仮題:"黄金"の盃

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8122の小型標準収容ロッカーに保管されます。
有用なSCP-XXX-JP-3を生成可能なSCP-XXX-JP-1及びSCP-XXX-JP-2を発見するための実験は推奨されます。有用なSCP-XXX-JP-3を生成することのできるSCP-XXX-JP-1がDクラス職員である場合、当該Dクラス職員は定期終了を免除され、SCP-XXX-JPに付属する職員としてみなされます。

説明: SCP-XXX-JPは片手で持つことが可能な大きさのカップです。
主な材質は鉄であり、表面は金メッキされています。材質や加工技術に異常性は見られません。
SCP-XXX-JPは持ち手を掴んだ人間(以下、SCP-XXX-JP-1)が「〇〇(以下、SCP-XXX-JP-2)は俺の嫁!」と叫んだ時に異常性を発現し、カップの中におよそ20mlの液体(以下、SCP-XXX-JP-3)を生成します。
以下がSCP-XXX-JP-1~3について現在判明している性質です。

  • SCP-XXX-JP-2はいわゆるオタク的文脈における「二次元の嫁」である必要があります。現実での配偶者はSCP-XXX-JP-2の条件を満たしません。
  • 「〇〇は俺の嫁」という発言は一言一句同じである必要はなく、およそ同じ意味であれば問題ありませんが、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2を心の底から愛している必要があります。そうでない場合には何も発生しません。
  • 異なるSCP-XXX-JP-1が同じSCP-XXX-JP-2を指定した場合、同じSCP-XXX-JP-3が生成されます。
  • SCP-XXX-JP-3はほとんどの場合人間の尿です。1
  • 尿であるSCP-XXX-JP-3を飲むことによる短期的な健康上の問題は観測されていません。
  • SCP-XXX-JP-3を消費しない場合、SCP-XXX-JP-3は24時間から72時間かけて消失します。これは蒸発ではなく、下層物語世界の物質が上位世界の絶対性に耐えられなくなった結果としての意味論的消滅であり、エルマ外教が用いる手段によって下層物語世界の登場人物を召喚した時の現象と酷似しています。このことはSCP-XXX-JPが実際に下層物語世界からSCP-XXX-JP-2の尿を召喚している可能性があることを示唆しています。
  • ただし、ペットボトルに入れることでSCP-XXX-JP-3は1年以上に渡って保管することが可能だと判明しています。

実験記録 - 日付2020/12/24

対象: Dクラス職員 20名 自身がオタクであると述べた人物を選抜している。

実施方法: Dクラス職員にSCP-XXX-JPの持ち手を掴ませたうえで、自分の"嫁"について叫ばせる。

結果: 主な結果を下記表に示す。

SCP-XXX-JP-1 SCP-XXX-JP-2 SCP-XXX-JP-3 備考
D-34590 ██ ████(10年前の深夜アニメの女性キャラ) 人間女性の尿 もっとも一般的な結果
D-34209 ██ ██(とあるソーシャルゲームの男性キャラ) 人間男性の尿 性別は問わない模様
D-35091 ██ █(多忙で不健康な会社員のキャラ) 人間男性の血尿
D-35081 ██ ██(合体する超合金ロボ) 機械油 重要な発見。分析を参照のこと

分析: D-35081が██ ██(合体する超合金ロボ)を嫁だと叫んだ際に、SCP-XXX-JP-3として機械油が生成された。
驚くべきことに、当該物品は通常の機械に使用すると約50%性能が向上するという性質を持っている。
有用なSCP-XXX-JP-3を発見するため、概念、非生物、魔法使い、魔女等をSCP-XXX-JP-2とした追加実験の申請が許可された。

補遺: SCP-XXX-JPは「邪法で別世界に干渉する危険なアイテムを作ってるやつがいる」との匿名通報をもとに、機動部隊がPAMWAC所属のPoI-1978(██ ██)の自宅に突入した時に確保されました。
以下はPoI-1978へのインタビュー記録です。

対象: PoI-1978(██ ██)

インタビュアー: ██研究員

付記: PoI-1978はこのインタビューの後、クラスB記憶処理を受けて解放されている。

<録音開始, [2021/██/██]>

██研究員: それでは██ ██さん(PoI-1978)、なぜあんなオブジェクトを作ったのか教えてください。

PoI-1978: ……まあいいか、身内に売られてこのザマだし、どうせこの後記憶処理されるんだろうからな。と言っても大した話じゃねえぞ。

██研究員: 構いません、事情をありのまま話してください。

PoI-1978: まず俺ら……PAMWACの中で、エルマの使う手段で下層物語世界……いわゆる二次元から、俺たちの嫁を呼び出すことはすんげえ嫌われてる。っていうか禁止されてる。なんでかっつーと上位世界で俺たちの嫁は生きていけないから。いつかは体が崩れて死んでしまう。

██研究員: 「下位創作次元の絶対性」からの解放ですね。

PoI-1978:(うなづく)そうだ、だが俺は発想を変えた。すぐに崩壊してしまうなら、すぐに崩壊しても構わないものを呼び出せばいいんだ。違うか?

██研究員: と、言うと?

PoI-1978: 最初は、嫁と同じ食事とか同じ服とかをこっそり取り寄せて楽しんでた。すぐに消えてしまうけど、同じ味や同じ着心地を楽しむのは悪くない感覚だったし、自分の技術が上達するのは楽しかった。なあ、俺たちは仕事でやってるあんたらとは違って、あくまで趣味なんだよ。わかるか?ただのオタクなんだ。だから、最初から技術を否定ありきで考えるんじゃなくて、それを使って何が出来るかってのを考えたんだよ。

██研究員: 続けてください。

PoI-1978: で、俺は初めての作品に取り掛かった。あんたらに持ってかれたやつだ。2あれは嫁のおしっこを飲んで満足する、俺のような変態が一人で満足するためのささやかなおもちゃだ。でもエルマの手法を使っていることそのものが気に入らなかったやつがいたんだろうな。それであんたらに通報して、後は知っての通りさ。俺は誰も傷つけちゃないのに。

██研究員: なるほど。同じものを友人に配ったりは?

PoI-1978:してるわけないだろ。あれはPAMWACでは受け入れられないものだ。

██研究員: そうですか。では最後に一つだけ聞かせてください。

PoI-1978: ああ。

██研究員: なぜ……その、尿などを呼び出そうとしたのですか?

PoI-1978: そりゃ、液体のほうが固体より簡単だからな。

<録音終了>

終了報告書: 違う、そうじゃない。 ██研究員


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