テロメア - SCP-JPサンドボックスⅢ

テロメア

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - テロメア
著者: Tsukiyomizuku
作成年: 2023

☽☽☽回収文書T-2N

起源: 多元宇宙反復2N ("財団")

回収日: 14466/02/19 (2N: 2156/08/10)

ループ長: 約200gu

反復段階: 終期第5フェーズ

救済的逆編纂: 審議中

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPおよびSCP-XXXX-JP-Fは非異常の人間との区別が困難であり、かつ膨大な個体数存在するため収容は行われません。主要な機関によるヒトゲノム解析データに対して検閲を行い、SCP-XXXX-JPに関連すると推測可能なゲノム情報を秘密裏に消去あるいは改竄してください。

特定済みのSCP-XXXX-JPに対しては定期的なモニタリングが行われます。万一SCP-XXXX-JPが非異常の人間から明らかに逸脱した言動・行動を示した場合は、その個体を拘留し尋問を試みてください。 SCP-XXXX-JPの死体は、その一部がサイト-8134の冷凍保管庫に保存されています。特定済みのSCP-XXXX-JP-Fの一部についてはモニタリングが継続されます。

説明: SCP-XXXX-JPは2010年ごろから確認され始めた、遺伝的に現生人類から約200世代先の子孫と推定される起源不明のヒト (Homo sapiens) 個体群です。SCP-XXXX-JPは世界規模の網羅的ヒトゲノム解析の過程で発見され、世界各地に1万個体程度が存在するしたと考えられています。またSCP-XXXX-JPは多くの場合、胎児期において高線量の放射線による継続的な被曝を受けた痕跡を示します¹。上記以外に異常な身体的特徴はなく、これまで非異常の人間から逸脱した行動をとった例も確認されていません。

SCP-XXXX-JPは一般的な家庭で生育し、妊娠中の記録や出生届も残っていますが、出生前の遺伝子検査からSCP-XXXX-JPが発見されたことはありません。また先述の放射線被曝の原因となりうる事象が記録されたこともありません。こうした事実から、SCP-XXXX-JPは乳児期以降の不明な段階で基底世界に出現し、何らかの異常な方法により制度的・社会的家族関係に組み込まれているものと考えられています。

SCP-XXXX-JPの子孫 (SCP-XXXX-JP-Fと呼称) はSCP-XXXX-JPの遺伝子を問題なく受け継ぎます。しかしSCP-XXXX-JP-Fには放射線被曝の痕跡がみられず、その出自にも異常な点は存在しません。

2050年以降、新たに出現したとみられるSCP-XXXX-JP個体は確認されていません。

補遺: 2150年現在、SCP-XXXX-JPは全個体が寿命により死亡したものと考えられています。SCP-XXXX-JP-Fは依然として多数存在していますが、その全てが非異常な人間との複数世代にわたる交雑を経ており、遺伝的特異性は徐々に小さくなっています。このまま交雑が継続した場合、約200世代先にはSCP-XXXX-JP-Fと非異常な人間との区別が完全に不可能になるものと考えられています。

付与予定タグ: scp jp keter 遺伝子交換時空間生物学人間型パラドックス未来ループ三ツ月イニシアチブ

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