Rin

「やっと終わった…」

ぐったりとした足取りで自室へ帰ってきた私は着替えたりすることもせずに身体をベッドに預け、財団内での連絡用に支給されているスマホとは別に自分で契約したスマホをベッドサイドから手に取るとすぐに短文でやり取りできるSNSのアプリを開き始める。登録されているのはアカウントは一つだけ、本名ではなく偽名で、それも任務で所属しているサイトであるホテルと近くの地域が舞台となったアニメ作品のキャラの一人として振る舞うアカウントだ。

伊海 千果 @Chika_C83 · ███

 

ただいまー!! 学校疲れたぁ
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現実の私は財団職員としてフロント企業として買収したあるホテルの従業員として通常時は接客を行い、特定の団体からの着信が行われた時から並行して任務が始まる。予約を受けた部屋の番号と期間を記録し、一般客がまちがえて部屋の扉を開けないように対策を行うこと。特に部屋に入られない様にするのは相当気を使っている、通常時の接客を行いつつ考えているので期間中は精神的にもすり減り、癒やしという現実逃避を求めて更にSNSへ没頭していった。それと同時に睡眠不足に襲われはじめ、現実とSNS上に存在する嘘の世界線との境目がわからなくなりつつあった。

伊海 千果 @Chika_C83 · ███

 

ただいまー!! 学校疲れたぁ
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伊海 千果 @Chika_C83 · ███

 

ただいまー!! 学校疲れたぁ
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伊海 千果 @Chika_C83 · ███

 

ただいまー!! 学校疲れたぁ
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こうやって現実とは違う嘘が基礎になった存在になることで安寧を得ていった

今日でようやく要注意団体からの部屋の予約期日が終わり、気を張らなくて問題は無くなってきたが習慣のように私はSNSの海に飛び込んで、一日の疲れを忘れようと思う。ダイヤ・クロサワという現実を捨てて「伊海 千果」という全く存在しない人として。

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