SCP-JPの略史 Part.2

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海野さんの下書き
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:1988496-24-bdb0

年表
http://erimamanus.wikidot.com/project-history-compilation

スレ
http://scp-jp.wikidot.com/forum/t-13666881/scp-jp-part-2


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SCP-JPにおける2017年の年明けは、明るい話題でスタートしたわけではありませんでした。

少し主旨が違うかもしれませんが、サイトそのものについて、根本的に自分以外の他のメンバーへの敬意や尊重、信頼が足りない傾向が少なからずあるのが問題ではないかと考えます。
[中略]
私は現状に強い危機感を抱いています。こんなにもコミュニケーションに重きを置いているサイトなのにまともにコミュニケーションが取れていないと、たとえ面白いことが出来る人間が来てもすぐに愛想をつかして去っていくだけです。一方的に自分の好みを押し付けて、相手を押さえつけるようになってしまいかねないところに先はあるとは思えません。
お互いの考えを共有し合うのがこのサイトのやり方で、それには「精神的に成熟した大人であること」が重要になってきます。
精神的に成熟した大人であるならば、相手に敬意を抱くべきです。
具体的にはまずは、相手の意見に対して出来るだけ否定しないようにすることを意識付けしていくところからはじめていくべきではないでしょうか。

当時管理者であったdarumaboydarumaboyの発言は唐突なものでしたが、しかし誰もが共感する内容でした。この時期、正確に言えば2016年半ばから、SCP-JPコミュニティではフォーラム上におけるトラブルが多発する傾向にありました。ただ、彼はこのポストの中で外部サイト1におけるトラブルについて処分を下す可能性があることについて触れており、この点はメンバーにとって議論の的となりました。

端的に言えば、スタッフのなかにはそれが可能と考える人間もいました。SCP-ENではDrClefDrClefがTumblrでの発言を事由に処分を下したという事実があったためです。しかしこの時期のスタッフたちには、そのルールを策定するだけの余裕はありませんでした。

1月14日に、スタッフはJP版O5 Commandのサイトを作成しました。以前からスタッフ内で課題とされていた運営の透明性を確保する目的で作られましたが、実際に稼働に至る前に複数のトラブル対処が相次いだため、本格的な運用の開始は数か月遅れることになります。サイトの作成から二日後、長らく非アクティブのモデレーターであったokazakiokazakiが辞任しました。自身の健康上の問題のほかに、彼が挙げた辞任の理由は「いまの財団が少し怖いところになってしまったから」というものでした。darumaboydarumaboyのポストと同様、この時期のSCP-JPコミュニティに漂っていた不穏な空気を象徴する発言でした。

1月23日以降のサイト上における一連のトラブルは、最終的な収束までに約一ヶ月を要しました。ある古株のサイトメンバーが、批評において、比較的強い口調で建設的でない言葉を用いたことについて、スタッフはほかのメンバーから相談を受けていました。

当時のスタッフによるモデレーションは、問題となったポストにおける修辞法的分析がメインでした。この案件においてスタッフは、「充填された語」という用語を用いて処分に相当しない注意を言い渡しました。しかし即座に本人を含む複数の古参メンバーから反論を受けます。スタッフの考えるサイトにおける適切な温度感と、彼らの考える適切な温度感には隔たりがありました。

スタッフの内部にはこの反論をもって注意ではなくさらに重い懲戒アクションを起こすべきと考えている者もいました。最終的にスタッフ内での協議によって取り下げられたものの、この注意対応については別の角度からの批判もありました。スタッフの中には注意を受けたメンバーと親交のある者も複数いたため、この対応が不当に軽いものではないのかという疑惑の目が向けられたのです。スタッフは個別にPMの返信を行う中でこの疑念の払拭を図りましたが、結局その後一年にわたってこの不信感がスタッフについて回ることとなりました。

スタッフのルール適用基準が厳しすぎるという古参メンバーたちの主張と、むしろゆるすぎるという新人メンバーたちの主張が、当時のサイトを二分していました。

そしてこの件に関する対応がほぼ終わるのと同じタイミングで、あるジョーク記事が投稿されます。現在も根強い人気を誇る要注意団体である酩酊街のオブジェクトでしたが、この記事の本質はその酩酊街のオブジェクトに多く見られたいわゆる「手紙オチ」2を風刺することでした。

おそらく、この記事単体ではそれなりに好評を得たまま、いまでもジョークナンバーに名を連ねていたことでしょう。しかしこの記事の著者であるメンバー(と思しきSNSアカウント)がした投稿がもととなって、ディスカッションは大きく荒れることになります。投稿の内容は一見すると、記事を執筆した意図について、さまざまな解釈ができるものでした。

多くのスタッフは、これは明白なルール違反に該当しないと判断していました。一部のスタッフの中には、本人の投稿をフォーラムで取り上げるべきだという主張もありました。スタッフが静観するなか、ディスカッションでは酩酊街の作者が記事のコンセプトについて質問をするなど、すでに不穏な空気が醸成されつつありました。さらに、スタッフのひとりが当該記事のメンバーに対してSNS上で人格攻撃をしたことでさらに話はこじれます。当該のスタッフは謝罪し、記事についてはディスカッションの一部に対して議論停止が宣言されました。

二日後には、一般のサイトメンバーによって外部サイトとの関わりについてを検討すべきだという名目のスレッドが立ちました。スタッフはこのスレッドでの議論を経て(議論というよりは持論をぶつけ合うに近い有様でしたが)、外部での出来事をサイトに持ち込まないという原則を確認するに至ります。

記事の投稿から二週間、スタッフは長い議論を経てようやく記事に関する結論を出しました。当該記事は風刺であったと認められ、ルール違反ではないものとして判断されました。見解発表までの間に、問題となった記事は低評価によって削除されていました。


この年から、管理者であるNanimono DemonaiNanimono Demonaiによる改革の一環として周年イベントの組織化が行われるようになり、運営がサイトスタッフの手を離れるようになりました。三月の末からは、SCP財団日本支部で初めての試みとなる新人執筆者コンテストが行われます。コンテストは大変な盛況となり、たくさんの秀逸な作品が生まれました。

この期間中には、さまざまな出来事がありました。「財団日本支部理事会」が暫定稼働を開始し、スタッフによる記録の大半は閲覧可能なものになりました。また同時に、スタッフチャットがチャットワークというサービスから、Discordへと移行しました。

ログ参照のためにチャットワークも維持されるはずでしたが、突如として旧来のチャットワークは閉鎖されることとなります。何者かによってスタッフのみが閲覧できるはずのチャット画面のスクリーンショットが流出するという事件が起きたためでした。管理者のIkr_4185Ikr_4185はただちにチャットワークの完全閉鎖を決定し、以降に流出事件が発生することはありませんでした。

現在も運営チャットはDiscordですが、現在と異なるサーバーで運用されていた当時のそれは現在に比べより秘密主義的でした。一部のチャンネルは公開されていましたが、大半のチャンネルはプライベートカテゴリーに分類されていました。重要な議論の大半もそこで行われ、一般のサイトメンバーには閲覧できるものではありませんでした。

さらに大きな出来事として、「SCP Foundation非公式日本語訳wiki」の閉鎖が発表されました。SCP-JPの発足は2013年7月8日ですが、それよりも前の6月18日に、SCP Foundationを翻訳するためのウィキが開設されていたのです。それまでの日本語SCPコミュニティは、翻訳に特化したFC2ウィキと創作を行う公式支部のSCP-JPが並立する形で存在していました。SCP-JPサイトスタッフはだれひとりとしてそちらの運営には関わっておらず、完全に個別のサイトでした。

SCP-JPのスタッフにとって、閉鎖の申し出は寝耳に水のことでした。翻訳wiki管理者のModesta ValentiModesta Valenti氏は、理由について「非公式翻訳wikiは役割を終えた」としており、翻訳wiki内での反対論に対してもその姿勢を崩しませんでした。

お知らせ
いつも当サイトをご利用いただきありがとうございます。SCP財団様との協議の結果、今後の翻訳作業をSCP財団様にお願いする事が決定しました。
4月23日(日)より更新を停止し、7月1日(土)の統合作業終了をもって閉鎖を予定しております。詳細や質問に関しましてはSCP財団様が登録不要、また匿名の方も参加できるフォーラムの開設を予定されていますので、そちらをご参照ください。
(「非公式日本語訳wiki」との統合案についてまたは翻訳議論
皆様の多大なる応援とご支持のもと4年間という長きにわたり当サイトの運営ができたこと、またSCP Foundationに携われたことに心から感謝申し上げます。残りわずかの間ですが皆様のご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

- Modesta ValentiModesta Valenti
SCP Foundation非公式日本語訳wikiトップページにて

統合作業は管理者のIkr_4185Ikr_4185によって指揮が執られ、膨大な数にのぼる記事がSCP-JPに転載されました。彼をはじめとした有志サイトメンバーの献身的な協力によって、統合作業は3ヶ月以内にほぼすべて完了しました。

統合にあたっては記事移転のみだけではなく、翻訳環境の整備も進められました。非公式翻訳wikiユーザーからの要望が多かった、匿名で利用できるフォーラムの設置や、記事内でもメタタイトル表記を閲覧できるようにするなどの施策が打ち出されました。後者のメタタイトルについては、長い議論と開発期間を経て、「クレジット付き評価モジュール」として結実します。また、8月にはSCP-KOのシステムを参考に翻訳予約ページがサンドボックスⅡに作成され、9月初めに実稼働を開始しました。

7月の末、人手不足の解消を目的としてjet0620jet0620y33r41y33r41が管理者に昇格しました。

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