SCP案「End of Formality(仮題)」

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アイテム番号: SCP-001-JP

オブジェクトクラス: N/A

特別収容プロトコル: LV-Zero「捲られたベール」シナリオの発生により、異常存在への対処は各国政府や地方自治体との協力のもと行われます。異常存在の発生が確認された場合は最低でも半径50km以内を立入禁止区域とし、該当区域内の人員の避難を行います。異常存在によるものとされる被害の痕跡が発見された場合も同様の手段をとります。その後、立入禁止区域内は外部からの監視のみを行います。異常存在が確認されなくなった場合は区域内へ調査隊を派遣し、安全性の確認を行います。異常性が確認されない場合(必要に応じて必要な洗浄が完了した後)、その時点から20日経過したのちに立入禁止の措置を解除します。

説明: SCP-001-JPは2018/10/30に発生した、全異常存在の不可逆的な性質変容です。これにより財団が保有していた全ての特別収容プロトコルが無効になったと推定され、現時点で確認されている全てのオブジェクトが収容違反を起こしました。また、スクラントン現実錨や記憶処理、ミームエージェントを始めとした超常技術の制御も不可能となっています。

SCP-001-JPの発生とそれに伴う収容違反により、現時点までで財団の保有する全資源の71%が喪失したと見なされています。各要注意団体/人物においても同様の現象が発生しており、ほぼ全ての要注意団体/人物の壊滅が確認されています。

SCP-001-JP発生以降の異常存在は異常性のパターン化が不可能であり、ほぼ全ての既存の物理法則に則りません。人類が観測/干渉可能な形態をとっていない例もあり、その被害からのみ存在を推定できる場合もあります。しかし物理的実体を維持していた異常存在の大多数が、慣性の法則や万有引力の法則から逸脱したと推定される理由により太陽系外に脱出したため、地球上で確認される異常存在の数は現時点では人類の生活維持が可能な数に収まっています。しかし、その性質や規模の把握を事前に行うことは不可能であり、即時的なXK-クラス:世界終焉シナリオをもたらす異常存在が発生する可能性は否定できません。

補遺001-JP.1 - SCP-001-JP以後影響を受けた異常の一例

変容したオブジェクト SCP-001-JP以前の概要 SCP-001-JP以後の概要
SCP-729-JP 中華店に存在する椅子型実体。人間が座ると一連のイベントを発生させる。 収容店舗を含む半径153m以内の領域を巻き込んで三次元構造を喪失。拡大と収縮を繰り返したのち、不明な時間に太陽系外に脱出した。これにより収容を行っていた3名の財団職員を含む83名が行方不明となった。
SCP-2443 高さ約4mの山状に積み上げられた159名の人型実体群。デローシュ一族を自称しており、各個体間での五感に依存しない情報共有が可能であることが観察される。 各種計測器による観測が不可能となる。しかし、収容区域内に侵入した2名の職員が消失したため、性質変容後も存在し続けている可能性が示唆された。7日後に行われた再侵入では同様の現象は確認されていない。
SCP-937-JP 1枚のLPレコード盤。収録されている音は聴覚トリガー型の認識災害効果を有しており、聞いた人間は特定の共感覚を得る。 3,670t火薬相当の熱エネルギーを放出。収容サイト跡地には直径98mのクレーターが発生しており、SCP-937-JPは確認されなかった。
SCP-972-JP 鯨偶蹄目シカ科生物の総称。角が経口摂取した物体により構成される。 見かけ上ランダムな周波数帯の電磁波を放出する不定形存在。459秒間周囲の物体を透過しながら移動したのち消失。この間に、接触した26名および急性放射線障害により3名が死亡し、35名が行方不明となった。
不明 不明 アメリカ合衆国カリフォルニア州山間の一帯において、断続的なプラズマ化が21秒間発生。森林火災による2次被害も含めて、13名の一般人の死亡が確認された。原因となった異常は確認されておらず、変容した既知の異常存在によるものか、新規で発生した異常存在によるものかの判断も現時点では行われていない。


元形式部門部門長ビル・Y・フラックの覚書


かつて異常には異常なりの型があり、形式がありました。異常存在の収容とはその形式の把握であり、ルールがあるからこそ特別収容プロトコルに従う取り扱いが可能となっていました。

しかし、なぜその性質のために選択的に物理法則を無視しているのか。なぜエネルギー保存則に違反していながら時間対称性を保持しているのか。異常が存在することによる数々の疑問に関する考察は財団の前進組織の時代から行われてきましたが、局所的な物理法則の違反を許容できるモデルの構築は、いずれも破綻する結果となりました。そのため、異常存在に特定の形式がある理由が解明されたことは今までありません。そして、ついぞ解明されないまま、形式は失われることとなりました。

そう、SCP-001-JPとは形式の喪失です。異常存在が持っていたルールは全て消え去り、そこにはただの理不尽が残されました。もしかすると、それこそが本当の異常なのかもしれません。

なぜ形式が失われたのか。むしろ、何が異常存在に形式をもたらしていたのかについては、今後解明されることはないでしょう。ですが、それは重要なことではありません。財団は正常性維持機関です。異常の本質の理解は手段であり、目的ではないからです。幸いなことに、我々は可能な限り異常に頼らない形で異常存在の収容を行ってきました。そのために積み重ね、蓄えてきた力はまだ残っています。人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしましたが、その中でも正常を保持し、戦い続けることができるはずです。

確保、収容、保護。この言葉を用いることはもうありませんが、我々は未だ人類の盾であり、これからも変わることはありません。






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