SCP-3016 - Perpetual Motion Run Amok

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出典: SCP-3016
著者: GeometryPrimeGeometryPrime
作成日(EN): 2017/03/21
SCP-3016 - Perpetual Motion Run Amok
SCP-3016 - 手に負えない永久機関
tags: euclid indestructible physics scp toy
タグ: euclid 破壊不能 物理法則 scp 玩具

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アイテム番号: SCP-3016

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

NOTE: By Order of the Deputy Site Director, the above containment procedures have been discontinued. Until such time as it is safe for them to be reinstated, the temporary measures outlined below are to be utilized instead.

注記: 代理サイト管理官の命令により、上記の収容プロトコルは廃止されました。収容プロトコルが安全に復旧できるようになるまで、代わりに以下の臨時措置が取られます。

Description: SCP-3016 is a highly-polished spinning top, appearing to be made of steel or iron due to its magnetic properties, that experiences rotational acceleration with no known force acting upon it. This acceleration varies wildly, from 0.5 rads/s2 to [REDACTED], with no recognized pattern. The source of the required kinetic energy for this to take place is unknown.

説明: SCP-3016は非常に研磨された独楽であり、磁気性質を持つことから鋼製か鉄製だと考えられています。既知の力が作用していないにもかかわらず、SCP-3016には角加速度が生じています。この加速度は0.5 rads/s2から [編集済] までの間で大きく変化し、パターンは確認されていません。加速度を生じさせるのに必要となる運動エネルギーの発生源は不明です。

SCP-3016 displays incredible durability, and while materials testing has been limited, the object has yet to receive even minor abrasion. Long-term application of a speed-limiting clamp has yet to damage SCP-3016 at all, despite the need for the clamp to be replaced ██ times since recovery.

SCP-3016は非常に耐久性が高く、材料試験は限られているものの、未だに軽微な摩耗すらも受けていません。速度制限クランプを長期間用いてもなおSCP-3016は全く損傷しておらず、回収以降クランプを交換する必要性が██回生じています。

While SCP-3016 can be picked up and held immobile, it will continue to exert a torque on anything holding it in place. This torque, like the object's usual acceleration, varies wildly, and has been known to cause damage to any agent resisting it. Because of this, SCP-3016 can only be restrained for short periods of time.

SCP-3016は持ち上げて固定できる一方で、自身を固定している物にトルクを掛け続けます。このトルクはSCP-3016に一貫して生じている加速度と同様に大きく変化し、力に抵抗する物体に損傷を与えることが判明しています。このため、SCP-3016は短期間しか拘束できません。


Addendum 1: Site 55 Containment Breach

補遺1: サイト-55での収容違反

At 0855 on ██/██/████, eight of Site 55's Keter-class entities were able to breach containment, causing a failure of both primary and backup generators throughout the facility, and resulting in the loss of ██ personnel. While power was disabled, both the primary and secondary brakes restraining SCP-3016 shut down, and the object was able to accelerate uncontrollably for several hours.

████/██/██の8時55分、サイト-55のKeterクラス実体のうち8体が収容違反できるようになり、結果として施設中の一次発電機と予備発電機が両方とも故障し、██名の職員が死亡しました。電源が切れている間、SCP-3016を拘束する一次ブレーキと二次ブレーキの両方が停止し、SCP-3016が数時間にわたって無制限に加速できるようになりました。

Upon the successful restoration of power to the facility, all escaped entities save SCP-████ had been recontained, with minimal further casualties.

施設の電源の復旧に成功したことで、脱走した実体はSCP-████を除いて最小限の犠牲で再収容されました。

During the outage, all telemetry on SCP-3016 was lost. A maintenance unit consisting of two personnel is sent to look into the feasibility of restoring full containment. It is to be noted that due to the variable acceleration of SCP-3016, its rotational velocity at this point in time is unknown.

SCP-3016の遠隔測定システムは停電中に全て途絶しました。収容を完全に復元できる可能性を調査するため、2名の職員から成る整備班を派遣しました。留意点として、SCP-3016の加速度は可変であるため、この時点での角加速度は不明です。

Both personnel arrive at the SCP-3016 containment chamber, and reported that containment was stable, although not intact. The object was at this time suspended in space by the magnets, and it remained within a vacuum, but both clamps melted upon being engaged. Shortly thereafter SCP-████ was sighted on Level 7, and both personnel donned vacuum suits and attempted to take refuge within the SCP-3016 containment chamber.

両職員がSCP-3016の収容チャンバーに到着し、収容は安定しているものの完全ではない旨を報告しました。この時、SCP-3016は磁石によって空中に浮遊しており、真空中にとどまっていましたが、クランプは掛けた瞬間に両方とも融解しました。その後間もなくSCP-████が7階で目撃され、両職員は真空スーツを着用してSCP-3016収容チャンバーに避難しようとしました。

SCP-████ was able to detect the personnel, however, and managed to breach the vacuumized unit. The resulting implosion resulted in the destruction of much of the chamber itself, as well as the loss of both maintenance personnel and the apparent termination of SCP-████.

しかし、SCP-████は職員の存在に気づき、真空ユニットを突破しました。その結果、爆縮によってチャンバーの大部分が破壊され、整備職員が2名とも死亡し、恐らくはSCP-████もまた終了しました。

Addendum 2: SCP-3016 Post-Breach Investigation

補遺2: SCP-3016収容違反後の調査

At the time of the explosive decompression of the SCP-3016 containment chamber, the object had already reached an unknown, but dangerously high, rotational velocity. Within five minutes of the collapse, the ambient temperature within Level 7 had risen by 10°C, and continued to rise from that point.

SCP-3016の収容チャンバーが急激に減圧した時点で、SCP-3016は不明ながらも危険なほど速い回転速度に達していました。崩壊から5分以内に7階の外気温が10 °C上昇し、それ以降も上昇し続けました。

The Temporary Containment Procedures listed above were put into place within five hours of the final breach. Three members of MTF Beta-7 ("Maz Hatters") were called in to examine the affected floor in greater detail. This team was supervised directly by Site Director Jacob Cole.

上述の臨時収容プロトコルは最後の収容違反から5時間以内に設けられました。機動部隊ベータ-7 ("マズ帽子店") の3名が、影響を受けた階層を詳細に調査するよう招集されました。このチームはサイト管理官のジェイコブ・コールが直接指揮を執りました。

After the Beta-7 team described the observed lax containment procedures in their final report, the Ethics Committee conducted a full investigation. After confirming that Special Containment Procedures had not been correctly followed, it was also discovered that several additional Safe and Euclid class objects had been contained improperly.

最終報告書での特別収容プロトコルに見られた杜撰さをベータ7が指摘したことを受け、倫理委員会は全面的な調査を実施しました。調査の結果、特別収容プロトコルが正しく守られておらず、さらに数個のSafeクラスおよびEuclidクラスのオブジェクトが不適切に収容されていたことが判明しました。

The Ethics Committee requested an audit of the financial records of Site 55, and discovered that a portion of the funds allocated for containment were unaccounted for. A further investigation recovered paperwork implicating Site Director Jacob Cole, who later confessed to embezzling Foundation Resources for personal gain. Director Cole was immediately removed from office, amnesticized, and released into life as a civilian with no memory of his career with the Foundation.

倫理委員会がサイト-55の財務記録報告書を要請したところ、収容に割り当てられた予算の一部の使途が不明になっていることが発覚しました。調査を進めた結果、サイト管理官のジェイコブ・コールが関与したことを示す書類が発見され、コール管理官は後に私的利益のために財団資源を横領した旨を自白しました。コール管理官は直ちに解任された上で記憶処理を施され、財団でのキャリアの記憶がないまま市民生活に戻されました。

Research into a means of restoring containment to SCP-3016 is ongoing. CCTV Capability on Level 7 has yet to be reestablished.

SCP-3016の収容を復旧する手段の研究が進められています。7階のCCTV機能はまだ回復していません。















評価: 0+x

アイテム番号: SCP-3016

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

注記: 代理サイト管理官の命令により、上記の収容プロトコルは廃止されました。収容プロトコルが安全に復旧できるようになるまで、代わりに以下の臨時措置が取られます。

説明: SCP-3016は非常に研磨された独楽であり、磁気性質を持つことから鋼製か鉄製だと考えられています。既知の力が作用していないにもかかわらず、SCP-3016には角加速度が生じています。この加速度は0.5 rads/s2から [編集済] までの間で大きく変化し、パターンは確認されていません。加速度を生じさせるのに必要となる運動エネルギーの発生源は不明です。

SCP-3016は非常に耐久性が高く、材料試験は限られているものの、未だに軽微な摩耗すらも受けていません。速度制限クランプを長期間用いてもなおSCP-3016は全く損傷しておらず、回収以降クランプを交換する必要性が██回生じています。

SCP-3016は持ち上げて固定できる一方で、自身を固定している物にトルクを掛け続けます。このトルクはSCP-3016に一貫して生じている加速度と同様に大きく変化し、力に抵抗する物体に損傷を与えることが判明しています。このため、SCP-3016は短期間しか拘束できません。


補遺1: サイト-55での収容違反

████/██/██の8時55分、サイト-55のKeterクラス実体のうち8体が収容違反できるようになり、結果として施設中の主発電機と予備発電機が両方とも故障し、██名の職員が死亡しました。電源が切れている間、SCP-3016を拘束する主ブレーキと補助ブレーキの両方が停止し、SCP-3016が数時間にわたって無制限に加速できるようになりました。

施設の電源の復旧に成功したことで、脱走した実体はSCP-████を除いて最小限の犠牲で再収容されました。

SCP-3016の遠隔測定システムは停電中に全て途絶しました。収容を完全に復元できる可能性を調査するため、2名の職員から成る整備班を派遣しました。留意点として、SCP-3016の加速度は可変であるため、この時点での角加速度は不明です。

両職員がSCP-3016の収容チャンバーに到着し、収容は安定しているものの完全ではない旨を報告しました。この時、SCP-3016は磁石によって空中に浮遊しており、真空中にとどまっていましたが、クランプは掛けた瞬間に両方とも融解しました。その後間もなくSCP-████が7階で目撃され、両職員は真空スーツを着用してSCP-3016収容チャンバーに避難しようとしました。

しかし、SCP-████は職員の存在に気づき、真空ユニットを突破しました。その結果、爆縮によってチャンバーの大部分が破壊され、整備職員が2名とも死亡し、恐らくはSCP-████もまた終了しました。

補遺2: SCP-3016収容違反後の調査

SCP-3016の収容チャンバーが急激に減圧した時点で、SCP-3016は不明ながらも危険なほど速い回転速度に達していました。崩壊から5分以内に7階の外気温が10 °C上昇し、それ以降も上昇し続けました。

上述の臨時収容プロトコルは最後の収容違反から5時間以内に設けられました。機動部隊ベータ-7 ("マズ帽子店") の3名が、影響を受けた階層を詳細に調査するよう招集されました。このチームはサイト管理官のジェイコブ・コールが直接指揮を執りました。

最終報告書での特別収容プロトコルに見られた杜撰さをベータ7が指摘したことを受け、倫理委員会は全面的な調査を実施しました。調査の結果、特別収容プロトコルが正しく守られておらず、さらに数個のSafeクラスおよびEuclidクラスのオブジェクトが不適切に収容されていたことが判明しました。

倫理委員会がサイト-55の財務記録報告書を要請したところ、収容に割り当てられた予算の一部の使途が不明になっていることが発覚しました。調査を進めた結果、サイト管理官のジェイコブ・コールが関与したことを示す書類が発見され、コール管理官は後に私的利益のために財団資源を横領した旨を自白しました。コール管理官は直ちに解任された上で記憶処理を施され、財団でのキャリアの記憶がないまま市民生活に戻されました。

SCP-3016の収容を復旧する手段の研究が進められています。7階のCCTV機能はまだ回復していません。


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