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目的:ノモンハン事件以来、IJAMEAとGRU-"P"1としてのみ知られているロシアの収容機関との間の緊張は、西欧列強及びアメリカと帝国間での太平洋戦争とその末期におけるソビエト連邦との衝突以降も高まり続けている。緊張は合理的な人間が「安全」と見なすことができる範囲を超えてエスカレートしている。西側諸国とその同盟国による従軍の終了以来、過去4年間にわたって、輝かしい我らが帝国と社会主義共和国との間の国境紛争は、無数の流血を引き起こした。これらの国境紛争のほとんどは、このGRU-"P"に関する知識と全般的な情報の欠如により、兵士と偉大な将軍の死という形で終わっている。
以下の計画は、外国勢力、特に隣国であるロシアからの帝国の独立を維持するために提案された。その目標は以下の通りである。
- モスクワ、シベリア、および敵がいるその他の地域でのGRU-"P"の作戦への潜入。2
- GRU-"P"による異常に関連する研究の発見、可能であれば転用。
- 異常な兵器がGRU-"P"によって製造されている可能性を調査する。
- 帝国の国境付近の地域に関する作戦の妨害。
これらの目標を達成することで、IJAMEAは極東の主権を揺るがすロシアの能力を無効化する可能性がある3。
資産: 戦前の西洋の商人への攻撃以来、IJAMEAが外国の収容機関に敵対するのはこれが初めてとなる。そのため、さまざまな形での資金調達が必要になるだろう。多種多様な資金源が検討されているが、特筆すべきは西側諸国の機関である__ 異常事件課 __だ。占領を行っている米軍との協力を維持する限り、この作戦の目標に必要な資材の大部分を提供してくれるだろう。
財政的資金の他に、IJAMEAには作戦と輝かしい我らが帝国のために命を捧げるのを厭わない有志達が必要である。この国に奉仕する機会に考慮される個人は帝国内に住むロシア人とソ連に住む日本人及び強制的に、または経済的動機を通じて、我らが連れて行くことができる人間である。飛騨山脈の巨大なる戦士などの他の人間も考慮されている。
可能であれば肉職人たち を改宗させ、さらに作戦に参加する意思がある場合は共産党員の弾圧者からの選挙権を約束するが、あくまでこれは作戦の主要な肉の新兵の供給源にはならない。
結果: 失敗。我らの同志たちは5年前と同様に失敗した。共産主義の拡大を抑制するために何もされなかった。実際、拡大している。西の中国は以前のロシアのように赤いゴキブリに堕落し、連合国がドイツとその領土を手籠めにした後の他のヨーロッパの国々のようになった。
我らの間諜は駐留してから数ヶ月以内に捕らえられ、拷問されてシベリアの強制収容所に入れられた。そこで、彼らは働かされ飢え死に、戦場での死の完全なる美しさを知ることはなかった。しかし、監禁に苦しんだのは大人しい人間だけであった。4ロシアは工作員と嘘吐きの支えで成り立つ国であるから、彼らははスパイを知っていたのだ。
長期的には、モスクワまたはシベリアなどの周辺地域でのソビエト連邦の不安定化に向けた我らの試みは実を結ばなかった。また、ソビエト連邦からの技術転用という目的も、我らの兵や将軍に対して何ら変化をもたらすものではなかった。GRUとP部局の実体は機密によって曖昧模糊としている。参謀本部情報総局の最高位の役員の多くがその存在を知っているにもかかわらず、あの野蛮なグルジア人の権力を超えて、その目的を知るものは少なかった。
"P"部局について得られた唯一の知見は、シベリア近郊のいくつかの所在地と、それによって行われた実験についてだけであった。報告では、これらの実験の成果を明示することはなかったが、使われたルーブル5の額に加えて、赤軍の内部派閥からの賞賛に基づくものである。これは我らが帝国にとって良いことではない。6
これを防ぐための唯一の方法は、政治的パラダイムだけでなく、世界そのものに対するこの潜在的な危険性について、異常な世界に生きる他の人間に連絡することである。焚書者たちか看守たちにも伝えねばならない。我々の嘆願に耳を傾けるのであれば、おそらく司書たちにさえも。
神々よ、我らを助け給え。
進行中の資産を全て清算する。 — ロクロウ将軍
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3202952 (31 May 2018 22:55)
ひとまず気になっている点だけ。
ここでのconvertはソ連の研究を「転用する」と取るのが適切かと思います。
訳案『GRU-"P"によるアノマリー関連研究の発見、可能であれば転用。』
これも同じく「転用」と取りました。また、ソ連の技術という目的語も一応訳出してみました。
訳案「また、ソビエト連邦からの技術転用という目的も、我らの兵や将軍に対して何ら変化をもたらすものではありませんでした。」
Secrecyは秘密主義ではなく単に「秘密・機密」と取るのがいいと思います。多くの秘密事項があって、それがGRU-Pの実態をつかめないようにしているという意だと取りました。
またその後ろですが、ひとまず「野蛮なグルジア人」はスターリンの暗喩なので、これを訳出するかはお任せします。(一応現在ではジョージアと訳すべきかもしれませんが、1950年の報告ですしグルジアでいいかも。)また、andは前の文を受けて、「でありながら、それでいて」とそれと対立する事実を並べることもあります。
訳案「GRUとP部局の実体は機密によって曖昧模糊としている。参謀本部情報総局の最高位の役員の多くがその存在を知っているにもかかわらず、あの野蛮なグルジア人の権力を超えて、その目的を知るものは少なかった。」
これは日本人名でしょうから、ロクローないしロクロウと表記するのが適切だと思います。
訳は「計画における全財産を清算中。」ということで構わないでしょうが、この文の意図が不明ということでしょうか。だとすれば、ここは前段絡の「(IJAMEAはわかっていないが)SCP-2864の計画が進んでいることの懸念」について、「財団やGoC、蛇の手などにその存在を伝えなければならないだろう」という提言を受けて、「もうIJAMEAとしてできることはないので、この計画にかかった資産を清算・処分しています」ということなのだと思います。
すみませんが、文頭throughのアポストロフィについては分かりませんでした。誤記のような気もしますが…。
その他の部分についても以下に。