませんか?

平博士: まぁいいでしょう。それで、瞬間移動が出来るようになったのもそのときからですか?

SCP-XXX-JP-J: いいえ、あれは私が手に汗を握り███五輪を観戦していたときです! 私は██2さんでは金メダルを手に出来ないと思いました。私なら、この私なら他国の選手など敵ではない、日本に勝利をもたらせられる、そう考えた次の瞬間には私は会場に立っていました。姿が変わっていたのには驚きましたが、これも神の思し召しだと思い乱入したわけです。

平博士: それ以前に瞬間移動を行ったことは?

SCP-XXX-JP-J: ありません。あれば旅行に出かけましたよ

平博士: そうですか。ちなみに何故、自分なら勝てるという確信があったのですか?

SCP-XXX-JP-J: 私はイルカと随伴して泳げるのでまず負けることはないかと

平博士: (3秒沈黙)つまりSCP-XXX-JP-J、あなたの身体能力は生まれつきのものなのですか? 瞬間移動と関係なく元々所持していたということですね?

SCP-XXX-JP-J: はい。鍛えあげました

平博士: (15秒沈黙)それでは別の質問です。ワールドカップ███大会に乱入したときも観戦していたのですか?

SCP-XXX-JP-J: サッカーは嗜んでいなかったので、その日に大会がある事も知りませんでした。多人数の競技には参加できないものですから。それにあの時は日課の一人トライアスロンを行なっていたので家にいませんでした。イルカを追い掛け回して沖に上がった瞬間、私はあの会場へいたのです。見れば日本が劣勢、また私の姿は変わっていましたがそんなことより加勢してやらねばと思い行動しました。素人でしたがサッカーのルールくらいは知っていたので問題はありません。ボールを蹴り飛ばしてゴールに入れるのなんて自転車で崖を登るより簡単なことです

平博士: なるほど意識せずとも転移は起こりうる、と。ところで、SCP-XXX-JP-J。あなたの乱入は大会にとっても選手にとっても歓迎できないものです。財団による事後処理も大規模なものです。転移しても、今後一切乱入しないと誓うなら待遇の改善も検討しますが、どうしますか?

SCP-XXX-JP-J: それは保証できません。例え今誓ったとしてもその場に立ち会えば私のパッションはあふれ出すでしょう[立ち上がって両手を広げる]

平博士: 言葉の意味は不明ですが、行動を改めるつもりはないと受け取りますよ

SCP-XXX-JP-J: はっ、申し訳ありません![SCP-XXX-JP-Jは垂直跳びを行なう。約100cmほど跳躍したため天井に激突した] 硬い!

平博士: インタビューを終了します! もう(編集済)を見せられるのは沢山だ!
<録音終了]>

終了報告書: 必要なのは転移を阻害する措置。それと奴に羞恥心を取り戻させることでしょう――平博士

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