可哀そうな少女だと思ったら老婆ってやつ

付与予定タグ: scp-jp neutralized リサイクル2019 自我 自律 乗り物

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bike

SCP-XXX-JP

アイテム番号:SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはインシデント-XXX以降異常性を喪失しました。オブジェクトは規定の期間保存された後廃棄されます。


説明: SCP-XXX-JPは知性を持ち自律駆動する自転車です。車輪は20インチで、一般的なベル及びリング錠を装備しています。駆動には外部からのエネルギー補給を必要としませんが、通常の自転車と同様、適切なメンテナンスがない場合腐食や劣化を避けられません。

SCP-XXX-JPは少なくとも視覚、聴覚、触覚を持つように振る舞いますが、感覚器の所在は不明です。SCP-XXX-JPは時折複雑なパターンでベルを鳴らします。その複雑さからベルのパターンが何らかの言語的意味を持っているとの予測も為されていますが、解析は進展していません。

SCP-XXX-JPはしばしば自身の周囲の自転車に対して強い興味を示し、典型的には接近してベルを鳴らす、遠巻きに徘徊するといった行動をとります。SCP-XXX-JPが人間やその他の動物に対し同様の反応をすることはありません。以下はSCP-XXX-JPとの接触実験記録の抜粋です。実験において、対象は初めオブジェクトから15m離れた地点に設置されました。

実験XXX-1

対象: 福原研究員

SCP-XXX-JPの行動: SCP-XXX-JPは対象に興味を示さなかった。

実験XXX-4

対象: 子供用自転車1台

SCP-XXX-JPの行動: 対象を認識するとすぐに接近したが、8m程の地点で停止。その後約13分間周囲を低速で不規則に移動した後、対象の至近距離まで近づいた。接近後2時間以上、SCP-XXX-JPは対象の傍で断続的にベルを鳴らしていた。

実験XXX-5

対象: 子供用自転車1台 (実験XXX-4で用いたものと同型番だが、別の製品。)

SCP-XXX-JPの行動: 対象を認識するとすぐに接近したが、5m程の地点で停止。その後約7分間周囲を低速で徘徊した後、対象の至近距離まで近づいた。接近後2分程度対象の傍で断続的にベルを鳴らしていたが、その後実験開始地点まで戻った。

実験XXX-6

対象: 子供用自転車1台 (実験XXX-4で用いたもの)

SCP-XXX-JPの行動: SCP-XXX-JPは対象を認識するとすぐに至近距離まで接近、3時間以上傍で断続的にベルを鳴らしていた。

コメント: SCP-XXX-JPは同型番の対象であっても別個体として捉えているのかもしれない。 ―福原研究員

実験XXX-9

対象: 子供用自転車5台

SCP-XXX-JPの行動: 対象を認識するとすぐに接近したが、10m程の地点で停止。その後約1時間周囲を低速で徘徊した後、対象から離れた。

実験XXX-12

対象: 自転車を材料とする廃金属塊10kg

SCP-XXX-JPの行動: 対象に接近した数秒後、激しくベルを鳴らしながら高速で初めの地点まで退避。その後、対象の方にハンドルを向け断続的にベルを鳴らしていた。

実験XXX-15

対象: 自転車をモチーフにした大きさ15cmのぬいぐるみ

SCP-XXX-JPの行動: 対象に高速で接近し、前輪を緩やかに擦り付けていた。2時間後対象を引き離そうとすると、激しく抵抗した。

コメント: 今回使用したぬいぐるみは今後SCP-XXX-JPの収容セル内に設置することとなった。 ―福原研究員

実験XXX-18

対象: シティサイクル1台

SCP-XXX-JPの行動: 対象の設置後すぐに至近距離まで接近。繰り返しベルを鳴らしながら、対象と前輪やペダルを触れ合わせていた。4時間後、福原研究員が対象を引き離そうとすると激しく抵抗した。

コメント: この行動は当対象に固有のものだった。実験後SCP-XXX-JPは当対象と接触できないと暴れだすようになったため、定期的に同様の実験を行うこととなった。 ―福原研究員

実験XXX-22

対象: 畑中裕一氏 (オブジェクトの重要関係者とされる畑中優子氏の兄)

SCP-XXX-JPの行動: SCP-XXX-JPは対象に興味を示さなかった。

実験XXX-46

対象: マウンテンバイク1台

SCP-XXX-JPの行動: インシデントレポート-XXXを参照。

補遺1: SCP-XXX-JPは2009年に福岡県██市で発生した誘拐殺人事件における被害者(畑中優子氏)の所有物として、現場となった公園で回収されました。当該事件において氏は家族と共に1週間に渡り監禁、暴行を受け、氏とその兄のみが救出されました。氏は頸部の血流の阻害が原因とされる脳機能障害により現在まで昏睡状態となっています ました。(インシデントレポート-XXXを参照。)なお、当該事件の犯人として逮捕された男は事件の2年後獄中にて病死1しています。

補遺2: インシデントレポート-XXX

2012/4/23、実験-XXX-46においてSCP-XXX-JPは対象を認識するや否や高速度で衝突しました。SCP-XXX-JPは約7分間繰り返し執拗に対象と衝突し、その後前輪とハンドルの歪曲及びチェーンの離脱により転倒、停止しました。対象は骨格が大きく歪曲、両輪はパンクし離脱していました。SCP-XXX-JPは直後に修理されましたが、当インシデント以降現在に至るまでSCP-XXX-JPは一切活動していません。

同日、██病院で昏睡状態にあった畑中優子氏の血圧が不明な原因により急激に低下、間もなく死亡しました。検死の結果、畑中優子氏の脳には顕著な神経原線維変化が見られました2。死亡時畑中優子氏は81歳でした。


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