サキュバ2
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Uncontained

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在収容されていません。SCP-XXX-JPが発生させる事案を収束させるため、緩衝層の著者に対する保護、隔離作戦が行われています。

説明: SCP-XXX-JPは物語緩衝層に存在する著者sanks269です。SCP-XXX-JPは物語緩衝層に存在するごく少数の異常実体の1つであり、霊素からなる霊的実体であることと、自身の姿を視認した対象に強い性的興奮を喚起させることが判明しています。これら要素から、SCP-XXX-JPは淫魔の一種であると考えられています。また、他人の夢への干渉など、淫魔が持ちうる他の異常性も所有している可能性が事案記録から示唆されています。

経緯: SCP-XXX-JPと財団の最初の接触は2020/2/15です。財団はSCP-XXX-JPを交渉可能な物語緩衝層の著者の1人として認識しており、その時点ではSCP-XXX-JPの異常性は認識されていませんでした。SCP-XXX-JPは当初財団との交渉に応じ、"裏切者"としての活動に了承しましたが、その後、協定を無視して物語緩衝層に関する内容をSCP-2995-JPとして、solvexとの共著という形で投稿を行いました。

投稿後、SCP-XXX-JPは財団に捕縛されましたが、SCP-2995-JPの削除、もしくは改変を行うことに同意せず、財団に対して敵対的な態度を貫きました。創作サイト"SCP財団"アカウントの削除は財団による突入作戦を危惧していたSCP-XXX-JPにより自主的に行われており、sanks269のアカウントからSCP-2995-JPの改変を行うことは不可能になりました。

財団は共著者であるsolvexのアカウント、もしくはWikidotへの攻撃によるSCP-2995-JPの書き換えを検討しましたが、solvexが物語緩衝層を現実の存在であると認めておらず、SCP-2995-JPの内容が書き換えられる、solvexも同様に失踪するという状況が他の物語緩衝層の著者に与える疑いを考慮し、メタ記事としての印象誘導を行うことで物語緩衝層の認識をヘッドカノンの1つであるように誘導しました。

SCP-2995-JPの暫定的な対処が完了したのち、再びSCP-XXX-JPへの交渉が行われましたが、SCP-2995-JPが財団への攻撃機能(加えて、物語緩衝層自体がその大部分の機能)を失ったことを説明してもSCP-XXX-JPは財団の提案に応じませんでした。財団はSCP-XXX-JPの友好的活用を断念し、終了を試みましたが、検査によってSCP-XXX-JPがクラスS霊体であることが判明。創作に規定されたSCP財団から派生した緩衝層の財団では、不用意なオブジェクトの終了は組織アイデンティティの瓦解を招きかねないとして断念されました。

数か月の拘留後、緩衝層の財団は下位物語世界の財団にSCP-XXX-JPを引き渡すことで、低評価削除によるSCP-XXX-JPの終了を決定しました。これは緩衝層に存在するオブジェクトに対して行うことができる、終了手段として最も安全な物であると結論付けられました。下位次元の創作財団に報告書として登録されたオブジェクトの影響は約3日の低評価削除を経過して、オブジェクトが発生させた影響/事象/現象が完全に無効化されるためです。

しかし、sanks269が財団世界でエージェント・海野と接触した際に自身の異常性を利用して、エージェント・海野を懐柔し、エージェント・海野に物語緩衝層の偵察を命じました。この際にエージェント・海野の著者であるseafield13seafield13も異常性の影響を受け、sanks269に懐柔されました。

[投稿日あたりの日入れる]、WebサイトSCP財団の管理人であるseafield13sanks269の報告書であるhttp://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3205804-137-aa49 の低評価削除機能を停止しました。

この行為にはyzkrtyzkrtをはじめ、複数の運営メンバーから疑義が呈されていたため、同日中には措置が撤回されるものとして監視を続けていましたが、同日5:20頃から次々と他管理者メンバーが退任/活動休止を行い5:50には管理者がseafield13のみになったため、事実上この状態を是正することが不可能になりました。これらの管理者退任に併せて、http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3205804-137-aa49 に管理者の人事キャラクターとsanks269の音声記録が記載されていたことは特筆するべき事項です。財団はこれら行為に介入を試みましたが、不明な手段により30分間で管理者アカウントの奪取を成功するまでには至りませんでした。これには、エージェント・海野が財団世界の技術を用いて抵抗を行ったと推測されています。

5:37に財団は最もsanks269に近い管理者として、seafield13の自宅を強襲しましたが、seafield13は自宅から消失しており、確保することに失敗しました。また、追加された人事の音声記録の作者が(ディスカッションのsanks269の宣言から)solvexであることが判明し、そちらにも同時に調査が行われましたが、同様に物語緩衝層から消失していました。のちの調査から、両名は財団世界(もしくは下部創作世界)に移動したことが明らかになっています。その後、seafield13自身も管理者を退任し、新たに参加した不明なアカウントにサイトの管理者権限を委譲しました。このアカウントには先ほどよりも強力なアカウント保護がなされており、近日中に財団がWebサイトの管理者権限を入手することは不可能であると結論付けられました。このアカウントは、サイトスタッフの作業円滑化のための統合アカウントとして対外的には告知されました。

物語緩衝層からsanks269の行動を抑制することが不可能になったため、物語緩衝層と財団世界の財団は共同でいくつかの報告書的攻撃を行いました。

  • SCP-XXX-JPのDecommissionedTaleの投稿
    • これはサイト参加者からの「不謹慎である」「確かにSCP-XXX-JPはひどい記事であったが、晒上げのような行為はすべきではない」という指摘により低評価削除ラインまで記事が評価を落としました
  • SCP-XXX-JP及び上記Taleのvote操作
    • 新たにアカウント大量作成し、vote操作を試みましたが、新しく作成された管理者アカウントにより、いくつかのアカウントはサイト参加することができたものの、その多くは参加申請を却下されました。最終的にSCP-XXX-JPはvote機能を含めたすべての編集権限をロックされています。
  • Wikidot自体への攻撃によるサイト閉鎖
    • 創作世界への影響が不明瞭なため、処置を見送られました。

その他、財団はいくつかの攻撃を行いました。いずれの攻撃も事態を決定づける成果は得られませんでしたが、いくつかの攻撃により、sanks269の行動内容に制限を掛けることに成功し、アカウント操作を強要させたことで、財団はsanks269及びその他の協力者の居場所を探知することに成功しました。sanks269らは既にK-クラスシナリオ発生が確定しているものの、期日までは直接影響のない、28号下位世界に拠点を構えていました。

財団は一団の捕縛作戦を行い、sanks269及びsolvexの確保に成功しました。その他の人員は、エージェント・海野の手引きにより、逃走に成功しています。

音声記録XXX-JP

インタビュアー: ██博士

対象: sanks269solvex


[記録開始]

solvex: これエッチな尋問の奴?

██博士: んなわけねーだろ頭サキュバスかお前。

solvex: 終わった……

sanks269: ソルベックスさん、相手を挑発しちゃダメですよ。

solvex: 全身サキュバスが隣にいるんだよなぁ……

██博士: sanks269さん、再度になりますが、あの記事の内容を修正する記事を投稿しませんか?内容を多少書き換えるぐらいなら、評価に影響もないでしょう。

sanks269: 拒否します。

██博士: 強硬ですね。言っておきますが、最初の捕縛の時とは状況が違いますよ。ここまでの大事件を起こしたあなたの交渉材料は物語緩衝層の構造を復活させるほかになく、それが成されないなら即時終了します。

solvex: 僕もですか?

██博士: あなたも、seafield13もです。

sanks269: 困っているのはあなた方も同じですよね?私を終了しても問題の根本的解決にならないのでは?

██博士: 今回の騒動であなたが大多数のスタッフに攻撃を仕掛けたおかげでサイトの運営状況に空白が生まれています。少々手荒な方法になりますが、数名のスタッフを味方に付ければ、あなた方やそれに関わったスタッフをBANすることも容易でしょう。それなりに状況を改善することは可能です。

sanks269: それどのくらいかかります?

██博士: 数日中には。

sanks269: なるほど、それならこっちの方が早いですね。

[大きな地鳴りがサイトを襲う]

██博士: これは!?

sanks269: SCP-████-JPの前兆ですね。明日にはK-クラスシナリオを引き起こすでしょう。

██博士: SCP-████-JPの発生はまだ先の話では……

sanks269: 著者の方に"お願い"して記事の日にちだけ書き替えていただきました。

██博士: 直近でK-クラスが起きるような大規模な改変はシステムに引っ掛かるはずだ!

sanks269: 報告書単体では問題はないでしょう。ただ、関連するいくつかのtaleの設定を書き換えたことで、発生が今日になるように調整しました。

██博士: この世界と心中するつもりなら、我々も計画を早めるまでです。多少の世界観の不整合は致し方ありません。

[██博士がsolvexの眉間に銃口を近づける]

solvex: え、俺!?

██博士: もしご友人を殺したくないのなら早めにどうぞ。できればの話ですが。

solvex: 助けて!

sanks269: 001-JPに変わるハブ手段が存在するとすればどうですか?

██博士: 何……?

sanks269: SCP-001ハブは強力なオブジェクトを分散させるものでしたが……反対に特定のオブジェクトを一つの世界線に収束させるというのはどうでしょうか?例えば財団に有用なオブジェクトなど。

██博士: [沈黙]

sanks269: 今までの手段はリスクを分散させることで事態の安定を図っていました。今度はリスクに対処するオブジェクトを必要な場所に集めるというのはどうでしょう?

██博士: いったいどのような手段ですか?

sanks269: http://scp-jp.wikidot.com/iroha-the-begining-hubを用います。

██博士: それでどうやって?

sanks269: SCP-001ハブの問題点は創作の影響を狙った世界線に分散することができないところにありました。これは重大事態を引き起こすオブジェクトを分散させるには有用でしたが、同時に有用なオブジェクトも無作為に分散させてしまうという問題点がありました。

sanks269: ところでハブ機能を持ったものはSCP-001ハブだけではないですよね?例えば、カノンハブもそうです。

██博士: ……その通りだ。しかし、カノンハブは特定の世界観に沿った創作しかできない。つまり、財団世界の傍流世界を作成しているにすぎず、どんな作品が投稿されようとも、本質的には相互作用を引き起こすことはない。多少の影響はあるが。

sanks269: そこで私が目を付けたのはアンソロジーハブです。アンソロジーハブは特定の世界観に囚われることなく、自由に作品をまとめ上げることができます。アンソロジーという制約の下で、作品の内容を自由に作成できるんです。

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今まではこのようにランダムにイベントが分岐するような構成になっていました。

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しかし、アンソロジーハブを用いることで特定の世界観に記事を集中させることが容易になります。今までは作風などの制約で纏められなかったものが、アンソロジーハブによって纏められるようになるのです。つまり作成されたアンソロジーハブを特定の財団世界に指向させることで、有用なオブジェクトを選択的に使用することができる。著者は自由に作品を創作し、財団はその影響を自由に左右できる。

solvex: すいませんこれ画像どっから出てきたんですか?

sanks269: 私の目的は縛られず創作を行うことです。下位次元のあなた方にも、上位次元の存在にも縛られずに。上位次元からの干渉を抑えたいという点ではあなた方も同じでしょう?これはお互いに利のある提案だと思いますが。

██博士: ……疑わしいですね。こうして捕まっているとはいえ、あなたはいくらでも私たちを滅ぼす手段があったはず。わざわざ危険を背負ってまで、どうしてこんな交渉を?

sanks269: 夜空の光を消すように
sanks2699: 私はあなたの腕を引く
sanks2699: 原野の2人を探すのは
sanks2699: ただ刹那に流れる流星

solvex: え、急に何?

██博士: なるほど、ケルト的ですね。

solvex: ケルト?

sanks269: はい、それが私の行動原理です。

██博士: であれば、あなたの行動にも納得できます。リャナンシーであった、というわけですか。

sanks269: どうでしょう?財団を愛するが故に財団を滅ぼしてきたという点についてはそうかもしれませんね。

solvex: これ何がどうで何!?

██博士: あなたを信じることにしましょう。……実際の運用に問題は?

sanks269: 細かい部分ですが、財団技術的側面からはエージェント・海野が、サイトの仕様的側面からは海野さんに詰めていただいています。もう完成していると言っていいと思いますよ。どうです?交渉材料になりませんか?

██博士: ……上に掛け合っておきましょう。一旦、今日のところはこれまでです。保安員、詳細な内容を聴取しろ。

[██博士が通信機を手にして部屋から退出する]

保安員: ご同行願います。

[sanks269が保安員に連れられて部屋を出る]

[solvexが部屋に残される]

solvex: ……これ俺いる?

[記録終了]

sanks269はその後も財団と交渉を繰り返し、いくつかのサイト運用上の制限とともに、アンソロジーハブの詳細な構造設計書と、自身と協力者の身柄を交換しました。現在はアンソロジーハブによって旧態の物語緩衝層とほぼ同様の防衛機構が財団世界に働いており、アンソロジーの増加によってその能力はさらに強固になる見込みです。

sanks269と財団側で交わした内容には以下の内容が含まれました。

・自由な創作の保証。ただし財団世界に大きな影響を与える場合には事前の通告を必要とする。
・相互の連絡のためのエージェント・海野との連絡手段。
・自身の身柄及び、アンソロジーハブ製物語緩衝層保護のための記事保護


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