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イスナ文字
イスナ文字は魔法の発動において重要な意味を保有している。イスナ語による魔法の発動はイスナ文字の形状の理解と語彙の意味の理解が必要である。以上からイスナ文字には魔法に関係する特殊な意匠が施されていると推測されているが、詳しいメカニズムはまだ研究段階にある。イスナ文字には方言や使用する民族によってその字体は大きく違うが、ここでは公用常態字(ルーク体)を用いる。
イスナ文字一覧
Α
ルク語音写: 母音形:a
名称 ΑΝΦ anf
凡用発音: 母音形[a],[ɑ]
モチーフ: 線形は"炎"、モチーフポイント1はその中心を指していることから、"炎自体"を表す。
Β
ルク語音写: b
名称 ΒΑΗ bah
凡用発音: [b]
モチーフ: 線形は"泉"を表す。
Γ
ルク語音写: g
名称 ΓΑΛ Gal
凡用発音: [g],[ɣ]2
モチーフ: 線形は"断崖"を表す。
Δ
ルク語音写: d
名称 ΔΑΗ Dah
凡用発音: [d]
モチーフ: 線形は"袋"、モチーフポイントはその中心を指していることから、"空気"を表す。
Ε
ルク語音写: e
名称 ΕΝΝ enn
凡用発音: [ɛ],[j]3
モチーフ: 線形は"差し伸ばす手"、モチーフポイントは手の中を指していることから、"手"を表す。
Ζ
ルク語音写: z
名称 ΖΟΘ Zwth
凡用発音: [z],[t͡s]4
モチーフ:
Η
ルク語音写: h
名称 ΗΑ ha
凡用発音: [ħ],[◌ʰ]5
モチーフ:
Θ
ルク語音写: th
名称 ΘΑΝ than
凡用発音: [θ]
モチーフ:
Ι
ルク語音写: i
名称 ΙΨ ish
凡用発音: [i],[iː]
モチーフ:
Κ
ルク語音写: k
名称 ΚΑΗ kah
凡用発音: [k]
モチーフ:
Λ
ルク語音写: l
名称 ΛΥ lu
凡用発音: [l]
モチーフ:
Μ
ルク語音写: m
名称 ΜΑΓ mag
凡用発音: [m],[ɱ]6
モチーフ:
Ν
ルク語音写: n
名称 ΝΥΜ num
凡用発音: [n],[ŋ]7
モチーフ:
Ξ
ルク語音写: v
名称 ΞΑΛ Val
凡用発音: [v]
モチーフ:
Ο
ルク語音写: w
名称 ΟΑΦ waf
凡用発音: 子音形[w] / 母音形[ʊ]
モチーフ:
注意事項: 母子音同体文字
Π
ルク語音写: p
名称 ΠΥ pu
凡用発音: [p]
モチーフ:
Ρ
ルク語音写: r
名称 ΡΑΗ rah
凡用発音: [r],[ɾ]8,[◌˞]9
モチーフ:
Σ
ルク語音写: s
名称 ΣΧΝ syn
凡用発音: [s]
モチーフ:
Τ
ルク語音写: t
名称 ΤΑΨ tash
凡用発音: [t]
モチーフ:
Υ
ルク語音写: u
名称 ΥΑΗΛ uahl
凡用発音: [u],[ʌ]
モチーフ:
Χ
ルク語音写: y
名称 ΧΦ yf
凡用発音: 子音形[j] / 母音形[ɪ]
モチーフ:
注意事項: 母子音同体文字
Φ
ルク語音写: f
名称 ΦΟΛ fwl
凡用発音: [f]
モチーフ:
Ψ
ルク語音写: sh
名称 ΨΑΗ shah
凡用発音: [ʃ]
モチーフ:
Ω
ルク語音写: o
名称 ΩΘ oth
凡用発音: [o],[ɔ]
モチーフ:
二重/三重音字
イスナ語にはイスナ文字二文字あるいは三文字で一つの音素を表す重音字がいくつかある。また、イスナ語の重音字には通常のルク文字音写とは違うスペルになる特殊な重音字が存在している。
二重音字
- ΡΡ - [rr]、巻き舌の"r"。凡用発音は[r]
- ΠΗ - [ph]、"f"に似ているが、発音記号は[p͡ɸ]と定義されている。方言によっては"f"と同じであることも多い。
- ΤΖ - [tz]、[ʈ͡ʂ]の発音。
- ΣΣ - [ss]、Ψと同じ発音。凡用発音は[ʃ]
- ΔΓ - [dg]、"j"と同じ発音。凡用発音は[d͡ʒ]
- ΔΖ - [dz]、同上。
- ΔΘ - [dth]、Θの発音を濁らせたもので凡用記号は[ð]
- ΛΛ - [ll]、凡用記号は[ʟ]
- ΝΜ - [nm]、凡用記号は[ŋ͡m]
三重音字
- ΤΣΗ - [tsh]、[tʃ]と同じ発音であり、"ch"と同じ発音である。
- ΣΣΣ - [sss]、凡用発音は[ʃː]、"しー"と発音する。
二重音字(特殊スペル)
- ΚΟ - [qu]、単純な音写では[kw]で発音も同じだが、母子音一体文字であるΟの母音と子音の区別をつけるために子音形のΚΟは[qu]というスペルとなる。
- ΤΗ - [ch]、単純な音写では[th]だが、この二重音字での発音が"ch"と同等であり、ルク語の"th"とΘとΨの混同との差異があるために特殊なスペルとなっている。
- ΚΣ - [x]、単純な音写では[ks]だが、スペル音写の簡略化の為に"x"を用いている。
数字
- 1 - 1を表す記号。
- 2 - 2を表す記号。
- 3 - 3を表す記号。
- 4 - 4を表す記号。
- 5 - 5を表す記号。
- 6 - 6を表す記号。
- 7 - 7を表す記号。
- 8 - 8を表す記号。
- 9 - 9を表す記号。
- 0 - 0を表す記号。
- 「 - 数字や台詞、強調箇所などを表す際にその箇所を挟むために前方で使われる記号。この記号は読まれることは無いが、言語学的に「フォラース」と呼ばれている。
- 」 - 数字や台詞、強調箇所などを表す際にその箇所を挟むために後方で使われる記号。この記号は読まれることは無いが、言語学的に「プラース」と呼ばれている。
品詞
イスナ語の単語は名詞、代名詞、前置的限定詞、動詞、副詞、形容詞、接続詞、数詞、文態詞、感嘆詞の十一種類の品詞に分類されている。イスナ語の単語は性や人称などに強い屈折を生じているため語順が柔軟であるという特徴がある。構文は基本的にはVSO形であり、動詞が先行するという点で他の言語と違う。これは魔法言語特有の命令形的語順を反映した構文であると思われている。
文法範疇
イスナ語の文法範疇は四つの性、三つの人称、三つの数、五つの格によって細分化されている。
性
イスナ語の名詞は四つの性(男性、女性、物質、精霊)によって分類されており、文法的な変化も確認されている。
男性名詞は生物的な特徴を持ち、かつ男性的な象徴を持つ名詞である。その他にも動物の意味を持つ名詞、竜あるいは戦争・武器に関係する名詞、枯れたあるいは動物的な行動を行う植物、神あるいはそれに関連するもの、地名、地形に関するものなどもこの性別に当てはまる。火、水、土、風、鍵、知能、知識の単語も男性名詞である。
女性名詞は生物的な特徴を持ち、かつ女性的な象徴を持つ名詞である。あるいは植物や菌類の意味を持つ名詞、芸術あるいは天気に関する名詞、天使に関連するもの、中空の球体、飲食物などもこの性別に当てはまる。光、闇、夜、昼、愛、扉、家の単語も女性名詞である。
物質名詞は非生物的な特徴を持つ名詞である。行為名詞はほとんどこの物質名詞に当てはめられており、一番汎用性のある名詞である。しかし、ごく稀な例として苔や地衣類のみは物質名詞であることが判明している。魔石については物質名詞である。
精霊名詞は魔界由来の物質あるいは生物の特徴を持つ名詞である。知覚あるいは感情に関連する名詞も行為名詞であっても精霊名詞に当てはまる。瘴気や呪いなどの魔素を介した現象に関しても精霊名詞に当てはまる。精霊名詞には人称は無く、精霊人称と呼ばれることもある。
人称
イスナ語の人称は一人称、二人称、三人称に分けられ、それに伴った文法変化も確認されている。なお、精霊名詞に関しては人称変化は存在せず、物質名詞には一人称が存在しない。また、一人称は男性名詞と女性名詞が統合しており、これらにより一人称は一通りの変化しかしないことが分かっている。
数
イスナ語の数は単数、複数、零数に分けられ、それに伴った文法変化も確認されている。単数と複数は数量が一であるものが単数、数量が一より大きいものが複数として分類されている。零数形についてはこれが文内に存在することで否定文に変化する働きを持つ。また、動詞のみの文であっても一人称零数形主格の代名詞をVSO型と同様の文法で付けられている。
格
イスナ語の格は主格、属格、与格、対格、奪格の五つが主要なものとして存在しており、それに伴った文法変化も確認されている。
主格は文の主語や主語の属性を表す格である。"~が" と訳されることが多い。属格は所有者を表す格である。"~の" と訳されることが多い。
属格はその他にも定義 "という…"、性質 "~をもつ"、価値 "≪イクラ≫で…" などを表す場合にも用いられる。与格は間接目的語を表す格である。"~に"と訳されることが多い。
与格はその他にも目的 "~のために"、起点 "~から"、行為者 "~によって"、重複 "~にとって" などを表す場合にも用いられる。
対格は直接目的語を表す格である。"~を"と訳されることが多い。
奪格は着点や手段、地点を表す格である。"~へ"または"~で"と訳される。奪格はその他にも時間、方法、比較、原因、同伴、状況などを表す場合にも用いられる。
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