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クレジット
タイトル: SCP-2974-JP - Tremendous Inevitable Neutralization Cognitohazard
著者: Okaka_Onigiri
作成年: 2023
特別収容プロトコル: SCP-2974-JPのオリジナルデータは、存在隔離施設-13の最重要機密保管庫に収容されている携帯端末に保存されています。SCP-2974-JP使用の可否はO5評議会により判断されます。使用する場合は、特別施行手順2974-JPに従ってください。
SCP-2974-JPが漏洩した場合はGH-0"デッド・グリーンハウス"シナリオの進行が宣言され、即時的な対抗ミームの散布と情報制限の施行がなされます。この時点でSCP-2974-JPを用いた財団機密情報の防衛は破棄され、代替案への差し替えが行われます。
SCP-2974-JP-Aは存在隔離施設-16の人型収容セルに収容されます。SCP-2974-JPやその再現性に関する研究は、緊急の場合を除きSCP-2974-JP-Aの同意を得て行なってください。
説明: SCP-2974-JPは認識災害効果を有する1つの画像データです。直接間接を問わず、SCP-2974-JPを視認した対象は不可逆的に死亡します。また、財団が試行した既存の対抗ミームは全て効果を発揮しませんでした。死亡する対象の範囲は多岐に渡り、現在までの調査において以下の対象が死亡することが判明しています。
- 人間を含む生物
- 生物型アノマリー
- 認知機能を有する非生物型アノマリー
- AI等のプログラム1
- 夢界実体
- 霊的実体
- 悪魔実体
- 形而上学的存在
- 神格実体
形式部門による解析の結果、SCP-2974-JPの異常性は未詳の図式災害2により発生している可能性が高いと判明しました。SCP-2974-JPの異常性から描画されている内容の確認は行われておらず、現在までのその必要条件は未解明であり、再現の試行は全て失敗しています。
発見経緯: 2018/06/12、新潟県██市内の████公園付近で、警察官2名を含む9名の人物が死亡する事案が発生しました。警視庁公安部特事課から依頼を受けた財団が調査を行った所、████公園で倒れていた南郷 雄一氏の付近に致死性ミームを持つ実体が存在すると判断されました。監視映像の閲覧等から視覚トリガー型の認識災害効果を有していると判断されたため、盲目のDクラス職員により南郷氏周辺の物品の回収が行われました。
監視カメラ等を廃した専用の試験室が準備された後、致死性ミームを有する物品の特定作業がなされました。確認作業の過程で2名のDクラス職員が死亡した後、南郷氏の所有物であるタブレット端末内の、画像ファイルが致死性ミームを有していることが判明しました。この時点で該当の画像ファイルがSCP-2974-JPに指定されました。
補遺2974-JP-1: SCP-2974-JPはSNSのダイレクトメッセージによって、南郷氏のタブレット端末に送付されたものでした。そのためSCP-2974-JPはタブレット端末のローカルストレージに保存され、運営会社のサーバーからの抹消が行われました。SCP-2974-JPを受信したアカウントはアイドルグループ██████████のものであり、南郷氏はマネージャーとして当アカウントの管理を行っていたことが判明しています。
SCP-2974-JPを送付したアカウント所有者の特定を行ったところ、大阪府在住の鶴田 英夫氏であることが判明しました。同氏は死亡しておらず、SCP-2974-JPに関する重要参考人として身柄の確保が行われました。身辺調査の結果から超常技術や要注意団体との関与は判断されませんでしたが、祖父の鶴田 五郎氏が蒐集院に所属していたことが判明しています。このことがSCP-2974-JPと関係しているかは未だ不明です。鶴田氏は財団からの問いかけに対して比較的協力的な姿勢を見せていますが、SCP-2974-JPに関する質問については一貫して黙秘を継続しています。
鶴田氏が所有していた携帯端末から、SCP-2974-JPと同質の画像ファイルが発見されました。当該ファイルは南郷氏のアカウントに対してダイレクトメッセージで送付された形跡があったため、オリジナルデータであると判断されています。南郷氏のタブレット端末に保存されていたSCP-2974-JPは抹消され、鶴田氏の携帯端末が収容対象に改められました。画像ファイルは携帯端末のカメラにより撮影されたものと判明していますが、鶴田氏の所有物から致死性ミームを有する物品は発見されていません。
補遺2974-JP-2: SCP-2974-JPの死亡させる対象の広さと不可逆性から、機密文書の防衛に用いる新型ミーム殺害エージェントとして採用する案が提唱されました。そのため対抗ミームの開発が行われましたが、全ての試作品において接種者の死亡を防ぐことは出来ませんでした。しかし、SCP-2974-JPが送付された経緯と鶴田氏のインタビューでの反応から、鶴田氏はSCP-2974-JPを目視した可能性が高く、SCP-2974-JPへの抵抗を有していることが示唆されました。そのため研究チーム内での協議の後、評議会の許可の元で鶴田氏に対してSCP-2974-JPの提示が行われました。その結果、鶴田氏は死亡せず、SCP-2974-JPに抵抗があることが示されました。これまでの死亡した対象の検査結果や統計的な処理から、鶴田氏は高い確率で唯一の抵抗を有していると考えられたためSCP-2974-JP-Aに指定されました。これを受け、SCP-2974-JP-Aの脳のスキャンによる、視神経を通じた電気信号の伝達経路の解析がなされました。得られた検査結果から、摂取者に対して一時的に『SCP-2974-JP-Aによる視認』を再現する対抗ミームの開発が行われました。
付与予定タグ: xコン23 _イベント4 scp jp thaumiel 観測 k-クラスシナリオ 視覚 写真 認識災害 ミーム 蒐集院 公安部特事課
本記事はXのコンテスト参加作品です。テーマは「怪」です
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3272149 (01 Jun 2018 11:03)
全体的には結構面白かったです。uvすると思います。下半身の写真を送るという非常にどうしようもないセクハラが、財団をここまで動揺させているというのが面白いです。SCP-2974-JP-Aが偶然致死性ミームを作ってしまい収容されてしまっているのも憐れで良いです。
読んでいてダレるという感じはありませんでしたが、確かにネタばらしまでの文章を削れたら読みやすくやるのではないかと思います。しかし削れそうな箇所は私には見つけられませんでした。
SCP-2974-JP-Aが抵抗を持っている理由を説明していないは別に良いと思います。むしろ偶然特に理由もなく激ヤバ致死性ミームへの抵抗を持っていることがユーモラスなので。
SCP-2973-JPとのネタ被りという感じはしませんでした。似ているのは一般人がしょーもないことでSCiP指定されてしまうくらいで、それ以外は別々の記事として独自性のある内容となっていると思います。
テーマ的には「怪」かなあと思います。悪要素は下半身の写真を送り付けたくらいですし、むしろセクハラ目的で撮った下半身の写真が大変な致死性ミームを含んでしまっているということ自体が「怪」の感じがします。
タイトルから本質的な面白いところ(下半身)はバレないと思います。
以下は細かい指摘です。
批評ありがとうございます。
気になっている点にコメントして頂けて有難いです。
悪くない状況であるようで良かったです。削れそうなところがあったら削ります。
ありがとうございます。怪にしてみます。
修正しました。読み取りに関する脚注は、読み取りの文言が消えた事、既存の脚注も重なる事、当方プログラム方面に詳しくない点などから、「AI等のプログラム」のみにしようと思います。申し訳ないです。引っかかる人が多そうなら、AI自体を省くかもしれません。
修正しました、ありがとうございます。