SCP-2098-JP 次元城

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アイテム番号: SCP-2098-JP

オブジェクトクラス: Keter

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写真1:富山県の上空高度3000m地点で偵察機から撮影された、SCP-2098-JP。雲海から覗かせた最上部に大天守閣が見える。この画像が財団日本支部に送信された後、撮影者の乗った偵察機は信号を絶った。

特別収容プロトコル: SCP-2098-JPは、現時点において収容されていません。また、その規模や、出現と消失を繰り返すその性質上、将来的な収容もほぼ不可能と予測されます。
SCP-2098-JPの出現が報告された場合、収容は断念し、出現位置の迅速な特定と観測、必要な場合には機動部隊による応戦を目指してください。
SCP-2098-JPはその性質上、不特定多数の人間が同時に目撃します。SCP-2098-JP消失後24時間以内にエアロゾル散布部隊を編成し、出現地点から半径10km以内の住民にはクラスAの記憶処理を施してください。
SCP-2098-JP内部の住民はSCPオブジェクトの強奪を頻繁に行うため、SCP-2098-JPが出現した地点に最も近い収容サイトには、複数の機動部隊で編成した一個師団程度の兵力を迅速に送り込んでください。

説明: SCP-2098-JP 通称「次元城」は、世界各地で目撃される浮遊する巨大城郭都市です。

SCP-2098-JPは、急峻な大岩塊に、漆喰や瓦屋根の日本風の城郭建築を過剰に積載した外見をしています。無数の楼閣や天守閣が複雑怪奇に重なり組み合い、その姿はさながら九龍城のようです。
潜入した偵察隊の報告によると、SCP-2098-JP内部はさらに複雑に入り組んでおり、大小数百の広間や部屋が存在しています。吹き抜けや大回廊には無数の酒場や夜市が広がり、幾つもの内部都市を形成しています。建造物の総数から、SCP-2098-JP内部に居住していると思われる人型実体の数は推定1000人ほどと思われます。
SCP-2098-JPは平時、私たちの存在する三次元世界とは異なる次元に潜伏していると考えられ、時折濃霧や嵐、積乱雲や空間の裂け目からその一部を見せることがあります。一部とはいえ、観測されたその全長は数百メートルにも及びます。
ENWTszKU8AAmGEV?format=jpg&name=large写真2:潜入した機動部隊に撮影されたSCP-2098-JP内部の画像。
城塞都市全体の構造は、上層・中層・下層の三つに区分されます。
上層は全体の4分の1程を占め、絢爛豪華な装飾の城郭が密集しています。その最上部には荘厳たる大天守閣が聳えています。後述の潜入調査によると、この部分には城主やその食客達が住んでおり、城塞都市の中枢部が置かれているようです。
中層の城下町は全体の3分の1程を占めています。武骨な楼門や蔵、武家屋敷の密集した区画や、煙突が煙を上げる宿場街、食べ物などの雑多な匂いが漂う市場、マッチ箱のような小屋が山積みになっている貧民街など、様々な建造物がすしずめ状態になっています。建造物がひしめき合う隙間には小さな川が流れており、その上に橋がかけられているのも確認されています。建物の一部は広大な日本風の空中庭園になっており、桜や松など様々な植物が植えられているのが確認されています。
下層部は、岩塊の周囲に足場や骨組みが剥き出しのまま組み上げられています。工場や粗末な小屋がいくつか岩壁に張り付いているのも確認されています。推測によると、これは次元城が接岸した際に荷の積み下ろしを行うための区画とされています。

SCP-2098-JP「次元城」城内は、「無間斎」を名乗る人型実体SCP-2098-JP-1が城主として支配していることが判明しています。
SCP-2098-JPの異常性は、空間を自由自在に移動できる、その神出鬼没な出現性にあります。これまでの財団の記録によれば、ほんの数分の間に20000㎞以上離れた財団のサイト上空に出現した事もあります。調査結果によると、この異常性は、人型実体SCP-2098-JP-1の持つ異常性に由来しているものと推測されます。SCP-2098-JP-1は主に城最上部の大天守閣に居住しており、そこからその異常性を用いて城を操作していると考えられています。

SCP-2098-JP-1は自身と同じような異能を持つ人間を複数、「食客」として城内に召し抱えています。
「食客」達の持つ異能は多種多様で、生来的に異常な体質を持つ剣客から、異常存在を製作する技術を持つ職工、異常な料理を調理する料理人、異常な音楽を奏でる楽士などがいることが判明しています。食客達の正確な数は不明です。
SCP-2098-JP-1は彼らを次元城上層に住まわせ、城の統治を行う組織を築いています。この組織は自身らを「異形會」と名乗り、財団の所有するサイトに対して襲撃や強奪などの破壊活動を繰り返しています。彼ら「異形會」の目的は「異常存在の独立と自由」です。彼らは財団や他の要注意団体からオブジェクトを強奪し、そのオブジェクトを用いて人型実体の異常存在を複数、組織に引き込んでいます。
また、「異形會」は次元城への出入りを制限することはなく、基本的に全ての入城者を歓迎する方針をとっています。しかし、入城した人間や物品は少なからず異常性を獲得してしまうことが判明しています。財団はこの事実を踏まえ、次元城が地上に接岸した際、城内への出入りを阻止する事を最優先しますが、神出鬼没な次元城の性質により、完全な阻止は不可能な状況です。
現在、「異形會」は要注意団体に分類されることが検討されています。

補遺: SCP-2098-JPは20██年██月█日から目撃されていません。これまで、財団施設の大規模な襲撃が行われる直前は、戦力増強の為か一定期間出現しない傾向が確認されています。しかし、今回の期間は今までで最も長いものです。ここ数年で彼らが入手したオブジェクトの威力を鑑みるに、次回の襲撃は過去最大にして最悪のものになる事が予測されます。
予測される3つの最悪の事態:
1、200█年に中国支部のサイトから強奪された[編集済み]を用いた攻撃。サイト周囲150km以内の異常性を持たない生物は破裂、また蒸発する。攻撃対象が主要都市に近いサイトであれば、その死者数は数百万人から一千万人にも昇ることが予想される。
2、201██年に南米で収容中に強奪された[編集済み]を用いた攻撃。着弾点から10km以内は人間を捕食し増殖する[編集済み]の群れで溢れ返ることになる。
収容以前にこのオブジェクトが起こした事例によれば、ブラジルの[編集済み]市内でオブジェクトが起動し、機動部隊7つが壊滅、60,000人の死傷者を出す結果になった。
3、201█年に要注意団体[編集済み]から「異形會」が買い取ったとされる[編集済み]を用いた攻撃。爆心地から50km以内の全ての生物は異常な変異、変形を始める。
200█年に要注意団体[編集済み]が行った非人道的な大規模実験では、少なくとも2000人の死者を出した。変異した人間や生物は財団の機動部隊によって処分、焼却され、政府の公式記録からも抹消されている。

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