SCP-XXX-JP 「狩猟種族」1回目改稿

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現時点で未収容であり、その能力、生態から今後の収容も不可能と断定されます。財団はSCP-XXX-JPとの共生関係を維持する事を最優先してください。現時点で我々人類が取れる最善の方法は彼らとの共生、それだけです。彼らは我々が故意に反抗しない限り、人類に対して敵対心を持つ事はありません。
これまでにSCP-XXX-JPを収容する試みは12回に渡り行われましたが、その全てにおいて我々は失敗しています。SCP-XXX-JPが保有する「高速自己更新能力」という性質に、財団の保有する科学力も保有オブジェクトも太刀打ちできません。苛立ったSCP-XXX-JPは、先回の捕獲作戦失敗時に人類の種としての絶滅をほのめかしました。彼らの能力を考慮すれば、それは不可能なことではありません。
服従してください。

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SCP-XXX-JPの戦士が狩猟に用いる刀剣。科学的に説明不可能な切断能力を持つ。素材は不明。

説明: SCP-XXX-JPは世界各地で度々目撃される、強靭な肉体を持ち、異常存在を狩猟する人型実体の種族の総称です。彼らは、原始的な刀剣や槍などの自作した猟具と効率化された体術で異常存在を狩猟し、生活しています。
SCP-XXX-JPの存在を財団が正式に確認したのは1942年の事です。しかし、SCP-XXX-JPは古代より人類の歴史の深い部分に関わっていたことが、各地の遺跡などから判明しています。

彼らの身体情報は以下のとおりです;
身長:300cm前後
体重:170kg前後
特徴:がっしりとした骨格、異常に発達した筋肉。鄂部にはエラ状の器官。四肢には伸縮性の翼膜らしき組織。顔は何かの頭骨や金属で出来たヘルメットで確認できない。腰や背中には刀剣や槍、罠など多種多様な猟具が掛けられている。

彼らの使用する基本的な猟具の情報は以下のとおりです;
刀型猟具: SCP-XXX-JP-1:素材不明の狩猟刀。説明不可能な切断能力と可塑性を有する。表面には微細な刃が高速で蠢いていた。刀身からは生命反応を検知。素材、構造は現在調査中。
槍型猟具: SCP-XXX-JP-2:素材不明の槍。説明不可能な貫通力を有する。先端からは常に化学式を変化させる未知の猛毒が検出。素材、構造は現在調査中。
弓型猟具: SCP-XXX-JP-3:追尾性を持つ矢を放つ。矢からは生命反応を検知。

SCP-XXX-JPは主に単体または2から5体ほどで狩猟を行います。対象は前述の通り、未収容の異常存在です。異常存在の性質により、負傷したり死亡することもありますが、彼らの文化はそれを戦士としての勲章として高く評価します。彼らの猟具の性能や身体能力は、異常存在の異常性にも互角に戦闘を展開することを可能にしています。
SCP-XXX-JPは狩猟した異常存在をその場で解体し、素早く肉塊や内臓、骨や筋など部位ごとに分けます。その後、未知の調味料で簡単な下味をつけて調理し、食べている姿が確認されています。
しかし、一度の食事で異常存在を食べ切ることは少なく、余った肉は保存する事がほとんどです。その際、多くのSCP-XXX-JPが、最寄の財団の収容サイトに侵入し、セキュリティの破られた収容区画に肉を投げ込んでいきます。彼らは財団のセキュリティの高さを評価し、食糧の保存にちょうど良いと考えている様です。狩猟で負傷したり、食糧が尽きたSCP-XXX-JPが再び収容サイトに侵入し、自身が以前保存した食糧や収容されているオブジェクトを持ち出した事例は後を立ちません。
しかし、彼らは「苛烈な戦闘を楽しみ、その結果としての食事」を戦士の信条とするため、自身が狩っていな収容オブジェクトのみを食べて生活する事は、信条に反するとして行いません。SCP-XXX-JPは、収容されているオブジェクトからは食べる分だけ剥ぎ取り、半死半生のオブジェクトに「保存液」なる液体をかけて去っていきます。「保存液」をかけられたオブジェクトは強制的に細胞が活性化され、痛みに絶叫しながら組織を再生し、半日ほどで元の状態に戻ります。しかし、再生したオブジェクトは衰弱しきった様子が確認されています。

SCP-XXX-JPは、狩猟民族、戦闘民族として独自の文化、信条を持っています。それは、より強い異常存在を屠り、食らう事でその異常存在の「力」を継承し戦士としての格が上がる、より強力になるというものです。これはこれまでただの迷信と考えられていましたが、南米で発見されたSCP-XXX-JPの死体の解剖により、真実だったことが判明しました。
SCP-XXX-JPの体内には、通常の生物に存在しない「臓器x」が存在していました。この臓器は、異常存在を異常たらしめている粒子「異常子」(この解剖で初めて観測された)をこしとり、SCP-XXX-JPの全身に送り出す機能がありました。異常子は濃度が高ければ高いほど摂取した個体に異常性を発揮し、科学的に整合性の取れない様に思える、固有の性質を備える様になります。SCP-XXX-JPたちの伝承に伝わる古代の神話的な戦士は、異常子を大量に体内に蓄積した個体だったと推測されます。
全ての異常存在の異常性を「異常子」という一つの粒子単位に還元し、摂取・貯蔵する彼らの生態は、異常存在に対する我々の認識を根底から覆すものです。

以下は2000年に北極圏でSCP-XXX-JPの族長個体に接触し、研究者がインタビューに成功した時の音声記録です。

対象: SCP-XXX-JP(族長個体。通常個体の1.5倍ほどの体躯を持つ)

インタビュアー: アムンゼン研究員

<録音開始>

アムンゼン研究員: …ところで本題に入るが、君らは何のために異常存在を狩り、食べる?

SCP-XXX-JP: それは愚問だ。我々にとって生きるとは、強きものと死闘を楽しみ、その肉を食うことだ。

アムンゼン研究員: なるほど。それは本能的なものなんだね?

SCP-XXX-JP: …いや、それもあるが、我々が与えられた使命でもある。

アムンゼン研究員: 使命?それは誰に与えられた使命なんだい?

SCP-XXX-JP: そうだな、お前たちにわかりやすく言えば「地球」からだな。「この世の理を乱すものは排除せよ」。我々の祖先は母なる大地の女神からそう命令されたと、伝承にはある。

アムンゼン研究員: なるほど、つまり君たち種族は地球の免疫細胞って事だ。君たちは高尚な信念を持って化け物を排除していたんだな。

SCP-XXX-JP:いや、俺としてはただ化け物どもの肉が食いたいだけさ。それも母なる大地の仕組んだ感情かもしれんがな。…ただ、もしお前たち人間がこれ以上地球や我々の脅威になるなら、俺の食欲は矛先を変えることになるだろう。
<録音終了>

補遺: 以下はSCP-XXX-JPの一個体がSCP-682「不死身の爬虫類」の収容されたサイト-[編集済]に侵入してきた時の記録です。
SCP-XXX-JPは刀型猟具SCP-XXX-JP-1で隔壁を容易く破壊し、数分でSCP-682の収容区画に到達、侵入しました。直後に両者は凄絶な死闘を始め、その格闘は90分にも及びました。その結果、SCP-682はSCP-XXX-JPに絞め技と猟具で拘束され、組み敷かれました。SCP-682の頸部には猟具[編集済み]が固定され、SCP-682は細かい痙攣を続けながら無力化されています。

<録音開始]>

SCP-682:(怒気を帯びた低い唸り声)

SCP-XXX-JP:(無言のまま、SCP-682の背中を刃物で切り開き、脊椎を露出させる)

SCP-682: (唸り声)やる…殺してやる…(唸り声)

SCP-XXX-JP: (無言のまま刃物を大きく振りかぶり、脊椎を割り裂く)

SCP-682:(この世のものとは思えない絶叫)

SCP-XXX-JP: ダマッテ…イロ…(脊椎から噴き出す粘液を保存容器に注ぎ採取している)

SCP-682: (長い悲鳴)して…殺して…くれ…(苦しげな喘鳴)

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXX-JPは保存容器を密封し、意気揚々とサイトを後にしました。この後SCP-682の再生にかかった時間は通常の4倍でした。

この一件から、SCP-682の再生能力は脊椎内の骨髄に由来している事が判明しました。また、SCP-XXX-JPたちの通常使用する「保存液」は、SCP-682の骨髄成分からできている事も推測されます。彼らが採取に手慣れていたことから、普段から野良のSCP-682を拘束し生きたまま骨髄を採取しているものと思われます。おそらく、このSCP-XXX-JPは、狩猟の途中で切らした保存液を補充しにきたものと考えられます。
SCP-682を拘束するのにSCP-XXX-JPが使用していた猟具[編集済み]は、未知の技術で製作されたものと推測されます。その猟具には常に猟具自身の異常能力を改変、更新してゆく性質が見られ、その速度はSCP-682の再生能力や適応能力より速いものと思われます。これはSCP-XXX-JPの狩猟文化が以前よりSCP-682と共にあった事を示唆しています。

<ジョーダン博士:> なんなんだ、なんなんだあいつらは…。連中は我々を冷蔵庫くらいにしか考えちゃいない。こんな屈辱があってたまるか?SCP-682が、あの不死身の爬虫類が牛乳でも絞られるみたいに、骨髄を搾取されて…可哀想に…


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