SCP-XXXX-JP収容会議議事録

収容会議議事録


日時:2020/07/03 13:00
場所:サイト-8170大会議室
参加者
総合収容技術研究室 代表 長谷川研究員
サイト-8170管理者 代表 狛江職長
SCP-XXXX-JP収容研究室 伊藤博士
SCP財団本部収容アドバイザー Steve氏
元SCP-1412-FR収容研究室長 Valentin教授

議長:狛江職長

議長:それでは定刻となったのでSCP-XXXX-JP収容会議を行う。議論内容は「SCP-XXXX-JP」の収容プロコトル及び危険性判定、オブジェクトクラスの再認定である。この場にはクリアランスレベル3以下の職員は存在しないことをミームエージェントを展開し確認する。全員画面に注目。ミームエージェント起動。
(10秒の沈黙)
ミーム影響なし。本議事録の取り扱いはRAISAの監査を受けて問題なければサイト-8190にて保管する。なおレベル3職員は会議終了後Aクラス記憶処理剤を処方する。レベル4機密に触れる違反の可能性はこの場から逃げ出さない限り無いため安心したまえ。
それでは総合収容技術研究室からプレゼンをよろしく頼む。
(総合収容技術研究室のプレゼンター、倉嶋研究員が壇上に立つ。)

倉嶋研究員:総収技研の倉嶋です。我々総収技研はオブジェクトクラスはKeterで堅持すべきと主張します。同時に新規フォーマットに改訂すべきです。クリアランスレベル4、収容クラスKeter、撹乱クラスKeneq、リスククラスDanger、副次クラス無しが妥当です。
SCP-XXXX-JPはフランス支部で確認された通り非常に強力な現実改変能力者です。能力の行使は確認されていないものの行使出来ないと確定しているというわけではありません。あのSCP-239を上回るHm値の能力者が現実改変を行使すれば簡単にCKが発生します。現在日本支部においてHmの上昇が確認されていないものの「起こり得る」というだけで充分Keterである要件は満たしています。
また報告されている高Hmによる現実崩壊現象も非常に危険であり、Hmが上昇し過ぎた場合地球自体の現実性まで食い破りXKが発生する危険性を否定する材料がありません。野放しになっている時それら事象を食い止めることはそれら技術を研究している我々が断言しますが、少なくとも今の技術では不可能です。最新鋭SRA自体ですら高現実性に飲まれて自壊します。以上よりSCP-1412-FR-Archived報告書に準じた特別収容プロコトルを制定し、クリアランスレベル4、収容クラスKeter、撹乱クラスKeneq、リスククラスDanger、副次クラス無しとするべきです。

議長:ありがとう。次にSCP-XXXX-JP収容研究室。よろしく頼む。
(プレゼンターがSCP-XXXX-JP収容研究室加藤木助教に交代する。)
加藤木助教:SCP-XXXX-JP収容研究室所属の加藤木です。本研究室ではクリアランスレベル1、収容クラスSafe、撹乱クラスKeneq、リスククラスCaution、副次クラス無しとすべきという判断を下しました。当然ですがクリアランスレベルにより開示されるべき情報は異なるべきです。
特別収容プロコトルはSCP-XXXX-JPを可能な限り日本国内のサイトにとどめ置き、日本が消失する可能性、あるいは日本人に深刻な影響が出て国民性をロストする可能性が出た時点で他国支部へ転籍させる。という内容で充分です。
SCP-XXXX-JPは創作活動の盛んな日本国内ではよく知られているある人物、もしくはそのある人物の情報に付帯する異常性を有しているというのが収容室の結論です。確かに影響範囲は広く、またよく知られているため本来Hmはフランス支部で収容がされているときより低くはあるもののその低下は1.1Hmに漸近して下がることはおかしい事象です。知名度や人気のエージェント調査では実に95%の人、30代以下の若者に至っては99.3%という知名度です。情報を知るだけで異常性のトリガーとなるのであれば明らかに矛盾しています。
当研究室ではオブジェクトの異常性トリガーは正確な歴史情報でなければいけないというものだという実験結果解析を得ました。例えで表現すると分かりやすいです。皆さんが「天照大神」と聞いて何を思い浮かべるでしょう?私は日本神話の神と同時に現代クラシックの名曲とテレビゲームの主人公を思い浮かべます。SCP-XXXX-JPの異常性トリガーはこの「日本神話の神である」という情報であり、「現代クラシックの名曲」「テレビゲームの主人公」はノイズとなり異常性を薄めます。ミームに影響されるのです。そして日本においてその情報は非常に人気な創作の題材となっています。SCP-835-JP……すいません。私では収容プロコトルを知るクリアランスが無いため詳細を知りませんが伊藤教授よりそのSafeオブジェクトと同等の収容措置を日本全体で構築出来ていると仰せつかっております。
以上より日本国内において異常性による収容違反は起こり得ません。Safeが妥当です。何なら財団職員として雇用しても問題ないのではと思います。

議長:ありがとう。Steve氏、Valentin氏、今の主張に対して意見はありますか?

Steve氏:異常性のトリガーは日本人の特性により収容状態にあるというのはよく分かった。しかしその収容体制は「日本人の生み出したミーム」により成されるものであり財団の完全な管理下にあるとは言い難い。自身で指摘していたように財団で管理しているわけではない以上、そのミームに異常が発生し収容性を消失した場合、待つものはKクラスだ。Keter級の収容難度では無いことは間違いない。日本国内にとどめ置くだけで当面異常性を封じ込めることが出来るのであればむしろ簡単なことだ。だがそれは永続ではない。……Safeの要件もKeterの要件も満たしている。撹乱クラスはKeneqが妥当というのは賛成する。……難しい問題だな。

Valentin氏:SCP-XXXX-JPが現在の収容体制に入る前、つまりフランス語支部所属の時だ。SCP-XXXX-JPがコロナウィルスによる教育の遅れにより異常性が情報と連動していることが判明した。そのため日本語支部に管理を委託し封じ込めを行うことで更に確実な収容を確立することが当初の目的だった。20年このオブジェクトと付き合ってきたが今の議論の中に事実と矛盾する点を見出すことは出来ない。少なくとも今はオブジェクトはただの1人の不老不死であるだけの少女と化した。不老不死性すら失われた可能性もある。しかし将来的には分からない。今の状況で日本が失われればそれまでだからな。Steve氏の指摘した問題は全くもってその通りであり、このオブジェクトは少なくとも旧分類ではSafeであり、EuclidでありKeterである要件を満たしている。ただの少女をKeterとする道理はない。しかし収容条件からSafeとすることも難しい。どちらの要件も満たすためEuclidでもない。私としてはどちらかと言えばSafe分類が適切だと考えるが……

【この後20分ほど異常性の確認やデータの解析結果の詳細の共有をする。】

議長:では全会一致によりSCP-XXXX-JPはクリアランスレベル3、収容クラスEuclid、撹乱クラスKeneq、リスククラスCaution、副次クラス無しと制定する。収容研究室に特別収容プロコトルの作成を依頼し今後さらに改訂を重ねることとする。次の議題に移る。

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