本当の暗闇は洞窟の中なんかじゃなくてあなたに被られるのを待っている

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実験中.jpg

SCP-XXX-JP実験中のD-5966

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の低脅威度収容ロッカーに収容されます。実験の際にはセキュリティクリアランス3以上の職員の許可が必要となります。

説明: SCP-XXX-JPは金属製のバケツです。表面は劣化しており、通常の用途で使用されているうちについたと考えられる多数の傷があります。

SCP-XXX-JPの異常性は内部を空にした状態で、SCP-XXX-JPを″被る″ことで発現します。SCP-XXX-JPを装着した被験者はSCP-XXX-JPを取り外すことが不可能になります。SCP-XXX-JPの内部は薄暗いものであると報告されますが、同時に広大な空間のように見えると報告されています。ただし、これらの報告は被験者の主観に基づくものであり正確性が確保されていないことに留意してください。小型カメラで内部を撮影する実験はSCP-XXX-JPの異常性が発現しないために失敗しています。内部に投入出来るのは被験者の頭部のみです。

以下はSCP-XXX-JP収容初期に行われた実験の音声記録です。

音声記録XXX-JP

被検者: D-5966

担当者: 四上博士

付記: オブジェクトの異常性を把握されないため、D-5966には実験前に睡眠剤を投与しています。この音声記録はD-5966が覚醒した時点から始まっています。実験はサイト内の25m × 25mの実験室内で行われました。

[記録開始]

[D-5966がうめき声をあげながら起き上がる。]

D-5966: えー、こちらD-5966。いま目が覚めたところだ。ここは……説明してた洞窟。でいいのか?

四上博士: そうだ。今からそこを探索してもらおう。まず手始めに周りの状況を教えてくれ。

D-5966: 周りの状況……つっても真っ暗でほとんど周りが見えないな。空気がひんやりしてるのは感じる。

四上博士: 携行品として光源や食料品を持たせておいたはずだ。服の中に入ってないか?

D-5966: 携行品?……いいや、何もないな。落としたのか?

[D-5966は自身の調査服をまさぐるような様子を見せる。携行品に何度か触れるものの、それに気が付いた様子は見せない。その後、D-5966は膝をついた状態で周囲を動き回る。]

D-5966: やっぱりないな。

四上博士: そうか、まぁ早くに脱出してしまえば問題はないはずだ。

D-5966: 脱出……そうだ。向こうに光が見える。

四上博士: 光?何かの光源か?

D-5966: いや、穴から差し込んでるみたいな……多分外に繋がってると思うんだ。

四上博士: なるほど、ではそちらに向かって進んでくれ。

D-5966: 了解。

[D-5966は研究室内を歩き始める。D-5966は直進せず、室内で大きく円を描くように歩き続ける。そのまま10分が経過する]

四上博士: どうだ?出口は近づいてきたか?

D-5966: いや……周りが暗闇でよくわからない。光が大きくなったようには感じないな。足下が平らで歩きやすいのが救いだ。

四上博士: そうか、では進み続けてくれ。何か異変があればすぐ報告するように。

D-5966: 了解。

[D-5966は途中休憩を挟みながら、約8時間の間移動を続ける。歩行距離は約40kmに達していると推測される。]

四上博士: そろそろ定期連絡だ。出口はどうだ?

D-5966: まだだ。1時間前からちっとも前に進んでる気がしない。博士、俺は本当に前に進んでるのか?

四上博士: それは…… [沈黙] 分からない。GPSが動作していないからな。

D-5966: [舌打ち] そうか。

[以降D-5966は疲労を訴えながら約5時間歩き続ける。移動距離は55kmに達する。]

四上博士: そろそろ定期連絡の時間だ。そちらの様子は──

D-5966: [悲鳴] 痛ぇ!

四上博士: どうした。

D-5966: 何かがふくらはぎに刺さった。血も滲んでる。

[D-5966はふくらはぎを確認する動作を見せる。出血している様子は確認されない。]

四上博士: 怪我の具合はどうだ?大丈夫か?

D-5966: わからねぇ。でもそんな深い傷では──[悲鳴]。

四上博士: D-5966、状況の説明を。

D-5966: わかんねぇよ!這ってる!何か小さいものが大量に!這ってる!

四上博士: 小さいもの?小さいものとはなんだ!

D-5966: 知らねぇ!今体から叩き落として──[悲鳴] まただ!

[D-5966は転倒し、実験室の床を転げ回る。]

D-5966: 刺さったんじゃねぇ!これは、これは![悲鳴]

[以下、実験の終了までD-5966は床を転げ回りながら苦痛を訴える。四上博士の呼びかけにも明確な応答は見せず、重要な情報は得られなかった。約13分後、D-5966の生命活動が停止し、実験は終了した。]

[記録終了]


D-5966が死亡した後、SCP-XXX-JPを取り外すことが可能になりました。取り外されたSCP-XXX-JPからは大量のドブネズミ(Rattus norvegicus)が出現しました。出現したドブネズミに異常性はありませんでしたが、特筆すべき事項として胃に摂食物がないにも関わらず、大量のレプチン (leptin1が分泌され続けていた点が上げられます。


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